kz「よし!1234回目!」
錬金術を始めて1週間くらい。大体の授業の内容は教科書見てれば分かるから全く出ていない。
…え?出席率は大丈夫かって?
先生が教員室で俺のこと話してたら他の先生に聞かれたらしくて授業参観みたいに他の先生達も見学してるから問題ない…多分…
kz「魔法陣…削れてきたな…書き直すか」
kz「先生…これいりますか?」(魔法陣渡
T「いいんですか!?ありがとうございます!」
T「…やった!」(ボソッ
俺の担任は相変わらず楽しそうだからいいや(笑)
kz「う〜ん…ーーーをーーーに変えて…あれをこうしてこれをこうして…」
kz「…よし」(パッ✨
(シュゥッ
kz「…ぁ✨ …できたぁ!」
T「え!?できたんですか!?」
kz「えッあッ…はい…」
T「ぅええ〜!すごいですよ!人体錬成なんてここ1000年以上成功例が出てないです!」
T「kzさんは天才ですね!歴史的瞬間です!他の先生方にも報告しなければ!」
kz「( ⊙_⊙)パチクリ。」
天才…?始めて言われた…fuに対してしか聞いたことがなかったし…
いや…それよりも、今日成功したから明日は必ず一発で成功させないと…
kz「…先生」
T「はい、なんですか?」
kz「明日、ここの床に大きく魔法陣書いてもいいですか?」
T「床に…ですか?」
kz「もしくは大きい紙でもいいんですけど…人1人のせれるくらいの…」
T「うーん🤔💭」
T「床に書いちゃっていいですよ!👍」
T「許可取らないといけないと思いますけど、多分すぐOKでますよ」
というわけで明日syuを直すことにした。
何事もないといいんだけどな…
rm「なんもいい情報ねーな…」
fu「疲れた…」
何時間も聞き回っていたけど、いろんな生徒がナンパしてきたりしてあんまいい情報がえられなかった。
日暮れてきたし一旦帰るか…
fu「あ、kz!」
kz「お、fuとrmじゃん。なにしてたの?」
rm「犯人探しのための聞き込み…」
kz「…あ〜…成果は?」
rm「ゼロ」
fu「心当たりない?」
kz「あるといえば…あ…る…?」
rm「誰?」
kzの話によると、俺らの一個上の先輩の令嬢?らしい。
syuに好意を寄せてたらしくて、あの時kzを拉致った主犯みたい。
rm「そいつが犯人?」
kz「多分…この前寮に戻る時に鉢合わせしちゃって…」
fu「それ…大丈夫そ?」
kz「うん。でもそのときに…」
fu/rm「そのときに…?」
kz「[なんでまだ生きてんのよ…あの魔法液かけたんじゃなかったの!?]って聞こえてきて…」
rm「確定だな」
fu「うん。確定で黒」
kz「俺にはそういうの効かないんだけどね〜…」
まあ…俺たちの聞き込みの努力も虚しく…一瞬でkzの能力でわかってしまった。
明日…詰めに行くか?でも、fuがな〜…
kz「明日さ、二人ともちょっと手伝ってくれない?」
rm「いいけど」
fu「どうして?」
kz「荷物持ち」
fu/rm「え”ッ…」
明日は…雑用か…
kz「よし!やるか!」
魔力完全回復!体調万全!環境…
T「kzさんすいませ〜ん…先生方皆見に来ちゃったみたいで…」
kz「ぁはは…」
まぁ…よし…
kz「じゃあまずはrm、ーーー、ーーー、ーーー、をそれぞれ◯個持ってきて」
rm「り」
kz「fuはーーー、ーーー、ーーー、ーーーをそれぞれ◯個ずつ」
fu「了解!」
俺は二人に指示を出して、そのうちに魔法陣を書いた。
特定の部位を中身に入ったまんま生み出すようにするから、細かく精密に。
少しのズレがあったら最初から書き直す。10回くらいやってやっとできた。
失敗したやつは先生たちにあげた。めっちゃ喜んでる。
kz「あとは俺一人でできるから授業行ってていいよ」
fu「授業って言っても先生たち全員ここにいるからどうせ自習だぞ?」
rm「見てていい?」
kz「邪魔しないなら…」
fu/rm「じっとしてます」
材料の調合に入ると周りが一気に静かになった。こういう時は一番集中できる。
さらに集中しようと思ったら無意識に歌を歌っていた。
kz「〜♪…〜♩…∼♬」
精霊達が歌ってたっけ?もっと集中できるから好きなんだよな…
T「あの歌…」
rm「fu…」
fu「うん…やっぱりkzってすごいよね」
rm「ね」
T「fuさん…どういうことですか?」(コソッ
T「なんでkzさんは精霊王の歌を歌えてるんですか…? 」(コソッ
fu「あ〜…えーっと…」
rm「企業秘密で」
T「ぇえ〜…そんなぁ…( ´・ω・`)シュン」
T「他の先生方も気になってるんですよ…」
rm「本人の口から聞いたほうがいいんじゃないですか?」
T「…そうですね」
kz「〜♪」
kz「…できた♪」
fuとrmに手伝ってもらって、syuの頭を魔法陣の中心に来るように置く。
syuの頭に穴を開けて作った液体をその中に入れる。
rm「kz…お前…」
fu「さすがにそれはないって…」
T「kzさん…」
なんか…途中みんなに引かれてたけどなんかやったかな…?
ま、いっか…
kz「準備完了!」
魔法陣から出て魔力を込める。ちょっとだけだと駄目。多すぎても駄目。
丁度いい量…大体俺の魔力の半分くらい。(←結構多いですよね…?)
kz「よし…」(パッ✨
細かい座標に造るからいつもよりも時間がかかる。けど、syuを直すためなら別に大丈夫。
(シュゥッ
kz「…」
rm「成功…した?」
kz「うん、完璧」
fu「まじで!?」
fuの一言のあとワンテンポ遅れて錬金術室中がざわついた。みんな困惑、驚き…いろんな感情が混ざってた。
T「kzさん!」
kz「ぅえッはいッ…なんですか…?」
T「前代未聞です!座標を完璧に!特定の部位で!しかも見えないのに造ってしまうこと!」
T「全部!歴史上初ですよ!」
kz「そう…なんですか?」
T「はい!凄いです!」
kz「…凄い…?」
凄い…………..凄い…か…嬉しいな
syu「…んッ?」
kz「あ、syu?」
syu「…?kz様?どうしたんですか?」
kz「ッ…syu!」(抱着
syu「!?」
kz「よかったぁ…」(ポロポロ
syu「ッッ!?kz様ッ…なッ泣かないでくださいッ」
kz「嬉し泣きだから…大丈夫…」(ポロポロ
syu「…」(ナデナデ
kz「…ぇへへ///」
kz「スゥ…スゥ…」
fu「寝ちゃった…」
rm「まぁ…魔力の半分以上一気に無くなったんだからそりゃ疲れるよね」
syu「なにがあったんですか?」
rm「え〜っと…」
俺はsyuが寝てからの経緯を知ってる所まで詳しく話した。
syu「( ・A・)ホヘー」
rm「なんか…前よりも幼くなった?」
syu「…?そんなことないですよ?」
syu「まぁ…kz様が俺のために頑張ってくれたことには喜んでますけど」(ニコニコ
fu「rm…やっぱり前より感情表現とか大きくなってね?」
rm「まじそれな」
kz「…んぁ」
kz「…あれ?ねてた?」
syu「おはようございます」
kz「あ、おは…よ”ッ!?」
朝起きたらsyuの顔が真隣にあった。
ちっか!?顔ちっか!?なに!?俺syuと寝てたの!?
syu「昨日はありがとうございました」
kz「ぅえ…」
syu「…?大丈夫ですか?熱とか…?」(コツン(額
kz「⁉⁉⁉⁉⁉////」
syu「熱は無いですね…あれ?」
kz「あ…ぅ///」(プシュー
syu「?」
朝からそれはやめろぉ…心臓が持たん…
あ…そういや、先生に呼ばれてたはず…時間は…
kz「!?まずいッ!syu!教室早く行かないと!」
syu「準備できてますよ」
syu「朝食は簡単に食べれるものを作りました」
さすが有能…逆に怖い…
T「あ、kzさん!syuさん!やっと来ましたか〜遅いですよ!」
kz「すいません!」
T「まぁ…kzさんは仕方ないですよね〜…fuさんとrmさんも来てないですし…」
syu「まだ来てないんですか?」
T「僕…朝から待ってるのに…(´・ω・`)」
kz「ほんとにすいません…」
syu「サンドイッチいりますか?」
T「いいんですか?…ありがとうございます〜(泣)」
なんか…syu人間味でてきてんな…
fu/rm「すいません!遅れましたああああああ!!!!!!!」
T「大丈夫ですよ〜もう少し早く来てくださいね〜」
fu「はい…」
全員揃ったところで今日の授業と言う名の先生の熱弁が始まった。
今日は錬金術の歴史についてとか…
T「いや〜本当にkzさんのあの錬金術は凄かったですね〜」
rm「syu造った時点で凄いと思うんだけどな…」
T「え…?」
rm「え?」
T「え…造ったんですか…?」
fu「らしいですよ?」
T「…へ?」
先生が固まった…fu…rm…いらんことを言うな…
T「造った?人を?しっかり動いてる人を…?」
あーあー…混乱しちゃってるよ…
T「??????????」
T「へ?」
(キーンコーンカーンコーン
先生が混乱したまま1限目が終わった。
次は確か…実習だったっけ?早めに移動しとこかな。
kz「fu、先生頼んだ!じゃ!」
fu「は!?ちょッ…kz!!!!!」
si「しっかしkzはすごいよね〜」
ym「俺らの力も借りずに錬金術成功させちゃうもんね」
rt「あんな暗かったのに今じゃめちゃくちゃ明るいよね」
rf『syuノオカゲネ!』
fi『案外rmトfuノオカゲデモアルカモヨ?』
fd『syu、ゴ 飯作ルノ上手ニナッタシネ〜』
rb『kz、好キナ子イルミタイヨ』
hr『予想ハツイテルヨ…』
tm『安心シナイホウガイイカモ…』
rf『マア、一旦アノ令嬢?ハ懲ラシメテオキマショ!』
全員『賛成!』
si「回復不可能までならいいよ」
ym「再起不能でいいじゃん」
rt「ほどほどにね…」
kz「…?」
syu「どうしましたか?」
kz「いや…なんか変なところでヤバイことが考えられてるような…」
syu「…?」
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創作意欲戻ってきた!
コメント
1件
やっぱりKzさん天才… Shuさん起きてよかったー😭 先生全員来て自習になってんのまじ草