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〜友チョコ〜
べるあふぇ
「…………」
私ーーべるは、机の上に置いてある、チョコレートやまな板、包丁など、色々なものを見て、絶句している。
その横で、瑠璃ちゃん、おどろくさん、うたいさんがにこにこしながらこちらを見てくる。
そして、…ななっし〜は、興味なさげに私たちを眺めている。
「………あの〜。この材料は何ですか……?」
私は、苦笑いを浮かべながらみんなに聞く。
すると、みんなは一斉に、
「「「バレンタインだからね。好きな人にチョコをあげるんだよっ」」」
と言った。
私は、身体がわなわな震える。
「…………逃げることって……?」
私が恐る恐る聞くと………
「「「ダメにきまってるじゃんっ」」」
と言ったのだった。
ーーーーーーーーーーーー
「あの〜……私、好きな人いないんだけど…」
と、私が言うと、おどろくさんは首を傾げた。
「えー?べるしゃんって、あふぇしゃんが好きなんじゃないの?」
………………えっ??????
「そ、そんな訳ないじゃんっ!?」
何で、そうなってんの!?
「え〜?でも、ずっと私の家ーー兄のあふぇりるの家に来るじゃないですか?」
瑠璃ちゃんは口を尖らせながら言う。
「い、いや……それはそうなんだけど………っ」
家に行くのは………好きとか、そう言うんじゃなくて……っ
「べるさん、言ってくれればよかったのにっ」
ななっし〜までもがニヤリとしながら言ってくる。
そんなぁぁ!!!私、別にあふぇさんは好きとかではなくて……。友達と言うか………仲間というか?
友達以上恋人未満って言うやつだよ!!
「………まぁ、それでもチョコを作るのは変わんないでしょ?」
うたいさんがみんなをなだめるように言う。
「あぁぁぁぁぁぁぁ天使ぃぃぃぃぃ!!!そう!私は!!あふぇさんには『友チョコ』として作ろうと思ってるんですっ!うたいさんありがとぉぉぉぉぉ!!!」
私が、うたいさんに目を輝かせながら言うと、
「まぁ、いつかは絶対、友達から恋人になるだろうし?」
とうたいさんが優しく笑いながら言ったのだった。
そして、私はと言うと、「だ、騙されたぁぁぁ」としゃがみ込むのだった。
ーーーーーーーーーーーー
「はい!届けてらっしゃいなのだ!」
皆が私の背中をポンッと叩いて、見送りをしてくれる。
「〜〜〜〜〜〜!!!」
な、何かさっ。
こう言うの、さもなな、凸うた、ニグおど、みたいなカップルだから良いのであってさぁぁぁ!!!
私は、カップルでも、何でもないんですよ!!
私たちはそんな、横に並んでても恋人みたいな雰囲気じゃなくて、『仲間』みたいな雰囲気なんですってば!!
「友チョコなんでしょ?本命とかじゃないんだったら、普通に届けれるでしょー?」
ななっし〜がにっこりと言う。
うぐっ。すんごく煽りみたいな口調だったよな!?
「〜〜〜〜!!そ、そういうみんなは届けたの!?」
私が大きな声で言うと、ななっし〜がそっぽを向く。
そして、おどろくさんは大きく頷いて、瑠璃ちゃんとうたいさんは、頭を横に振る。
「ほ、ほら!!おどろくさん以外は照れてるんじゃん!」
私は急いで言う。
「て、照れてないっ…………」
ななっし〜が首まで赤く染めて、言う。
「まだ照れてないしっ……」
まだ渡してない枠のうたいさんは横を向く。けど、少し赤くなっているのが分かる。
「楽しかったのだ!!」
おどろくさんは元気に笑う。
「私は非モテなのでー………」
瑠璃ちゃんは「あはは…」と無の顔をする。
みんな、違う感じの反応で面白いな!?
「そ、それは良いから!!早く渡して来いっ!」
と、ななっし〜に背中を蹴っ飛ばされたのだった。
ーーーーーーーーーーーー
すぅぅぅぅぅ…………
私は、インターホンへと手を伸ばした。
ピンポーン
呑気な音が聞こえる。
『はい。北園でーす って、べるさん?』
あふぇさんの声が聞こえる。
「えっ、えっと………べる、デス……。えっと……その……」
私は、なんて言っていいか分かんなくて、下を向く。すると、あふぇさんが急いで来る音がする。
バッッ!!
「べるさんっ、どうした?」
あふぇさんがドアを開けてでてくる。
「え、えっと…………ね」
私は、下を向きながら、チョコを入れた袋を急いで渡す。
「えっ?」
あふぇさんがびっくりしたような声を上げる。
「えっと…………………と、とととと友チョコでです!!じゃあ、また月曜日!!!!!」
私はそう言いながら、ユータンして家に帰るのだった。
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〜あふぇりる目線〜
僕に渡された、チョコの入った袋。
可愛くラッピングされている。
「……………」
『友チョコ』って分かってはいるけど……少し、期待してしまったバカな自分が居た。
でも………それでも、
べるさんが来るとは思っていなかったから、友チョコでも貰えて嬉しいな…っていう気持ちがある。
……いや、゛貰えて ゛嬉しいと言うか………゛土曜日でも会えて ゛嬉しいと言う感情の方が大きいかも知れない。
「ははっ。ホワイトデーの時に、マカロンでも渡してやろうかなっ」
僕は、そんな冗談を言いながら、笑みを浮かべていた。
ーーー
(凸うたとかニグおども書きたかったなっ!?)