Jinside
『イったばっかだからね。でもここからが本番だよ?』
「え…」
『だってまだ挿れてないじゃん』
え、ユンギほんとにえっち知ってる!?
『まぁ…疲れちゃったなら続きはまた今度だけど…』
「…や!!やりたいです!もっと、幸せになって欲しい、から…」
おぅ、可愛い。これはヤらねば。てか、シないと僕が無理。
『じゃあ、、ベット行こっか。お風呂出よ』
「はい///」
先に立ってユンギを立たせてあげる。
照れと火照りからか、少し紅いユンギ。華奢な体をもふもふのタオルで、全身優しく拭いてあげる。
少しでも雑にすると傷がついてしまいそうで、丁寧に愛をこめて拭いていく。
最後にブロンドの髪をわしゃわしゃっとして完成。
…突っ立ってるけど、あなた今真っ裸なんだから、相当刺激が強い…早く服着てくれ、じゃないとここで襲いそう。
『…ゆんぎ?』
「っあ!すみません、ぼーっとしてました」
『だいじょぶ?逆上せたかな。早く服着ちゃいなね、湯冷めする』
「ありがとうございます…」
Yoongiside
イってからだいぶ経ったはずなのに、すごくふわふわする…久しぶりだったからか?
久しぶりっていうか…正直言って、射精なんて10回くらいしかやった事ない。
それに、初めて好きな人に触れられたから、幸福感でぽやぽやしてるのかも。地に足ついてないって、こんな感じ?
ゆっくりと服を着ながら考える。
はああ、緊張する。俗に言う、、その…SEXって、ここからなんだろ…?まだこれは前戯(合ってるのかこれ。てゆーか俺、知識無さすぎないか。)の段階らしいじゃないか。
俺、これ体力持つか?どうしよう、満足させられないまま寝落ちとかしたら。絶対に失望される。アレやってよ、とか言われても、なんのことかわからんだろうし。
さっきまでは幸福感がうんちゃらとか言っていたが、また思考はマイナスのほうへ猛ダッシュだ。
不安、緊張、プレッシャー、それと、少しの恐怖。
『…?』
『…ーい』
『ゆんぎ!』
「ぅわ!」
『ちょっと…大丈夫?ほんと。今日やめとく?』
「大丈夫です!ほんとに!ほんとですから…ね、寝室、行きましょ」
今ここでやめますとか言ったら、ひょんを辛い状態のまま放置しておくことになるんだろう。そんなのは俺が嫌だ。
がんばるんだ、おれ。ひょんを気持ちよくさせてみせるんだ…!!!
Jinside
さっきまで不安になるくらいボケっとしてたのに、急にずんずんと廊下を進み始めた。緊張してんのかな。肩あがってる気がする。
無闇に怖がらせないようにしよ。
宿舎よりかはまだ慣れない、自分の家の自分の部屋。ユンギとの相部屋よりもはるかに広いけど、だからこそ、妙に不安になる時がある。一人勝手にユンギの大切さを実感しながら、彼の後に続いて部屋に入った。
『ふー、お風呂きもちかったね』
「ソウデスネ」
心做しかカタカナに聞こえるんだけど…?
『…ユンギャ?』
Yoongiside
緊張する緊張する緊張する!さっきからネガティブなことしか考えられなくて…もし俺が、その時になって拒絶とかしちゃって?冷められて失望とかされて、別れようとか言われて!!え、グループとか活動にまで影響出ちゃうやつ??どうする?俺。目の前がぐわんぐわんと回り、耳鳴りまで聞こえてくるようだ。
久しぶりの大きな不安とプレッシャーに頭がショートしそうになった時
『ユンギ。』
ハッとした。
ヒョンに優しく抱きしめられていた。
『緊張、してるの…?それともヤりたくない?』
ヒョンまで不安そうな顔をするから、、胸の内を明かすことにした。
_______
『そっか、だいじょうぶだよ。いくらユンギが寝落ちしようとも、何も知らなくても、僕はおまえを愛してるからね。』
ふっと、緊張の糸が切れたような感覚がした。こんなに悩まなくてよかったのかもしれない。俺の彼氏の心の広さをみくびっていた。
「…っぅっ…」
気づくと涙が溢れていた。
でも、これは怯えの涙ではなかった。
決心の、そして安心と愛情に溢れた涙だった。
遅れましたァァァ!!遅かった割にないよう激薄…ww連続投稿目指す!
コメント
17件
えもうまじで毎回最高やん、、 ぱぱにお風呂行けって言われたの無視してまで見にきたんで、今から風呂行ってご飯後にまた見にくるぜっ☆
無知なユンギがなんだか愛しくて…。 それなのにジンのためにがんばろうとしてる姿とか尊い尊い尊い♡♡♡ うちらの中でSIN旋風来とるな これは!!( ゚д゚)(゚д゚ )