不穏です、kyngメイン
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「迷惑かけんなら、もう任務来なくていいよ」
その一言で俺の全てが壊された。一気にバラバラになっていく心は、今でも治すことが出来なかった。例え、治ったとしてもまた途中で崩れてしまった。
「っ、ふ、…っ……死にた、…」
生きる意味など捨てた俺は、ずっとベッドの上で涙を流し、ただ後悔と謝罪の言葉を述べていた。
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その日はただ何も用事がなく、いつものようにダラダラと過ごそうと思っていた。ゲームをしようとパソコンに電源を入れようと思ったとき、ヒーロー活動でしか使わないデバイスから、ある通知が来た。そこには、「西〇〇町で大型のKOZAKA-Cが発生。直ちに現場に急行せよ」と述べられていた。俺以外は今日は用事があるからっと昨日言ってたのを思い出し、一人で行くことにした。
現場に向かえば、想像していたよりも遥かに大きいKOZAKA-Cがそこにいた。握っていた剣を落とさないように、力強く握りしめKOZAKA-Cに挑む。
どのくらい経ったのだろう。無事、討伐に成功した俺だが、どうにも動けそうにはなかった。足は折れ、上半身には痛々しい傷跡が沢山できていた。きっと、3日ほどはここから動けないだろうと思い、3人に連絡をしようとするが、肝心のデバイスが見つからなかった。きっと、戦っている時に落としどこかに転がっているのだろう。まぁ、誰かしら気づいてくれると目を瞑る。その時はまだ俺は知らなかった、精神が崩壊することを。
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「ねぇー、ロウどこにいるか知ってる?」
今日はDyticaで事務所に集まる用事があった。俺含め、カゲツ、星導は事務所に居るが、遅刻魔の小柳はそこにはいなかった。遅刻魔だから、始まって10分くらいは待っていた。待っていたのだが、一向に来る気配はなく20分、30分待っても扉が開くことはなかった。
「3日間も配信してないですよね〜」
「なんかあったんか?」
俺たちの心配する気持ちはOriensにも、広がっていたらしく、電話やら連絡をとってみると言うが実際まだ返事は来てない。俺も、俺で個人でメールやら電話をきっと50くらいは送ってるはずだが、返事すら、既読すらもつかなかった。
「ロウ、どこにいるの…」
「もう少し待とうや…きっと帰ってくる」
「…あと、2日だけ……待ってみましょう」
焦りと不安と恐怖が俺らを蝕んでいく。生存確認ができない以上、俺らはどうすることも出来ない。後の2日間、どう過ごせばいいのか俺には分からなかった。
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続き書くか迷ってます;;
コメント
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わぁぁ😳👀✨ 不穏だいすきなので助かりまくります😇 続き良ければ見たいです‼️
めちゃくちゃ続き気になります😭