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ドキッ?!心理部

6 - 心理実験〜木曜日〜

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2025年09月26日

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〇〇「……今日は怜華か」
窓際の席で、涼しげにふわふわな白髪をかきあげながら紅茶を口にする少女――

令嬢だからか口調は上品そのもの。


怜華「あら、〇〇さん。本日はわたくしとペアですね。……よろしくお願いいたします」


〇〇「……あ、あぁ。よろしく」


(なんか気後れする……。オーラがすごい)


今日の実験内容は「相手の長所を褒めて心の動きを記録する」らしい。

先に褒められたのは、俺だった。


怜華「〇〇さんは、落ち着いていらっしゃるのね。いつも周りに流されないで、自分を保っている。わたくし、そういう方……素敵だと思います」


〇〇「……っ」


(……いや、俺なんてただの陰キャだろ。なのに、真っ直ぐ褒められると、くすぐったい……)


〇〇「……あ、ありがとう」


怜華「ふふ、照れていらっしゃるの? 可愛らしいですわね」


(やばい。からかわれてるわけじゃないのに、めっちゃドキドキする)


今度は俺の番。だけど……。


〇〇「……怜華って、なんか……」

〇〇「……ほんとにお姫様みたいで、すごいと思う」


怜華「まぁ……」


彼女は少し目を丸くし、それから柔らかく笑った。

いつもの完璧な笑顔じゃなく、素の驚きが混じった笑顔。


怜華「……そんなふうに言ってくださったの、初めてですわ。ありがとう。……わたくし、少し……嬉しいです」


その時――。


怜華「……あ、うち……じゃなくて、わたくし……照れてしまいましたわ」


〇〇「……今、“うち”って言っただろ」


怜華「っ……聞き逃してくださいっ!」


慌てて顔を赤くする怜華。

完璧なお嬢様だと思っていたけど、意外と抜けてるところもあるらしい。


(……そういうギャップ、ずるいな)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その後はお互いどういうことが好きなのかを話し合い、お互いの趣味を褒めあった。

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