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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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──────杉沢第三高校、家庭科準備室









もとい、心霊現象オカルト研究会部室。










虎杖「本当にいいんすね、先輩」










慎重な声で聞く虎杖に、2年の佐々木と井口は頷いた。






静かな緊張感が空間を支配する。









虎杖「よっしゃ、行くぞ!!!」






3人は人差し指を十円玉の上に乗せ、大きな声で言った。






「「「こっくりさんこっくりさん、生徒会長がギリ負ける生き物を教えてください!!」」」






そしてその十円玉はゆっくり、けれど確実に文字の上に進んで行く。





指した文字は、く、り、お、ね








虎杖「クリオネだってぇー!!!雑ッ魚!!!」










佐々木も井口もげらげらと笑い、教室内には大きな笑い声が響いた。





刹那、



スパァン!!!!!!!!!!!




虎杖「うおっ!!」



佐々木「えっ何!?」






勢いよくドアが開かれ、1度女の子が見えたが、ありすぎた勢いのせいで扉は閉まった。←







井口は席を立ち上がり、普通に優しく扉を開いた。







虎杖「あ、美優!!」



『ナニしてるの!?楽しそうだったから来た!!!』





あまりにサイズがあっていない、ていうか何故それを着ようと思ったのか、と言えるほどオーバーサイズなパーカーの袖を振りまくる。






走ってきたのか、伸びた綺麗な髪の毛はボサボサになっており、虎杖は美優の髪の毛を手ぐしで整えてあげた。






佐々木「あれ、美優ちゃん今日補習で来れなかったんじゃ…」『オワッタ!!!』




井口「眼力すごいな。」





『オワッタ!!!!』


虎杖「わかったよ!!!」






美優が教室に入ったことによりさらに賑やかになる。




ありえないハイテンションぶりに、3人は呆れたような顔はするものの、美優を見る目は優しい。





美優は向かい合わせにくっついた3つの机を見、机に指をさして言った。



『….あ、”こっく”さん!!!!!』





井口「こっくさん…」



佐々木「こっくりさんだよ!!;」






虎杖「あぁ、さっきやってたんだ。生徒会長がギリ負ける生き物は?って!!」



佐々木「くっ、クリオネって…ふふっ」





『じゃあカイチョーはプランクトンだ!!!!』←


井口「ぶっ!!!!!!!」






タァアン!!!!!!!




会長「オカ研ッ!!!!」




また勢いよく扉が開いて、中に入ってきたのは、話に上がっていた生徒会長だ。










『プランクトン!!!!!』




佐々木「ブッ!!!!!!!!!」

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