休日の午後照は朝のランニングに行ったきりまだ帰ってこない。
本当よくやるよなとか思いつつソファに座りなんとなくテレビをつけるたまたま昔よく見ていたドラマがやっておりそれを見ることにした。
ドラマの内容はよくある恋愛もので最終的には結婚して子供もできてハッピーエンドで終わる話なんだけどそのドラマを見ていると胸の奥が締め付けられるように苦しくなった。
深「このドラマみたいには出来ないもんな…」
そう、このドラマの様に結婚して子供を授かって幸せな家庭を築けたらいいのだが現実はそうは行かない。
今の日本は結婚は出来るが子供なんて作れないそんなの照にとって本当に幸せなのか
ただ俺が巻き込んでしまってるだけではないのか…考えたくもない答えが頭の中をよぎっていく。
深「もう、自由にしてあげるべきだよな」
照が帰って来たら話し合お、よし決めた。
それからしばらくして照が帰って来た。
深「おかえり今日もよく走って来たね笑」
岩「うん、ちょっと絞りたくて」
深「そっか、」
岩「…ふっか?どうかした?」
深「っ、あの、話したいことあるから座ってくれる?」
岩「うん?分かった」
照をソファに座らせてココアを片手に話を聞いてもらうことにした。
深「あのね、照はさ、今のままで幸せ?」
岩「うん、十分すぎるくらい幸せだよ」
深「そっか、あのさ、これは俺の独り言だと思って聞いてて」
岩「うん、?」
深「結婚式は沢山の人を呼んで祝福して貰いたいし、出来れば子供も授かりたいよね」
岩「そうだね」
深「んで、幸せな家庭を築いて…って…」
岩「ふっか?何が言いたいの?」
深「今の話に俺は含まれてないからっ、」
岩「はっ、?」
深「だからっ、照は俺以外の人と結ばれて幸せな家庭を築いてねって話」
岩「ちょっとまてよそれ本気で言ってる?」
深「やっだな…俺が嘘ついたことある?」
岩「ふっか、本気なら俺の目見て言って」
深「ほんっきだよ…グスッ」
照に頬を掴まれ強制的に目を合わせる形になる。
岩「…嘘ばっかし本当はそんな事思ってもないくせに…」
深「だって、そっちの方が…幸せにっ…んむっ、⁈」
岩「もう一回黙って」
次の言葉を言おうとした瞬間目の前の視界が真っ黒になり唇に柔らかく弾力のあるものが重なりそれがキスだと理解するのに時間はかからなかった。
甘く深いキスを落とされ呼吸が苦しくなり照の胸を叩くとようやくやめてもらえた。
深「はっ、はぁっ…ながすぎっ、…///」
岩「ふっか一度しか言わないから聞いて」
深「っ、うん」
岩「俺は生涯深澤辰哉しか愛さないって決めたのだから今後何があってもふっかと一緒に生きていくし、ふっかがやだって言ってもずっとそばにいてやるから覚悟してて」
深「…でもっ、子供とか出来ないんだよ…?それでもいいの?」
岩「俺はふっかがいてくれたらそれで良いよどうしても欲しかったら養子を取ろう?」
深「うんっ、ありがとっ、グスッ」
それから数年後本当に照と結婚して子供を本当に養子からもらって育てるとはこの時は全く思わなかったよね。
end
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岩本家物語本編次から始まります~!!
はるか昔のお話なので文が拙いかもですが、楽しんで貰えたら嬉しいです🥹🥹💦
コメント
3件
めいさんー!!! 新作あげてくれるなんてほんと嬉しいですー!!!🥹🥹 無理しないでくださいねー!!!😊
めいさーーーん!!! 待ってました🥹❤️次のお話も楽しみに待ってます✋🏻✨️ めいさんのペースでゆっくり書いてくださいね🙏🏻❤️