前髪切るの失敗してぱっつんなっちゃったーってやつ書きたかっただけ
シェアハ?同棲…?
朝起きて洗面所に行ったら先にピヤノがいた
とくに何も考えずに声を掛けた。
「ピヤノおはよー、なにしてんの?」
『あ、Akiraさんおはようございます〜…』
『前髪結構伸びてきたな〜って思って』
鏡には前髪をくしで梳かしながら長さを考えている彼が映っていた
ピンで留めるのはどうかと言ってみたら、すぐに無くしてしまうし、単に似合わないかららしい。
俺は見た事ないけど似合わないことは無いだろうと思った。だってなんでも似合うし…
「あ、俺が切ってみていい?」
と提案したところ、だいぶ悩んでいたが
『んー…、まあ…信じてますよ?』
と言われたのでOKというところだろう。
簡易的な準備をして、ピヤノを椅子に座らせた。
「どんくらい切る?」
『眉毛より下で…』
『ぇ、これほんとに大丈夫ですよね…
オン眉にはしないでくださいよ!!』
と圧をかけられた。
そんだけオン眉嫌ならさすがにイタズラはしない。
てか俺も自分がオン眉にされたら嫌だし
「ふ〜……いい?切るよ?」
溜めないではやく切ってください、
と怒られてしまった。人の髪を切る経験なんて今までで1回もないからかなり緊張した。
手持ちの部分を押したら、彼の髪がチョキと切れる感覚が伝わってきた。
全然ほんのちょっとしか切ってないが、
なぜか少し感動できた。
いい感じにうまく切れていた時、ふと手に力が入ってしまい、ジョキっという音がした。
あっ、と2人で声を漏らした。
ピヤノは今までに見た事ないくらいに目を見開いていた。
『ぇっ…あ…あ、あぁ…』
状況が飲み込めず母音を口から出す彼。
『ぁ…ぱっ…つ、ん…』
髪は完璧なぱっつんになっていた。
それを見た俺は思わず笑いが込み上げてきた。
『ちょっ、!笑わないでくださいよっ…ふふ…w』
俺につられて笑っていた。
しばらくお互い腹を抱えて笑っていた。
『で、これ….どうするんですか?』
どうしようかな…てかこれからどうもできないと思うけど….
「えーっと…..えー….」
「あ、前髪分ける〜とか、ピンで留めて誤魔化す…
出来るかな、」
『前髪分ける〜…あ、あり…かも?』
そう言いながら実際にわけて見ているピヤノ。
なんか…雰囲気変わって…良いっ…
「…あ、前髪分けるならピン付けた方が楽なんじゃない?」
『あ〜、それはそうだ…ピンにしようかな』
「ピンあるよ、はい」
ポケットからいつも使っているピアノの小物が付いているピン出した。
『おー、なんか結構いい…かも?わかんないけど』
さっきとは少し違い、ピアノが付いているだけで少し幼さが出ていてとても似合っている
「おー!めっちゃ似合うじゃーん!」
『まぁ、しばらくはこれですかね…なんか、最初からピン付けとけば良かったな…』
「うっ」
ごもっとも。
↓こいつ消えない