テラーノベル
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抱かれた方が良かった。
hb→kn→sr→←ng
僕セラが好き。
んー…シンプルすぎん?
いや、それといいんかもしんねーけど
なんだとー?!
いてえっての笑
俺は奏斗が好きだ。自覚したのは奏斗からセラおが好きだってカミングアウト食らった時。遅すぎるのは自分でもわかってたし、奏斗が妥協して俺に思わせぶりなことしてくるとも思わない。
まあ、叶わぬ恋ってゆーやつ?
それでもって、奏斗も叶わぬ恋をしている。セラおとアキラが付き合ってはなくても、両思いなのは見てればわかる。わかった上で好きなんやろうけど。
雲雀、
んー?
僕のこと諦めちゃいなよ
は、。?
奏斗の口から出た言葉は俺のことをビビらずには、事足りすぎていた。
な、に言ってんだよ笑
俺がお前のこと好きとか有り得ねーって笑
あっ そう。
余計なこと言っちゃったみたいだね僕、笑
いつ言おうか悩んでたけど、それなら僕の心配ご無用じゃんね?
おう!笑
奏斗にも勘づかれて、何やってんだろ俺。
次のレコーディング日には地獄のような空気の待機室。俺の知らんところで事態は大加速をしていた。
まあ、ざっくり言うととこんなもん。
1、奏斗がダメ元でセラに告白したら、案の定フラれてしまったらしい。
2、それだけならまだしも(予想通りだったのだが)それを機にアキラがセラおを束縛するようになる。
今はアキラのレコーディングが始まるとこ。
セラはいつもならしてくれる挨拶もせずに部屋の隅でスマホを弄っている。
じゃあ、行ってきますね。
おうけ〜い!
行ってこいアキラ!
凪ちゃん あ、の 行ってらっしゃい …
3人がそれぞれのお見送りをする。
これはいつも通り。
セラお ってこの曲調好きやったよな?
このバンドめちゃくちゃ曲調似てるんよな~
いっぺん聞いてみ?
そー、なんだ…
渡会さんありがとう、聞いてみるね。
な、にそれ。
凪ちゃんに怒られちゃうから、
ごめんね、渡会さん…風楽さんも。
俺も奏斗も、気にすんなよ って変に作った声で言うことしか出来なかった。レコーディング終わりのラーメン。アキラは断りセラをじっと見つめる。セラは下を向きながら[俺も帰る、]そう言った。
僕 味噌ラーメン大盛りで餃子セットー!
俺は、醤油ラーメン半チャーハンセットで!
あいよっ笑
昔ながらの超うめぇラーメン屋さん。店主さんも店員さんも気前のいいひとで居心地がとてもいい。
まあ、今日は良くなんてないケド
こんなことになるなら、さー
ん?
…セラにあんな顔させるんなら、僕 お前に大人しく抱かれてた方が良かったわー笑
なにアホらしいこと言ってんだよ 笑
そっちの方がお互い苦しいだろ、
それもそっかー笑
てへぺろっ♪
きもすぎるわほんま、笑
テンポの悪い会話と下手な笑い方。
こんなジョークしか言えないのが今の俺らの状況を物語ってると思う。恋愛なんて俺らにはまだ早かった。
コメント
2件
好きです。最高です。神ですね???????? まじでありがとうございます、、!!