初めて描きます!
誤字とか多いと思うんで温かい目で見て下さい!
どうぞ!
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人生はつまらない
親という縛りがついている
まるで鎖みたいに取り憑いて離せない
ある意味怨霊よりたちが悪い
何回目の人生だろう
何回目の人生だとしてもいつもいつも無性に会いたい人が居る
頭のすみっコにずっと居て、誰なのか、どんな人なのか、そもそも人なのか何も分からない。
でも、その人の事を思う時だけ疲れた時でも風邪薬のように治ってしまう。
監督「新しく入ってきた氷織羊君だ、自己紹介よろしく」
氷織「氷織羊です。京都から来ました。よろしゅう」
「久しぶりやな、氷織」
その日、また何回目かの人生がこいつのおかげで変わっただろう
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オギャァオギャァ
父「男や!男やぞ!!!」
母「本当に!?男の子!!やったぁ…」
父「嬉しいわ、これからこいつを立派な俺らよりも良い領主に育てよう」
母「えぇ…絶対に」
始まりはあの日からなんだろう
領主になるのは産まれた頃から決まっていたらしい。
5年後
運動はできているように、サッカーを習わせられた
別に最初は習い事程度に思ってしていた
ある日まで
バコォン(ゴール決める音です!)
『ワァァァァァァァァァァァァァァァァ』
ある日奇跡が重なったのか、それとも実力なのか。
遠距離回転シュートを6歳の時に決めた。
父「凄い、凄いぞ!羊」
母「凄いわ、羊ちゃん!」
羊「ありがとうございます!お母様、お父様!」
父「凄いな、これは才能じゃないか!」
母「えぇ!」
父「これならもっとキツイ練習をさせたら他国チームに勝てるんじゃないか?」
母「えぇ!そうね!」
羊「う、うんでもサッカー以外も…」
父「羊にはサッカーを続けさせよう!」
母「そうしましょう!続けておいて損は無いでしょう!」
父「あぁ未来のここの領主だしな!」
母「えぇ!サッカーもできる立派ね領主になれますわ!」
羊「は、はい(^^)」
この日からだ、子供には到底嫌になるだろう。大きな期待と言う名の親の思い描いただけの毎日が始まった。
朝はマナー、昼はサッカー、夜は勉強。これが毎日、雷の日も、体調が悪い時も、ずっと。
ある日
ガラガラガッシャン
ドサドサドサドサ
羊「うっっ…」
本を取ろうとしてバランスを崩し僕は本の下敷きになった。その時乗っていた台も一緒に倒れ足の上に乗っかっていた。
父「凄い音がしたぞ!!?何事だ!」
母「キャァァァァァァ羊ちゃん!?羊ちゃん!?」
父「羊!!おい!!使用人!!今すぐに上の物をどかせ!!!」
使「は、はい」
母「足の上に台が!」
父「羊!足大丈夫か!?」
羊「はい、足はくじ…」
父「医療班!!!羊の足を見ろ!!」
母「速くして!!サッカーをするための羊の足に何かあったらどうするの!!」
羊「お母様、お父様足は大丈夫で…」
母「もうほんと、あり得ない!!」
父「そもそもこうなったのはお前たちの監督不届きのせいだろ!!!」
母「何!?責任を私に押し付けるの!?」
父「しょうがないだろ!将来ここの領主になるんだぞ!?」
母「だからといって私に押し付ける事無いでしょ!」
父「はぁ!?」
母「」父「」
羊(お父さま…?お母さま…?僕の事自体は心配してくれないの…?足だけ…?僕はお父さま達からしたらただのサッカーをつよくさせるためのもの?りょうしゅになるためのもの?)
母父「もし、羊に何か起きて領主になれなかったら俺達は離婚だ!!!」
羊(僕がりょうしゅになれなかったら…?りこん?お父さまとお母さまが…?なんで?なんで!?)
その日から僕は良い領主になるため、サッカーの才能を費やさないために毎日毎日毎日毎日毎日前よりもキツイ練習をこなした。
途中まで楽しさを感じていたサッカーも勉強も今になったら何も楽しくない。
テストで百点を取っても、サッカーで点数を沢山決めても、お父様とお母様は飴なんてくれず、キツイ練習が増えるだけだった
あの日はいつもよりキツかった。
嫌になって昼に外に抜け出した。
始めて見た外。
人が沢山歩いていた。
どこに行けば良いかも分からなかった。
路地裏にずっと隠れていた。
羊(ここに居たらお父さまとお母さまはどうするだろう、探すかな…それとも責任の押し付け合い…どっちでも良いや、僕自体は興味ないんやし)
???「お前見ない顔やな、どこから来た?」
羊ビクッ「え…あ…」
羊(見つかった、家に帰される……)
???「なんや?どうした」
羊「えっあの…だ…だれですか…」
???「あ?俺か?でもまず聞くならお前から名乗れよ!非凡」
羊「い、いやや」
羊(非凡?)
???「なんや、おもろないな」
羊「別に…それでも良い」
???「ハハハ、冗談や」
???「俺は」
烏「烏や、烏旅人」
羊「烏…」
羊「か…烏」
烏「おうっ(*^^*)で、お前はなんて言うんや?」
羊「え、あ…よ…羊…」
烏「よう?おもろい名前やな〜」
羊「う、うるさい…そっちだって…」
烏「ハハハ、冗談やって!良い名前じゃねぇかよ!羊!」
羊「う、うん…てかひ、非凡って何?」
烏「ん?非凡のことか?」
羊「うん」
烏「非凡はな、凡じゃ無いやつのことや、凡は普通のやつのこと」
羊「ぼ…僕は非凡なん?」
羊(バレた…?)
烏「おう、お前顔良いじゃねぇか」
羊「うわっ…」
烏「なんや!悪いかよッ!」
羊「別に〜」
烏「良いじゃねぇかよ…別に…」
羊「フフッ」
烏「あ、お前今笑ったやろ〜!」
羊「笑っとらんよ、フフ、フフフ、フハッッアハハハハハ」
烏「笑っとるやんけ!」
羊「アハハハハハ、君おもろいね、ハハ、久しぶりにこんな笑ったわ」
烏「ハハッ」
羊「?、なんや?」
烏「いや〜、よく笑うなってさっきまで真顔やったのに」
羊「ん…別に良いやろ…///」
烏「おんッ!やっぱ羊お前笑ってる方が非凡やわ!」
羊「う、うるさい!」
烏「ハハハ」
この日だ、久しぶりにあんなに笑った日は。
そして、烏に始めて会った日。
始めて信頼できる人ができた日。
これから、ずっと来世も、ずっと探す、探されるハメになった最初の日だ。
リンゴーーーン
羊「あっ…昼が終わった…」
羊(どうしよう、忘れてた…帰らなきゃ行けないかも…)
烏「あっ!?ヤバい!おつかいしょったんや!!オカンに叱られる!」
羊「えっ…あ」
烏「すまんな!俺もう行くわ!」
羊「あっ待って…」
烏「ん?どうした?」
羊「えっと…あの、」
烏「?」
羊「ぼ、僕!明日もここおるから!烏もここ…来てくれる…?」
烏「………、ニコッ(*^^*)当たり前や!!」
羊「ッッパァァァァ」
羊「ほんとっ!?」
烏「おうっ!」
羊「ありがとう…(⌒▽⌒)」
烏「全然、俺も話たりんかったしな、じゃまた明日な〜!羊!」
羊「うん!また明日!!!」
ギィ
羊「た、ただいま…」
父「羊ッッッッッお前どこ行っとったんや!!」
母「そうよ!?探したのよ!」
羊「ごめんなさい(_ _;)」
父母「まぁ帰って来てくれたから良いわ(良いな」
父「明日もサッカーはあるからな!」
母「そうよ!明日もサッカーあるからね!」
羊「はい、お母様、お父様」
羊(この人達は本当にサッカーと領主の事しか考えてないな…)
羊「そろそろ部屋に戻って勉強します、お父様、お母様」
父「あぁそうだな、勉強もちゃんと頑張りなさい」
母「えぇ、頑張ってね羊ちゃん」
羊「はい、頑張ります」
ガチャ(羊の部屋)
ボフッ
羊「烏…始めてあんな面白くて優しい子に会った…」
羊「明日も…会えるよね…」
羊(明日が速く来て欲しいなんて始めて思った…)
あの日は本当に僕からしたら暗かった、キツかった所に太陽が光を当ててくれた始めての日だ。
次の日も僕は太陽に会いに行った
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長いのにご視聴ありがとうございます!
下手くそですが、少しずつ続きは書こうと思います、
タップお疲れ様でした!
ありがとうございます!
コメント
3件
なんかもう烏と氷織の関係が既に神過ぎて泣けます 続きめっちゃ気になる!! 応援してます!!