テラーノベル
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でも_
涼ちゃんと話している若井。
それを遠くから見ることしかできなかった。
元「なんでかな、」
せっかく気持ちをお互い伝えることができたのに
なんで涼ちゃんとばっか話すの…?
いや、考えすぎだ
そう思いたいけど、やっぱりなんか…
僕だって若井が好き。
でも2人で話している若井と涼ちゃんを
見るだけでいらいらするし、考え込んで
しまう。
涼ちゃんのせいにしたくないのに。
「若井、ちょっと話したいことある」
とLINEで一言。
しばらくしてから既読がつき、
数分経ってから若井が来た
若「で、話ってなに…?」
元「あのさ…最近涼ちゃんと話し過ぎじゃない、って思って…」
若「え、…ごめん、嫌だった…?」
元「いや………まぁ、嫌だったけど…
なんか変な気持ちになって…」
若「…ごめん、次から元貴との時間を増やすよ。」
元「…ありがとう、」
その場をあとにする若井
若井を奪われたくなかった
一緒に話してる涼ちゃんを見るだけで
楽しそうに話してる若井を見るだけで
心が縮む気がして…
今思うと迷惑だったかな
僕の思い込みだけで、僕が嫌で、若井を巻き込んじゃって
自分を責め込んじゃって、
元「ばかみたい…」
教室に行ったら誰も居ない
今はここが僕の居場所
また嫌われちゃった
また僕から一人減るの…?
そんなの嫌だ、嫌だよ
元「…」
声を殺して泣いた
ガラガラ
若「はぁ、…はぁ…元貴っ…!?
なんで泣いてんの、?」
僕に近づいてくる
元「…やめてよ、近づかないで」
若「え、ぁ…ごめん、…」
反射的にそう言ってしまった
元「…今のは違う、!
そう思ってないから…」
涙ぐずんで言ったって
言ったことは取り返せない。
元「ごめん…」
ぽろぽろと涙を落としてしまう
若「良いよ、もう…」
行ってしまった
どうしようどうしよう
とうとう嫌われた、?
泣きたい
謝りたい
死にたい
どうしよう…もう無理、
がたん
と 立ち上がって走り出した
若井の所へ_
まだまだお楽しみに^ ^
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