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テオside
テオ『何も分かってない、分かろうともしないよなぁ、カントーでどんな事があって傷付いた人間がここに居ても……、お前らは知らない、知らなかった。そんな事いつも通りだ、知らなくて当たり前。知らなかったのも当たり前。』
俺は耐えきれなくて…、壁にズルズルと背中からかゃがみこんでそのまま蹲る。
テオ『俺は…汚ぇ人間だ。トレーナーと言えない。汚くて価値すらねぇよ、その辺の汚物と一緒だ……、俺なんかが幸せになる必要ない…。』
そのままギリッと両腕に爪を立て少しでも…まだ、日向に少しでも…足先だけでも良い、少しでも居たくて自身を苦しめる。
そっと爪を立てた手に優しく手を置かれ……。
カラスバ「話してくれてありがとな……、お前の辛さ、苦しさ伝わったさかい。頑張ったなぁ、偉いわァ。」
その言葉に腹が立ち
テオ『何だよ、同情か?要らねぇよそんなもん。俺がやってきたのはただの自己満足だ、もう二度と失いたくないから……。そこに犠牲が沢山あろうが俺には知ったこっちゃねぇ、他人の命なん知るもんか。』
俺はカラスバから目を背け、目を瞑る。
カラスバ「ほんで、それの何が悪いんや?」
テオ『…は?』
カラスバ「お前さんは助けたい仲間がおって、その為に足掻いたんやろ?別に悪い事なん無いやろ、友達助けるのにやり方なん色んなもんある訳や、友達想いのテオは素晴らしい選択したと思うで?」
何でこうも……、コイツは甘い言葉ばっか吐くかな……。
頬に手を添えられて……、くそ、甘えたくなるじゃん……。
カラスバside
テオは俺の手に擦り寄ってきてそのまま嬉しそうに俺に身を委ねてきた。
ホンマ敵わんし、可愛ええし、あー。
婚姻届いつ渡そう。