テラーノベル
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この世界には二つの丘がある。
一つは夢の丘で、その丘はその人が会いたいと思った人に会うことができる。実物ではないけどね。
もう一つは虹の丘。この丘はその人の大切なものを失う代わりになんでも願いが叶うんだって。人々はこの丘を別名で『願いの丘』とよんだ。
初めましてみなさん!私の名前は白崎雪って言います!今日は転校生が来るんだって!どんな子だろう?
「席に着けー」
先生の声がクラスに響いた
「今日は転校生が来る」
「入ってこい」
ガラッと扉が開いて女の子が入ってきた
その手にはスケッチブックとペンを持っていた
(なんでだろ?)
「自己紹介できるか?」
「?」
「ああそうか」
先生が黒板にさっき言った言葉をそのまま書いた
そしたらスケッチブックに転校生が何か書いた
次の瞬間
『初めまして』
続いて
『虹崎夢と言います』
(夢っていうのか〜可愛い名前だな)
そう思ったのも束の間
『私は耳が聞こえません』
と書いてあった
私は全てを察した
この子は聴覚障害なのだと
「じゃあ白崎の隣が空いてるな?」
夢はキョロキョロと見渡す
私はすかさず手を上げて居場所を教えた
『よろしくね』
「えっと」
私はプリントの裏を使いこう書いた
『こちらこそ』
『私白崎雪っていうの』
そう書いた
その時は知らなかった
夢の丘と虹の丘を巡って
大変なことになることを
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#ご本人様には関係ありません
鈴木𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍
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汐月しづ
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ここは
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コメント
1件
あずきさん、読ませていただきました! 転校生の夢ちゃんが耳が聞こえないことを、スケッチブック越しに知る冒頭の静かな緊張感がとても素敵でした。雪ちゃんがすぐに手を挙げて自分の居場所を知らせる優しさに、じんと来ました。筆談での「よろしくね」のやりとりから、まだ言葉を交わしていないのに通じ合っている空気感が伝わってきて…。 それにしても「二つの丘」の伏線、気になりますね。この出会いがどう物語を動かしていくのか、続きを楽しみにしています🌷