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第3話ではジャスミンの登場とか言いながらジャスミンしかいなくてすみませんでした。

長そうだしここで切るかと思ったら意外と短くて私もびっくりです。

今回はたっぷり伊波が出るので安心?してください

では4話もお楽しみください

行ってらっしゃい!!


[伊波視点]

(なんか逃げちゃってけど、やばいことしたよな?)

逃げる前はどこに行こうなどの迷いがあった。しかしなぜか逃げ始めるとまるで通学路のように何も考えずに体が動いた。家の上をぴょんぴょんと渡ったり、棒高跳びをしたりして逃げた。

(なんか既視感があるんだよな。この道も、住民の顔も。とりあえずは体の言うがままに動いてみるか。ヒントがあるかもだし)

何分ぐらい逃げたのだろうか、郊外に向かったからか日が暮れたからか、人の声は聞こえなくなった。しんとした雰囲気に懐かしいというか、安心感を感じた。

(ここはなんか安全そう。今日はここで寝よう)

そこには誰にも知られてないであろう部屋があった。入ってみると埃っぽい。その上、灯りは疎か水もない。しかしそんなことは気にならない。なぜか、カーテンがかかっている壁が気になって仕方がない。引き寄せられるように歩いて行って、カーテンを手繰る。

「何これ?宮殿!?いやディズニーじゃないん..だ..し..」

目の前には、夜の暗い街に堂々と聳え立つ金色の宮殿があった。この街の誰もが憧れる煌びやかで神々しい宮殿が。

(いやいや、ないない。いくらアラジンの宮殿に似てるからって、異世界転生はあり得んでしょ。てか俺多分死んでないから転生とかせんし。てか今アラジンがいないってことは俺が代わりをしないとってこと?無理無理、怖すぎでしょ。)

落ち着いたはずの頭がまたぐるぐると回り始めた。

「落ち着けー伊波。まず、アラジンのストーリーを思い出そう。メインキャラはジャスミンとアラジン、ジーニーにジェファー。それにみんなお供がいて、アラジンはアブーで…」

ハッと気がついた。

(もしかしてアブーがいるのか?そしたら心強い。アラジンの代わりならいるはずだ!)

「アブー?出ておいで、俺を助けてほしんだけど。」

家の中はなんの気配もない。ただ俺とオトモのララだけ。

(もしやララをアブーの様に使えと言うことか。確かにララは優秀だし、そばにいてくれるいいやつだけど、て言うことは…。)

「俺ずっとメカニックってこと?厚着なんだよこれ。いーやぁーだー」

ぐずっても誰も宥めてはくれないし、状況が良くなるわけでもない。諦めて布団で寝ることにした。

「水も電気もネットもない。それにこれ木に布団敷いただけだし、ご飯食べ損ねたし。てか何よりあーつーいー。おうち帰るー。コメ欄でリスナーをもて遊ぶんだー。」

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