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夕方。
六人は駅前まで戻ってきた。
らん「今日は楽しかったなー!」
こさめ「うん!」
なつ「アイス美味かった」
いるま「お前、結局二個食っただろ」
なつ「細かいこと気にすんなって」
いるま「細かくねぇよ」
みんなが笑う。
すちも笑っていた。
駅前で、らんが立ち止まる。
らん「そうだ!」
こさめ「ん?」
らん「明日、海行くの忘れるなよ!」
こさめ「当たり前!」
なつ「忘れるか」
いるま「らんじゃないんだから」
らん「おいどうゆうことだ!」
みんなが話している。
みこととすちは少し離れたところで聞いていた。
こさめ「何持ってく?」
なつ「水着!」
いるま「当たり前だろ」
こさめ「タオル!」
らん「浮き輪もいるかな?」
いるま「お前ら何歳だよ」
らん「いいじゃん!」
また笑い声が広がる。
すちも笑った。
帰り道。
みことがすちの隣を歩く。
みこと「明日、楽しみ?」
すちは少し考える。
すち「……うん」
みこと「そっか」
すち「みこちゃんは?」
みこと「楽しみ」
すちは少しだけ笑った。
(……楽しみ)
その気持ちは、ちゃんと分かる。
明日、みんなと海に行く。
それだけで、少し嬉しい。
でも。
(……好きって、こういうことなのかな)
そう考えて。
すちは首を横に振った。
まだ分からない。
今は、それでいい。
家に帰る。
母「おかえり」
すち「ただいま」
母「今日は楽しかった?」
すちは少し笑う。
すち「うん。明日、みんなと海行く」
母「海? いいじゃん」
すち「うん」
母「じゃあ、今日は早めに寝なきゃね」
すち「分かってるよ」
そう言いながら。
すちは明日のことを考えていた。
明日は、海。
六人で行く。
それが、少し楽しみだった。
コメント
1件
碧さん、第25話読ませていただきました! 六人の楽しそうな掛け合いが自然で、ついこちらまで笑顔になりました。特にらんといるまの軽い言い合いとか、みんなそれぞれの個性が会話からちゃんと伝わってくるのがいいですね。 でも何より、すちの「好きってこういうことなのかな」という内省の瞬間が印象的でした。まだ答えが出ていないのに、確かに何かが動き始めている──そんな感覚が真っ直ぐ届いてきました。海でのエピソードが今からとても楽しみです🌊
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みこまめ
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