コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
嶺亜:そっか、、、。
嶺亜くんには、あいまいな返事をされた。琳寧くんを話題に出したから?どうしてだろう?
それからしばらく会話が途切れて、なにも話さずに2人でならんで歩いていた。
静かな帰り道に響くのは、私と嶺亜くんの足音だけだった。
この空気が嫌で、私は気になっていたことを聞いた。
〇〇:ねぇ、嶺亜くん
嶺亜:何?
〇〇:どうして、転校してきて一番に話しかけた人が私だったの?
嶺亜:えっ!いや、う~ん・・・。秘密!
少し間があったけど、嶺亜くんはわざとらしく「秘密!」と答えた。
〇〇:気になるよ!教えて?
嶺亜:秘密って言ったでしょ!また今度。
〇〇:今度っていつなの!?笑
嶺亜:しつこい~!〇〇ちゃん家ここでしょ?また明日ね!
〇〇:え~。また明日。
結局教えてはくれずに、嶺亜くんは私に背中をむけて歩いていってしまった。
家のドアの前に立っても、離れていく嶺亜くんの背中から目が離せなった。
そんな自分が不思議だった。
〇〇:もう、見えないや。
嶺亜くんの背中が見えなくなってしまったことが残念だった。そして、仕方なく家に入った。