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この感情の名前は___

この感情の名前は___

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✎೯ #5

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2022年11月13日

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キーンコーンカーンコーン♪



🐹「あ… チャイム… 鳴っちゃった…泣」



行きたくない… 行きたくない…

アイツらにも… ナムジュン君にも…。


教室に 戻ったら どんな目で 見られるん

だろう… 想像 するだけで 怖くて

身震い した。


でも こんな 高校 早く 卒業 したいし…

まず そのためにも 授業の 出席数 足りてないと。

サボりって いつの間にか 身についちゃう

ものだから 今のうちにね !



🐹「はぁ…。」



溜息を つくと 同時に

うつ伏せると 本に 目をやる。



🐹「そうだ この本 借りてこう…!」



まだまだ 気になることが たくさん

あるし 僕の心の 癒し だからね !


僕は 裏に 挟んだ 貸出カードに

自分の 名前を 書いて 図書室を 後に する。


重たい 足を 前へ前へと 進めていると

視界に 入れたくない 自分の 教室の

目の前まで 来ていた。


ドアノブに 手を かけたが

どうしても 手の震えが 止まらない。


片手に 持っている 本を ギュッと

強く 握って 覚悟を 決めて ドアを 開ける。



先生「おぉ ソクジン お前 今まで

どこに いたんだ?」



1時間目の 男の 先生が 僕に

険しい 表情で 問いかけた。



🐹「すみません… 調子が 悪かったので

一限目は 出席 出来ません でした。」



先生「それなら 友達に 言うとか

先生まで 来て 出席 出来ない

訳を 授業 始まる 前に 言うとか

出来たん じゃあ ないのか!」



先生は 僕に 大きい声で 教室に

響くように 怒鳴った。


それを 見た アイツらが 僕と 先生を

見るなり ヒソヒソ しながら 僕を

また いつもの ように 嘲笑う 声が 聞こえた。



🐹「ッ…すみません、でしたッ…。」


先生「まぁ 次からは 気をつけるんだぞ!」



先生は その言葉を 残し 教室を 出る。

僕も 自分の 席に 戻ろうと した時

複数の 人間に よって 前が 塞がれた。



👤①「体調は〜大丈夫ですか〜ㅋㅋ」


🐹「ッ………。」



僕は そいつの 言葉に 腹が 立ち

顔を そいつから 逸らし

無視を して しまった。



👤①「なんか 言ったら どうなんだよ?

生意気な ゴミ だな……。」



急に 低い声に 変わり 僕は 怖くなり

体が 震え 始める。すると そいつは

僕の 持っている 本に 目を やった。



👤①「何 その本?ㅋㅋ」



僕が 持っている 本を 乱暴に

そいつは 取った。



🐹「ッ……?!」


👤②「おい!なんだよ その本!!」



少し 離れた 場所で コイツと つるんでる

奴が 大きい 声で こちらに 叫んだ。


そして 本を 遠くの 方に いる 奴に

思いっきり 投げた。



🐹「ッ……!!」



本を キャッチ するなり 奴は

面白がり ながら 本の 表紙に 目をやる。



👤②「ブッハハッㅋㅋ 何 お前 能力者 なんて

信じてん のかよㅋㅋ」


👤②「バッカみてぇㅋㅋ」


🐹「ッ………泣」



その言葉を 聞いて もう 目の前が

真っ暗だった。本も 教室で 暴露

されて しかも 大声で…。


でも 信じるか 信じないか

なんて 僕の 自由 じゃんか…!


自分の 意思に 文句を つけられて

頭に 血が 上って しまって。


僕は 悲しくて 悔しくて

気付けば 体が 勝手に 動いていて

本を 取り返しに 行ってた。



🐹「返してッ…!!」



そして 僕は コイツらの 前で

始めて 声を 発した。


本当は 今 すごく 怖い…

自分の 声が 嫌で 恥ずかしい からッ…


でも 今は 本を 取るのに 必死 だった。



👤②「始めて 聞いたわ お前の 声ㅋㅋ」



奴は 僕の 声を 馬鹿にして 本を

持つ手を 自分の 頭より 高い

位置に 上げた。


ただでさえ 僕より 身長が

高いのに 取れる 訳が ない それでも…


僕は ジャンプを して その本を

頑張って 取ろうと 必死 だった。


その時だった…

僕の 本へと 伸ばす 手の 爪が

奴の 頬に 引っかかった。



👤②「い゙ッ……!」



本を 持っていた 手が 顔の 頬に 行ったので

本が 手放された。


僕は その本を 床に 着きそうな 所で

ギリギリ キャッチし 受け止めた。


気付けば 奴の 周りには 仲良く

してるヤツらで 囲われていた。


そして 僕は 自分が しでかした 事に

気づいた。



👤②「ッてめぇ…!」



僕へと 向ける 鋭い 険しく 冷たい目。

僕は 怖くなり 本を 持って 逃げようと

したが 僕の 腕を 両サイド の奴らが

取り 押さえ られた。



🐹「ごめんなさいッ… ごめんなさいッ…!」


👤②「はッㅋ 鏡を 二度と 見れねぇ

顔に させて やるよ…。」



そいつの 頭の 横に 強く 握られた

拳が あった。僕は 絶望を

しながらも 怖くなり 目を 強く 瞑った。


しかし

拳が 僕の 顔に 当たることは なかった。

恐る 恐る 目を 開ける。






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この感情の名前は___

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コメント

7

ユーザー

続き楽しみにしています!!

ユーザー

初コメ失礼します! すごく好きです!続き楽しみにしてます ! 応援してます!

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