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「アッ、も、もとき、、もうムリ、、、」
「無理って？気持ち良さそうにしてるけど違った？」
元貴はそう言うと、 後ろに指をぐいぐいと突き立てる。
もう既に1回イかされていて、
それなのにまだ、指を突っ込み続けられ、掻き回される。
「もう、これ以上むり、、、」
「ふゥん、そう？これは？」
そう言って指をぐりっと裏返すと、
中の色んなとこが擦れて、堪らず声をあげる。
「ねえ、若井。やめてほし？」
相変わらず元貴は意地悪だ。
「もとき……っ、あっ、
やっ、ね、ちょっと、、あぅ……まってよ、、、」
そう言うと元貴はニヤニヤと笑いながら
「やだ。待たない」
と楽しそうに言った。
少しだけ伸びた爪でヤバいところを引っ掻かれ、 押し寄せる波にもうすでに呑まれてしまいそう。
俺の反応なんて、手にとるようにわかる筈なのに、
ムリだと言う声なんて聞こえてないみたいに指の挿入の速度をどんどんあげてくる。
「ねーえ。若井、コレまたキちゃうね、もっかいイっとこっか。」
「やっ、ヤダ、も、、、」
高く上げられた腰に、じゅるっと唇が吸い付き、性感帯をべろりと舐めながら、
イッちゃいな。と囁きのトドメをさされて、あっけなく2度目を吐き出す。
俺のソレに、手を添えて、搾り取るように扱き、どくどくと、止まらないのを、
あーあ、若井、まだ出てるよ？(笑)
と、聴覚からも攻めたてる。
「指だけで2回もイくなんて、若井て意外と変態だね。笑」
、、、変態なののはどっちだよ、、、
こわばらせていた身体のちからがすっかり抜けてしまい、シーツに、ぐったりと横たわることしか出来ない。
もう、勘弁してよ、、、
でも。
元貴の性欲はまだまだおさまりそうにない。
だらりと寝そべっていた腰を、再び持ち上げられ、元貴のモノが充てられる。
十二分にかき回され、
少しヒリヒリしたソコなのに、
浅ましいほどに、元貴を求めてる。
早く、欲しい。
熱い、ソレはもう、すぐそこなのに、
元貴はじっとしたまま、挿ってこない 。
堪らず迎えに行こうとしても、
少し腰を引いて、入って行かないようにガードする。
拷問みたいな、時間が耐えられない。
「も、もとき……っ」
「んー？」
「挿、、、れないの？」
「うん」
「ん、な、なんで？」
「んー、何でだろうなぁ。笑」
いたずらっ子のような声でのらりくらりと躱す。
「なに、いれて欲しいの？」
「、、、、、」
「へー。違うんだ」
「もとき、お願い……」
「ちゃんと言ってごらん？」
マジでコイツは、、、
俺は耐えられなくなり元貴に懇願する。
「……も、もときっ、ほしい、、、」
「変態 (笑)」
……どっちが変態だよ！
元貴のセックスは基本意地悪だ。
沢山のプレッシャーを10代のときから
背負って活動している元貴。
それでも元貴も普通の人間だから。
自分ひとりでなにもかもを消化するのは限界があるんだって思う。
そんな時に、俺を呼び出して、本能のままに欲求をぶつけてくるのは、
俺を信頼して、甘えてくれてるんじゃないかと感じてる。
そんな元貴を、とてもかわいく愛おしいと思う。
表に出る態度はどうであれ、
大森元貴を信じて、身を委ねる。
俺でよければどーぞ。
こんな事、俺にだけ、、、
でしょ？
元貴のモノが、漸く、ズブりと入る。
あんなに指で、何度もされたのに、
背筋を這い登る、快感の波が、興奮が。
俺の理性を奪ってゆく。
熱さが全然違う。
きっとまた。
俺がねだるのを、待っている。
「もときぃ、、、早く、もっと、、、」
「もっと、何だよ？」
「、、、もっと……奥まで。」
元貴の目がギラッと光る。
こんな元貴を見れるのは、
後にも先にも俺だけだ。
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