「…。」
急だが、俺は好きな人がいる。
誰かって?それはまだ言えないな。
「Tim‼」
「どうしたMatt?」
「いやぁ…可愛いなって」
「なっ…‼?」
「冗談はよせ…」
「本気だよぉ?」
「はいはい…。」
この時点で感がいいやつは分かるが、俺はMattが好きだ。
一応付き合ってはいるんだが、
まったくもって俺からは愛を伝えてない。というより、言うのが恥ずかしい。
そんな俺でも愛を伝える方法があったんだよ。
それが
花言葉。
ほら、花ってあんま皆調べないだろ?
調べる人は調べるが。
だから今から花を買いに行こうと思う。
「花…どんなのがいいんだ…?」
店員「お客様、どんなお花をお探しですか?」
「あぁ、愛を伝えれる花を探してるんだ。」
店員「それでしたら、こちらの花がおすすめです!!」
「じゃあ、それでお願いします。」
やっと花が買えたぞ…。
後はMattの机に置くだけ…。
よし、置けた。
一息つこうと、俺はスミノフを取り出そうとする。
「酒切れてんな。」
しゃあねぇ…。買いに行くか…。
あー…。また外に出るってちょっと怠いな。
その時
周りにいる人の様子が変なことを気がついた。
…?なんで皆上向いてるんだ?
あれは…棒…?
ヒューン
…え。
グチャッッッ
Matt視点
「ただいまぁ!!」
「…あれ?Timいないの?」
「Tomならさっき出かけていったけど…3時間も経ってる…。」
「…そっか。Edd、ありがとう!!」
「いえいえ。」
3時間も帰ってきてない…?
いつもなら早めに帰ってくるのにな。と思ってたその時だった。
ピロロロロロロッピロロロロロロッ
僕の携帯が鳴った。
…?警察から?
僕なにかしたっけ…
「はい、もしもし。」
警察「〜。〜〜。」
「…え?」
「…はい。はい。」
「分かりました。すぐそちらへ向かいます。」
Timが…事故にあった…?
それも重体…?
急いで行かなきゃ!!
病院内
「嘘…でしょ。」
「Tim…?」
「起きてるよね…?」
医者「残念ですが…もう無理かと…。」
「…っ!!!」
「君っ!!医者でしょっ⁉」
医者「本当に申し訳ないのですが…
まだ目を覚めることはないでしょう。」
「そんなッッッ…‼」
「ねえ!Tom‼いつもみたいに話そうよッッッ!!喋ろうよッッッ!!
一緒に過ごそうよ…!!」
僕が必死に叫んでも、返事は返ってこない。頭ではわかってたんだ。
でもわかりたくないんだ。
Tomが死んでいるという事実を。
僕は医者に言われ、重い足取りで家に帰った。Edd達に言ったら、泣きそうな顔をしていた。
僕は自分の部屋に戻った。
あれ?花が置いてある。
よく見ると、Tomよりと紙に書かれていた。
花の種類は…
ストックかぁ…。
花言葉を思い出した瞬間、僕は涙が溢れた。
「僕もっ…好きだよっ…」
ストックの花言葉
「求愛」「愛情の絆」「永遠の美」
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