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御本人様には一切関係有りません 。
おやすみ泣き声、さよなら歌姫 / クリープハイプ 様
素敵な楽曲お借り致しました 。
リクエスト .
温かい陽気 、 眩しい日差しが地面を照りつける。
春一番の陽気で 、 桜も満開 。
正にお花見日和だろう 。
『 瑞っ 。 』
『 久しぶり 、 ごめんね全然来れなくて 』
「 んーん 、 来てくれるだけで嬉しいから 」
『 そっか 。 ぁ 、 ねぇ瑞 』
『 また曲 、 作ってきたの 』
病室に備え付けられているパイプ椅子に 、 百が自分で買ったも瑞色のクッションを敷いている 、
少し彩られた椅子 。
決まって 、 百は此処に腰掛ける 。
「 やった 、 百くんの曲だいすきなんだ♪ 」
百のギターに合わせて 瑞が歌う 。
いつもの光景で 、 同室の患者や看護師も楽しみにしていたという 。
「 ー♪ 〜♪ 」
温かい日差しに劣らず 、 温かく包むような声色は 、
せかいいち平和で 、 幸せに映えた(みえた)。
「 瑞さんの容態ですが 、 あまりよくはなっていないというのが正直なところです 。」
「 ですが まだ希望はありますので これからも頑張っていきましょうね 。 」
何度聞いたか分からない担当医の言葉 。
その度に 瑞がなにかあったのかと気づいてしまっているのではないかと冷や汗が頬を伝う 。
〝 容態急変 〟 〝 余命半年 〟 〝 いつ死ぬか分からない 〟
担当医の言葉全てが 俺の胸に深く突き刺さった 。
「 瑞の病気 、 治るかな ? 」
『 瑞なら治せるって 、 平気平気 』
昨日の出来事だったのに 。
「 瑞さんの容態が急変しました。 今すぐ緊急手術を行います。 」
深夜三時半 、 月灯りを頼りに病院まで走った 。
祈ることしかできない数時間 、 自分の無力さを呪った 。
〝 カチッ 〟
手術中のランプが消えた瞬間 、 反射で立ち上がった 。
『 先生 、 瑞は … !!! 』
「 全力を尽くしましたが 、 … なんとも 、 」
瑞が亡くなったのは 、 じめじめじた梅雨の日だった 。
お天道様すらも見守っていない 、 暗い空気の中 、 沢山の同級生や先輩に見守られながら式をあげた 。
百は泣かなかった 。
ただ淡々と 、 まるで事務作業をこなすかのように瑞の葬儀を済ませた 。
その日の深夜三時半 、 六奏ビル屋上 。
『 ねえ瑞 ? 』
『 もう最後の曲かぁ 、 速いね 』
『 アンコールはどうする ?』
帰ってくるはずもない答えを 、
『 瑞のことだから 疲れたとか言って無いんでしょ笑 』
虚空に向かって問い続けている 。
「 お前も随分歳をとったよな 」
「 実の母親が死んでも泣かなかった癖にな 」
『 それとこれとは関係ないだろ 。 』
『 拝啓愛する歌姫 、 』
「 拝啓愛するギタリスト 、 」
『 気丈に振る舞っていたのは嘘だった ?』
「 泣き声 でも僕は気づけなかった 」
『「 無き声 僕は気づきたかった 。 」』
おやすみ泣き声、さよなら歌姫 / クリープハイプ 様
素敵な楽曲お借り致しました 。
コメント
1件
うわっ…これ2話目か。めちゃくちゃ刺さったわ。 病室での百と瑞の穏やかな時間が、瑞の容態急変・死・葬儀と一気に暗転する流れ、構成が巧いなと思った。百が葬儀で泣かなかった描写と、屋上で虚空に向けて呼びかけるシーンの温度差がグッと来る。「拝啓愛する歌姫」「拝啓愛するギタリスト」の呼応はもう…泣くなって言われても無理だ。 楽曲タイトルを作品名にしているのも雰囲気に合ってて、ももみやさんのセンスを感じる。連載中ならこの先どうなるのか気になりすぎる…続き楽しみにしてます🔥