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ただ僕は救いたいだけだったんだ


ただそれだけだった。



その為に努力したつもりだ。



「お前のせいで…!お前の…っ!」



そんな言葉



泣き喘ぐ君には伝わらないだろう。



僕の気持ちなんて。



いや



伝わるわけなんかないか。



君には僕は悪役にしか見えてないんだから。



なら僕はここから



立ち去るべきなのだ。



自己解決したらすぐ行動する。それが昔からの僕の癖だった。



『誰かを傷つける人にはならないで…。』



あぁ。そうか



僕には無理なんだ。



彼の願いを



僕の存在理由を



守るのは。



結局僕は




誰も救えないのかな



教室を飛び出る。

今日は帰ろう。頭痛だとかいえば帰れるだろう。

そんな思いを胸に保健室の扉を開けた所には



本を読む一人の少年がいた。




そんな少年達の青春と呼ぶには黒すぎる


一つの物語






あとがき

突発です。完結予定あります。他の投稿はどうしたかって?…えへへ


対よろー!

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