前作から続けてお読み頂いた方がわかりやすいと思います。🔞(knkz)です。苦手な方はお控えください。
『』叶
「」葛葉
叶side
あの日僕が告白をして、一緒に居続けることになった僕と葛葉さん。
あれから葛葉さんの宣言通り、前のアパートよりも広いマンションに引っ越した。家賃も今は半々で折半している。
決して広くはないが自分の部屋ができ、僕は机と椅子を買って、部屋で過ごすこともできるようになった。
一緒にいるうちに、葛葉さんは極度の照れ屋であることがだんだんわかってきた。
出かける時に僕が手をつなごうとすると、周りに人がいたらわかりやすく恥ずかしがる。
だから深夜とか人気のないところでしか、手さえ繋がせてくれない。
だからそれ以上なんてもちろん、家ですらしたことない。
最初はそれでも嬉しかった。
でも最近、僕は正直物足りなくなっていた。
僕だって男なわけで、大好きな人ともうちょっとイチャイチャしたい、その欲望はあってもおかしくないだろう。
それに、葛葉さんは照れ屋の割に隙が多すぎる。
今だって風呂上がりだからという理由で、普通にパンツ1枚で僕の前をウロウロウロウロしている。
髪から水滴がしたたりおち、細く骨ばった骨格を真っ白な肌が覆う。
・・・あまりにもエロい。
僕はため息をつき、口に出す。
『葛葉さん、服着て』
「あ?んでだよ、あちーよまだ」
『そんな格好で目の前ウロウロされても、、』
僕が視線を外してそう言うと、葛葉さんはニヤッとして、
「なーに?お前ムラついてんの?」
なんて余裕そうな笑みを浮かべて言う。
『いや、違いますって』
僕がそう言うと、カッカッカッと高らかに笑う葛葉さん。
ここまでがいつもの流れだ。
でも今日の僕はこんな無防備な葛葉さんを目の前にして、黙っていられなかった。
まだパンツ1枚でソファに座ってテレビを見ている葛葉さんを横目で見て、僕は静かに立ち上がる。
葛葉さんの隣に腰を降ろし、僕もテレビを眺める。
「ん?お前もアイス食うか?」
『葛葉さん、服着てください』
「やーだよ、まだあちーもん」
『・・僕は言いましたからね』
そう言うと僕は葛葉さんをソファに押し倒す。
両手で葛葉さんの手を押さえつけ、上から葛葉さんを見下ろす。
葛葉さんはわかりやすく赤面し、焦ったような表情で僕を見ている。
『葛葉さんが煽るから悪いんです』
僕はそう言い、葛葉さんに優しくキスをする。
「んっ、、はぁっ、、」
まだ触れるだけの軽いキスなのに甘い声が漏れている葛葉さん。
『・・まだ普通のキスしかしてないですけど』
「お、お前が急にしてくるっからだろっ」
真っ赤な顔で必死に強がる葛葉さん。
『・・可愛すぎますって』
今度は元々露な葛葉さんの鎖骨や首元にキスをする。
「んっ、やっ、、やめっ、、」
『そんな可愛く喘がれて、やめるわけないでしょ』
「かなえっ、、あっ、、」
白く滑らかな肌に舌を這わせ、胸の突起を口に含む。
「っんあぁっ!!」
葛葉さんはビクッと動きながら快感に我慢できないのか、大きな声が漏れる。
見たことのない葛葉さんの姿を目の前にして、僕の理性は崩壊した。
『ごめんなさい、僕もう我慢できないや』
僕は今度は深いキスをしながら葛葉さんの下半身に手を伸ばす。するとしっかり硬いモノが触れる。
「やだっ、、かなえっ、、待っ、、」
『吸血鬼も興奮するんですね、嬉しいや』
葛葉side
突然叶に押し倒され、深いキスをされながら下半身を触られている。
まだ子どもだと、ガキだと思っていた叶が、人が変わったように俺を襲っている。
年齢的にまだそんなに経験も無いはずなのに、何故かめちゃくちゃに感じてしまう。
俗にいう相性というものなのか、何なのかわからないが、抑えようとしても声が自然に出てしまう。
『葛葉さん可愛い、声も可愛い、全部可愛い』
叶に耳元で吐息混じりにそう囁かれ、それだけで頭が真っ白になり、全身がゾクゾクして腰が動いてしまう。
叶は俺の全身を舐め回すように舌を這わせてくる。
気づけば下着も脱がされており、俺のそそり立ったモノを満足気に触りながら叶は口を開く。
『葛葉さん、僕で感じてくれてるんですね』
そう言うと叶は俺のモノを口にふくむ。
「かなえっ?!なにやって、、んあっ」
突然の生暖かい刺激に、つい変な声が出てしまい、慌てて口を手で抑える。
『ふうははん、ひもひ?(葛葉さん、気持ち?)』
叶の舌がいやらしくまとわりつき、俺はすぐに達してしまった。
「はぁ、はぁ、お前、、こえーよ、、」
『・・ふふ、まだですよ』
そう言うと叶は自身の指を俺の口に突っ込み、俺の唾液まみれにする。
俺は意味がよくわからずぽかんとしていると、叶は俺の後ろの穴を触ってくる。
「ちょっ、、待っ、、したことなっ、、」
『ほんと?嬉しいなぁ僕がはじめてで』
「かなっえっ、、んぐっ?!」
俺の上に乗っかりながら今度は自身のモノを俺の口にねじ込む叶。
俺のよりデカい叶のモノで口いっぱいになり、呼吸すらしにくい。
『僕の大きいでしょ、ほら頑張って葛葉さん』
天使のような笑顔で微笑みながら俺の口に腰を打ちつける叶。
「んぐっんんっ、はぁっ、ぐぅっ、んんっ」
『ふふ、そんな目で見ないでよ、気持ちいいんでしょ?葛葉さん』
俺の口から自分のモノを離したかと思うと、今度は俺の後ろの穴にモノをあてがう。
叶side
「かなえっ、待って、待っ、、」
『待てないよ』
「いやっ、ほんとに、、ほんとに待っ、、」
悲痛にも聞こえる声が聞こえ、ふと下に組み敷いている葛葉さんを見る。
葛葉さんは少し涙を浮かべて肩が小刻みに震えている。
僕はハッとし、
『葛葉さん?!ごめんなさい!嫌だった?』
「・・嫌じゃない、嫌じゃないけど、、したこと、、ない、、」
『・・っ!』
「だから、、」
涙目だが手をこちらに伸ばす葛葉さん。
それがあまりに綺麗で僕は心のままに呟いた。
『葛葉さん、、わかった、優しくする』
そう言い僕はまた優しくキスをする。
すると僕の首に両手を回し抱きついてくる葛葉さん。
しばらくそうして、葛葉さんの力が抜けてきたところでまた僕は自分のモノをあてがう。
『葛葉さん、良い?』
そう言うと、視線は逸らしながらもコクコクと頷く葛葉さん。
ゆっくりと、痛みのないように腰を動かす。
「んんぅぅぅ!!!!あぁっ、はぁっ」
『痛い?』
僕がそう聞くと葛葉さんは首を横にふりながら僕にしがみついてくる。
僕は葛葉さんの目をしっかり見て、
『痛かったら言ってね?』
そう伝えた。
しばらくゆっくり動かしていると、葛葉さんの口からだんだん喘ぎ声が溢れてくるようになった。もういいかなと思い少し速く動かしてみる。
「あっああっ、んあっ、あ、あ、」
『可愛い、可愛いよ、葛葉さん』
「お”っ?!」
『あ、いいとこ当たった?ここ?』
「お”ぉっあぁっ、んあっ、あぁぁぁ」
『葛葉さん、葛葉さん、、気持ちい?』
「やだっ、あぅ、、さん要らないからぁっ」
『・・葛葉、気持ちい?これでいいの?』
「んんっ、、あぁっ、んあっ、、」
『ねぇ呼び捨てにしただけで締まったよ?』
「そんなことっ、、はぁっ、あぁっ、」
『可愛すぎる、葛葉、好きだよ』
僕はそう言いながら1番奥まで腰を打ちつける。
「あがっ?!んぐっ、がぁっ、」
葛葉さんは舌を出して涙を流しながら僕にしがみつく。
『奥やだ?ねぇ、葛葉、奥いい?』
「やじゃなっ、、んあっ、いいっ、、」
『ふふ、ほんとに可愛いね』
「かわいくなっ、、へぁっ?!んん〜!!」
もう何回達しているのかわからないが、それでも僕を離さない葛葉さん。
『葛葉、ねぇ僕のこと好き?』
「すきっ、すきだからっ、、」
『ほんと?1番好き?』
「いちばんっ、、かなえしかっ好きじゃないっ」
『・・可愛すぎ、葛葉おいで』
葛葉side
体力の限界が近く、頭も快感に支配されて何も考えられなくなっていた頃、俺の中からモノを抜く叶。
ようやく終わったかと思った時だった。
ひょいっ
あろうことか叶は俺をお姫様抱っこし、どこかへ歩いていく。
「なにっ、かなえ、?」
『んー?もうちょっと頑張って?ね?』
そう言うと寝室のベッドの上に俺を優しく降ろし、今度は四つん這いにさせられる。
叶は俺の反応を楽しむように後ろからまた腰を打ちつける。
「あぁっんあっあがっ、んおぉっ」
『そんなに感じてくれて嬉しいよ葛葉』
「やっ、かなっかなえっもっ、きもちいっ?」
『ん、最高だよ、葛葉の中めっちゃ気持ちい』
「あああっかなえっかなえっまたっイくっ」
『いいよ何回でもイって?僕も、もう、、』
「んんぅ〜!っあっはぁっあぁっ」
『葛葉っ葛葉っ、あ、出すよ、、んっ』
「っんぅぅぁぁああ、あ、あぁ、、」
俺は何度目かわからない絶頂に達し、意識が遠のく。
・・・
「・・ん」
暗い寝室で目を覚ます。
隣を見ると俺にしがみつくようにスースーと寝息を立てている叶。
その寝顔は清らかで美しく、さっきまでこいつに犯されていたのかと思うと理解が追いつかない。
「い”っ?!」
起き上がろうとして腰の痛みに思わず声が出る。
『ん、、、』
今の俺の声で叶が起きてしまったようで、眠そうに目を擦りながら俺に抱きつく。
『葛葉さん、もう起きるの?』
目を瞑りながら半分寝ているような声で呟く叶。
「・・まだ寝る」
俺はそう答え、叶の頭を撫でながらまた目を閉じた。
(翌朝)
叶side
『・・ごめんなさい、葛葉さん』
「・・・」
朝になりうつ伏せで腰を抑える葛葉さんの横で正座をして謝る僕。
昨日、感情のままに、欲望のままに、葛葉さんを抱いてしまった。
葛葉さんはぷいっと顔を逸らして何も言わない。
・・怒っているのだろうか、、
そう思い焦って謝っているのだ。
『・・・』
「・・・」
『・・ごめんなさい、葛葉さん』
「・・・」
『・・嫌でした?』
「・・・」
『・・・』
いつまで経っても口を開かないそっぽを向いた葛葉さんを見ながら、僕はしゅんとして目を瞑る。
そうこうしていると、ふと正座している太ももに柔らかい感触を感じ、目を開ける。
そこには真っ赤な顔で僕の太ももに頭を乗せてきた葛葉さん。
「・・嫌じゃねぇ、けど、ハズい」
それだけ言って葛葉さんはまたそっぽを向く。
・・あ、怒ってるんじゃなくて照れてるのか。
『・・葛葉さん可愛かったですよ』
「やめろ、俺は可愛くない」
『・・またしていいですか?』
「やだ」
『・・・・わかりました、じゃあもうしません、、ごめんなさい、嫌なことして、、』
僕はわざと泣きそうな声でそう言って立ち上がり、トイレに向かおうとする。
「お、おい、、何も泣かなくたっていいだろ」
予想通りちょっと焦った声で僕を追いかけてくる葛葉さん。
ちゅっ
僕は振り向き様に軽くキスをする。
「・・はぁ?!」
『ふふ、騙されましたね』
「・・・」
葛葉さんは僕の肩に項垂れてため息をつく。
「腰がいてぇ、、」
『それは本当にごめんなさい、後で湿布貼りましょう』
「あと体がべたべた」
『・・お風呂入りましょうか』
2人で向かい合って湯船に浸かっている時も葛葉さんは僕と目線を合わせようとしない。
だから葛葉さんの後ろにまわり、背中からバックハグをするような体勢にする。
『これなら恥ずかしくないですか?』
「・・・」
『葛葉さん、、』
「・・・葛葉でいい」
『えっ?』
「・・あと敬語もやめろ」
『・・・』
「・・・」
『・・ふふ、わかった』
僕は両手を葛葉の前にまわし、口にする。
『大好き、葛葉』
おしまい
コメント
6件
ねぇ無理ほんとに好き…言葉で上手く表せられない……てぇてぇ🥹🥹🥰🥰
うわぁぁぁあ😭😭 ほんとにありがとうございます!!!!🙇🏻♀️ まじで神作でした!!葛葉がやった後怒ってるんじゃなくて照れてるのまじで解釈一致すぎます! これからも作品作り頑張ってください!!