二 口 く ん に 夢 の よ う な ト ス を

夜倉）マジでお願い！！

笹栢）なんでよ笑 閖が誘われたんでしょ。私は行かない。

夜倉）そこを何とか~…！1人じゃ行けないよー！！

笹栢）はあ、まさかカッコつけたくておーけーしたとは…呆れるね

夜倉）うぐっ、なにもいえません。

笹栢）まあ、行ってこい！！

夜倉）はーい、

試合当日

夜倉）わー！でっかーい！

二口くんこんな所で試合してるんだ、

ぴぴー！

夜倉）あ、始まる！

相手）ブロック3人！

二口）青根合わせろ！

青根）（頷き）

ぴぴー！

夜倉）凄い…！今、二口くんが点取ったんだよね、

私はあの時確かに二口くんが凄いと思った。けど、私が1番凄いと思ったのは”セッター”

というポジションで、やりたいと思った。

私は、

私は、

二口くんに夢のようなトスを上げたいっ！！

夜倉）凄い…勝っちゃった。

二口）夜倉せんぱい！

夜倉）おめでと二口くん

二口）ありがとうございます。見に来てくれてありがとうございます

夜倉）ううん。こちらこそ素敵なものを見せてくれてありがとう。かっこよかった

二口）！！   嬉しいっす

夜倉）私ね、二口くんに夢のようなトスを上げたいの。

二口）は…？

夜倉）今日の試合見て思ったんだ。もちろん二口くんが1番だったよ。けどね、二口くんを1番かっこよく見せるための引き立て役になりたいの私。あ！あの人が引き立て役だって意味じゃないけど、私がそうなりたい。私、二口くんの為に沢山練習するね！！

じゃあね！！

二口）は？！おい！…急に何言ってんだあいつ！！

二口）は、え、おい！！    何言ってんだあいつ！？

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