この作品はいかがでしたか?
13
この作品はいかがでしたか?
13
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
<ジャスミン視点>
朝日が昇る前だからか、まだ街は静まり返っている。
人の気配が全然ない。
「このままやっていけるのかしら?いや、やっていかなきゃダメだわ。朝になるまでもう少し遠くに行こう」
闇の中を淡々と歩き進めた。
<伊波視点>
朝日が顔をのぞかせ、街に人がまばらに見え出した頃、。
「もぉー、暑くて寝れないって!」
汗で服が肌に張り付き、体を洗おうにも水がないという状況で一晩を越した。
「本当にイライラする!!」
「こんな時こそx(旧twitter)でおはポスして、みんなに愚痴を聞いてもらおう!」
ポケットからスマホを出し、xを開こうとするが、ここは砂漠。スマホが繋がるわけがなく、圏外を指していた。
「x使えないとか縄文時代かよ!」
暑さのせいの苛立ちに加え、希望をねじ伏せられたことがあり、苛立ちは頂点に達していた。
「このイライラ、誰かにぶつけてやる!そうだ、ディティカの誰かに寝起きドッキリするか!」
ポケットk(以下略
「は?もう無理なんだけど、スマホなんか要らねー」
スマホを持った腕を思いっきり振りかぶって、床に叩きつけようとした時、
オトモ「フルフル(頭を振る」
オトモは、伊波の振りかぶった腕を掴んで、全力で止めようとしている
(いつもこんなに自己主張激しいタイプじゃないのに、、)
「…はぁ、まぁまだ何か方法はあるかもだもんな、ごめんな」
その言葉を聞いたオトモは嬉しそうに伊波の周りを飛び回った。
その後、スマホの機能を確かめると衣装を変えれることに気がついた
「メタモルフォーゼで……を……で、、完成!」
メタモルフォーゼでオトモを出したままで、上着を脱げるようにした。その上、昨日の服や髪のままでは一瞬で強盗だとバレてしまうので、新衣装に変えてみた。
「よし、これでまた街に出てみよう。」
「それで、アラジンのストーリーを進めよう!」
<ジャスミン視点>
朝日が上り、街に人がごった返すようになった。
(人が多いわ、布で目以外は隠しているとはいえ、王女ってバレないかしら?いや、バレないようにするのよ)
周りに気を配りながら道を歩いていると、飢えている子供を見つけた。
(アグラバーってこんな状態なの?大変だわ)
ジャスミンは目の前にあったパンを一つとって、子供たちに渡していた。
「どうぞ、これ食べて元気出して!」
子供「いいの?ありがとう、お姉さん!」
手を振って去っていく子供を眺めていたその時、腕を掴まれて、大きな声で叫ばれた。
パン屋のおじさん「今日も強盗か?もう騙されないぞ!ほら、金を出せ!」
「お金なんて持ってないわ。目の前の困っている子供にパンを与えただけじゃない!これは当たり前の行動だわ」
その言葉を聞いて、パン屋のおじさんは腕を握る手にさらに力が加わった。
???「おじさんそんくらいにしてって。ねっ」