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放課後、廊下で愛梨とばったり会った。しかもそばには詩音もいる!詩音はいつも明るくて社交的だから、愛梨の冷たい態度にも動じない。正直、愛梨のツンツンがどこまで通じるのか気になって、少し離れた場所から二人の様子を見守ってた。
「愛梨、また神風に冷たくしてんのか?」詩音がケラケラと笑いながら言うと、愛梨はいつも通り無表情で、「冷たくなんかしてないわ。ただ、無駄に絡まれるのが面倒なだけ」とサラリ。
詩音はその返答にも動じず、「でもさ、ホントは神風のこと、嫌いじゃないんだろ?」と、ニヤニヤしている。
「……何それ、勘違いしないで。あんたも神風と同じで図々しいのね」と愛梨は軽く睨むけど、詩音はへっちゃら。
「悪かった悪かったw でもさ、あいつ、愛梨のこと意外と大事に思ってんだぜ?」
愛梨は詩音をじっと見つめるが、ため息をついて、「別にどうでもいいわ」とバッサリ。
「そっか、まあそう言うなってw 俺は愛梨のこと、嫌いじゃないぜ?」詩音が冗談めかして言うと、愛梨は一瞬驚いたような表情を見せるが、すぐに冷たく言い返す。
「……あっそ、勝手にすれば?」冷たい言葉だけど、その目はほんの少しだけ柔らかい気がする…?
それを見て、俺は思わずニヤリ!愛梨のツンツンも、詩音にはちょっと効かないみたいだなw