まふえむ?えむまふ?でーす。設定も何パロかもよくわからん。深夜テンションで書いたんで心と体と頭を空にして見てください。短いよー
私たちマリオネットは誰かに自分の『本体』を捧げる。『本体』でその人に支配してもらわなければ私たちは生きていけない。マリオネットは『本体』は人形サイズだが仮体は人間ほどの大きさのためよく売られている。
今日も退屈だなんて思っていると人形屋に私と同じ紫色の髪の人物が来た。
「お客さん、どれをご所望で?」
「そうねぇ……あの紫色の髪の子を頂戴」
私をご所望らしい。やっと退屈から解放されるという解放感と外の世界を見に行けるという期待と上手くやれるのかという不安が私の中で入り交じった。
「よろしくお願いします。」
そんな簡単な挨拶をして『本体』をその人に捧げた。
しばらく歩くとその人の家に着いた。まずは名前をつけられた。《まふゆ》という名前を。
始めは頼られて嬉しかった。でも徐々にやる気を失っていった。そして遂に『本体』の『糸』が切れた。
『本体』の『糸』が切れるというのは持ち主への忠誠心が失くなるのを表す。
それをバレたくなくて、捨てられたくなくて気づいたら『本体』を持ってこれでもかという程の速度で外へ走っていた。
気がついたら全く知らない通りへでていた。近くで何かやっているのかプー、パララと楽器のような音が聞こえてきた。
私の仮体は運が良いのか悪いのか人間やマリオネットよりも体力があった。それでももう足は動かなかったので、そのまま地面に座り込んでしまった。息を切らし、座り込み、なんて惨めなのだろう。そんなことを考えていると、不自然なくらいに明るいピンク色の髪をしたピエロがやってきた。
「だいじょーぶ?」
そんな心配そうな声と共に私の仮体の意識はプツンと切れた。
お帰りー。次はえむ視点だよっ!
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