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koyuki
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Ⓐ「おはよ〜!!」
Ⓐ「ね、ⓜ? 昨日のテレビ見た?笑」
左手首にシュシュを付けているあの子はあっきぃ。
いつもみんなの中心にいて、笑顔を絶やさず、クラスの中心にいる。
まるで主人公のような存在だった
Ⓟ「Ⓐ〜?ここわかんなくて、教えてほしい」
Ⓐ「いいよ〜」
こんな俺にも優しくて、みんなから好かれていた
ー 7月 ー
ⓜ「Ⓐ、今日も休みか〜」
7月に入ってからあの子はちょくちょく休むようになっていた
ⓜ「最近暑いし、夏バテか?」
ⓜ「気をつけないとね〜」
みんなは “ 暑い ” を理由にしていた
ー 夏休み明け 8月 ー
外に出るだけで汗が滲む。
俺はあまりにも暑いから右の袖を捲る
教室に入るといつもの 1軍男子 達が騒いでいた
ⓜ「まじあっつ〜」
ⓜ「ダルすぎ」
… なにも変わってないな
俺は何故か緊張して、保健室に行った
保健室の目の前に行くと中には あの子 がいた
隣には保健室の先生がいた。あの子 の背中をさすっていた
伏せていて顔が見えなかったが、おそらく泣いていた
何があったかは、わからない
ただ、一つ気づいた
いつも付けていたあのシュシュを付けていなかった
おそらく俺だけが知った。
きっとあの “ 跡 ” をシュシュ だけでは隠せなくなった
俺は胸の奥で罪悪感が広がった
とっくにお腹の痛みなんて忘れていた。
気づいたら教室に戻っていて、息を切らしていた。
あの子 は少し経った頃に教室に来た
ⓜ「あれ?Ⓐじゃん!!」
ⓜ「長袖暑くないの?」
Ⓐ「大丈夫!焼けたくなくてさ〜笑」
何事もなかったのようにいつものあの子に戻っていた
放課後までずっと頭は空っぽだった
家に帰ってもあの子の事でいっぱいだった
明日、話しかけてみよう
何度も、何度も思った
ー 9月 ー
教室に入った
でもあの子の姿は見えない
Ⓟ「遅刻、かな」
HRが始まってもあの子も担任も来ない
他のクラスがざわついている
何故か嫌な予感がした
そして、その予感は的中した
教室に入ってきた担任の顔を見て、何人かが悟っただろう
少なくとも俺はそのうちの一人だ
Ⓣ「… あっきぃが 」
その先が聞こえなかった
正しくは聞こえなかったことにした
誰もがいつも通りに、「うっそぴょ〜ん!」と言って出てくるのを待っていた
でも、もう二度とそんな事はない。と俺達は知らされた
気づいていたら視界はぼやけて、手には水滴が付いていた
もしかしたら、何かできたかもしれないのに
もう遅いってわかってても、悲しくて、悔しくて、感情がいっぱいだった
俺は自分の左腕を強く握り締めた
あの子は俺とは正反対の子だと思っていた
いつも笑顔で、
明るくて、
優しくて、
誰よりも強い
と勝手に思っていた
でも違った
あの子は繊細で、
笑顔の裏でずっと泣いていたんだ
誰かに頼ることも知らずに、
でも誰かの涙を拭い続けていたんだ
俺は、明日、笑顔であの子 が来て心の底から笑えて、楽しんでいて、と願った
その時。
あの子の机からひらりと一枚の紙が落ちてきた
続きあります
次はあっきぃさん目線です🙂↕️
コメント
2件

えぇ、なんかすごい好きなんですけど、なんか、なんか、やばいっすね!言葉に表せないくらい好きです!😩🫶
うわあ…1話から胸がぎゅってなったよ…😢 あっきぃのシュシュで隠してた跡とか、最後の「続きあります」で救いを求めてる感じが切なすぎる。主人公も気づいてたのに何もできなかった罪悪感、すごく伝わってきた。次はあっきぃ目線ってマジか…覚悟して読むね😭💔