第1話
教室を空けいつも1番に声をかけてくれるのは
先生だった。
俺はそんな先生が大好きだった。
それなのに先生は知らないふり。
今日も先生の思わせぶりに乗っかって過ごす。
「 おはようございまーす 」
「 おはよう若井君 」
「 先生!おはよう 」
にこりと笑い挨拶を交わす。
いつも通り先生の手には指輪。
毎日奥さんへの質問をするが答えてくれない。
今日こそは、と思って聞くけれど、また答えてくれない。
何か隠しているのかな。
いつも通りの教室。
いつも通りの先生。
風で先生の髪の毛が靡いていた。
ほんのりと香る先生の匂い。
甘くて、少し寂しそうな匂いだった。
「 若井〜、 」
「 起きろばーか 」
びっくりとして起きると前には先生が立っていた。
「 先生、!? 」
「 先生!?じゃないんだよ 」
「 授業中だ。 」
「 これだとお前学校の先生になれないぞー 」
「 はーい、 」
俺の夢。
先生は知っててくれたんだ。
後ろ姿の先生はとてもかっこよかった。
掃除の時間になりみんなで掃除を始めた。
クラスの端ではふざけて遊んでいる人もいる。
注意している子も居る。
俺はほうきではきながら、くすりと笑った。
楽しそうだなぁ、
ほうきを右手に外を眺めていると、頭を何かで叩かれた。
「 いて、 」
「 若井何してんだー 」
少し変な表情でこちらを見てから肩に腕をかけた。
「 いや、」
「 今日若井放課後残っててくれるか? 」
俺は頷くと先生は頭を2回優しく叩いて教室を出ていった。
先生に優しく叩かれたところに手を置くと、帰りのチャイムが鳴った。
みんなが一斉に帰る。
一緒に帰ろうぜ」などの声が聞こえる。
ひとり教室で残っていると教室のドアが空いた。
「 あ、先生。 」
近寄って来るが、髪のせいで片目が微かにしか見えない。
髪の毛を避けると先生が目の前で俺の顔を覗いた。
「 若井〜 ちょっと来てくれ 」
「 あ、はい 」
恐る恐るついて行くと保健室に着いた。
「 先生、保健室に何かあるんですか? 」
「 ん、ちょっとな 」
ガラガラと空け椅子に腰をかける。
先生は布団の整備をしていた。
俺の中で何かが言った。
その途端せっかく綺麗にした布団にダイブをした。
「 ばか!何してんだよ! 」
「 先生もしてみなよ楽しいよ 」
「 おい遊びじゃないんだぞ 」
「 先生も本当は遊びたいくせに 」
「 ほらほらぁー 」
先生の前で布団をぐちゃぐちゃにして見せた。
すると先生は俺を押し倒して言った。
「 あまり怒らせるな。 」
「 どうなっても知らねーよ? 」
沈黙が続くがすぐに振りほどき保健室を出た。
顔が何故か真っ赤だ。
先生は怒っていただけなのに、なんだかああいう目で見ちゃう。
心を落ち着かせ保健室に戻ると先生が手を引き俺を壁に引き寄せた。
ドンと鈍い音を立てて頭の上に腕を押し当てた。
「 な、何先生 」
「 ずるい奴。 」
「 好きだ。 」
衝撃な言葉だったが嬉しさが勝った。
やっと俺の気持ちが、と思うと嬉しかった。
そのまま持ち上げられ保健室のベットに横にされ、数秒見つめ合う。
「 先生。奥さんいるんじゃ。 」
「 はぁ〜、本当は居ないよ 」
「 ただ寄ってくる女が嫌いなだけ。 」
「 だからこうやって嘘ついてるんだ。 」
先生本当は結婚もしてなかったんだ。
真実を知っているのは俺だけ。
先生はそういうと俺に甘いキスを交わした。
next→1000❤︎
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ほんとに遅れて申し訳ない。
新物語です😢
あと、数日で私受験なんです。なので、受験が終わるまで1次、活動を休止します😑
すぐ戻ってくるんで大丈夫です!多分1週間後とか笑
受験終わったらリクエストも書き始めるんでそれまで待っていてください!
( 通知貯めといてください♡)
それではまた受験終わりに会いましょう!
Bye😙🙌🏻
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コメント
7件
受験ファイトーー!!頑張って下さい!!
受験 、 頑張ってください ! 応援してます ! !
頑張ってください受験! 続き待ってます!