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ー番外編ー
河「……ほら、寝た…」
須「マジや……」
河「じゃあ、うーん…」
「まぁ、とりあえずベッドに連れて行くよ」
須「おう…」
さて、何があったかと言いますと…
まず、伊沢から須貝さんに電話が掛かってきた
次に、須貝さんに山本が〜、と、話され、強制連行されて、僕もやって来た
全く、本当に世話が焼ける後輩だ…
大してお酒に強くない癖に、なーんで飲んじゃうかなぁ…
まぁ、どうせ色々あったんだろうけどね
…ちょっと、心配だからやめて欲しいけどな…
ポフッ……
河「……須貝さん」
須「ん?何?」
河「なんで今日は珍しく、そんなに焦ってるんですか?」
須「え?」
「いや、誰でも焦るやろ!」
「山本が今、なうで吐きそう…てか吐いてるって言われてるんだよ?」
河「まぁ、確かに、…そうですね…」
須「やろ?」
「しかも、伊沢も結構切羽詰まってたし、それにつられて俺まで焦ってしまったんよ」
河「なるほど…」
「……ふ〜ん……」
須「…逆に!今のお前は落ち着き過ぎや!」
河「えっ?」
「そうですか?」
須「そうやろ!」
「多少は心配してやれや!」
河「別に、心配はしてますよ?」
須「それは心ん中だけやろ?!」
「ちゃんと言動で表さんきゃ!」
河「そうですか…」
スッ…
須「そうそう…って、お前、何してるんや?」
河「須貝さんが、言動で表せって言ってたので…」
「………」
須「………?」
河「…山本」
「起きて」
トントンッ…
須「え、ちょ、起こしていいん?!?!」
河「いいんですよ、山本は」
須「え、えぇ……?」
河「山本、起きてー」
トントンッ…
山「……んんっ…、…っ、…」
須「えっ……」
河「起きて」
「ほら、やけ酒はやーめ」
「辛いなら、ちゃんと言って?」
山「……んぅ…、っ…」
河「そう、ちゃんと、言ってね?」
山「……、ん…、は、…」
河「……よし…」
スッ…
河「……うん、大丈夫…」
須「……何してんの…?」
河「このまま放置して寝かせると悪夢に襲われるから、言葉でその悪夢を吹き飛ばしてる」
91,043
須「なる、ほど…」
「…、え、じゃあ起こす意味は?」
河「え?」
「そんなん、なんとなくですよ」
須「ほう……」
「……そうか…」
河「……なんですか、その顔」
須「…俺は理解を諦めた…」
河「はぁ、?」
「何、急になんなんですか?」
須「いや!もういい」
「この話終わりにしよう、終わり」
河「はぁ……」
「…なら、須貝さん、帰りますか?」
須「えっ?」
「…あぁ、まぁ、かえ…ろっ、かな?」
河「なら、お先にどうぞ」
須「あ、…おん…」
河「また、会いましょう」
須「…はいよ〜…」
バタンッ…
河「……はぁ……」
スッ…
……ねぇ、山本
なんでやけ酒したのか、教えてくんないかな?
なんか辛い事あったの?それとも、なんとなく?
…まぁ、けど、伊沢が言うには、過去の言葉、だったけど…
……過去の言葉、…ねぇ…、
スッ…
ポチポチ…
YouTube、Twitter、全部、1年ほど、過去から見た
確かに、過去の言葉で正しいかもしれない
山本はQuizKnock内で、初めて、東大以外の大学を卒業し、動画に出た、クイズプレイヤーだ
“東大だけじゃないの?”
ただ、疑問で出た言葉かもしれない
それでも、山本には攻撃の言葉にしか見えなかった
“初めて”、“ひとり”
この2つが、きっと、一番、辛かっただろう
それを言えば、須貝さんだって、初めての非クイ研出身だけどここに来た、初めての内のひとりでもある
“根っからの明るいやつが居なきゃダメ”だって、確かに、その通りではある
けど、やっぱり、不安はあったんだろう
河「……あ”ぁ”っ!!!!」
「なんだよコイツらっ…、人の内面見ないで、好き勝手言いやがってっ…!!!!!」
見れば見るほど、ストレスが溜まる
本っ当に、めんどくさい
お互いの為にもスマホを閉じる
横を見ると、少し、穏やかな表情で、静かに眠っている山本が見えた
スッ…
山本の近くに寄る
河「……大丈夫だからね〜…」
「ゆっくり、自分のスペースでねっ?」
「…うん、そう…、大丈夫だからね」
聞こえているかもわからない
本当に寝ているのかすらもわからない
それでも、山本の近くで、頭を撫でながら、優しい言葉を掛けてみる
過去の言葉なんか、全て消し去ってしまうような、そんな言葉を
実際、これが山本にとって、優しい言葉なのかはわからない
けど、僕は優しい言葉だって、信じてる
河「…………」
スッ…
離れる
ドアに近くなる
見つめて、安心して、不安になって
まぁ、今日の所は大丈夫だろうと、信じて、部屋を後にする
玄関には、山本の靴と、自分の靴だけ
須貝さんは、本当に帰っていた
大丈夫、須貝さんは大丈夫
山本も、きっと、大丈夫
そう思いながら靴を履く
そうだ、伊沢に鍵返さなきゃ…
鍵は自分のポケットに入っている
河「……またね」
「きっと、大丈夫だからね」
バタンッ……
ガチャガチャ…
チャリンと、鍵は音を鳴らし、僕の手元に入ってくる
こんな感じで、優しく、包み込めたらな…
そう思いながら、足を進める
“安心してね”、“大丈夫だよ”
この2つが、きっと、一番、幸せだろう
コメント
14件
最近スマホたまにしか使えんくて来れてなかった。ごめん!🙏てか山本さんほんとに体調不良似合いすぎ。最高。ちょっと重い感じなのに須貝さんと河村さんでほのぼのさせてくれるのも神!!河村さんがちょっと焦った感じなので珍しくて助かる✨

泣きそう 鼻詰まってきた 優しすぎてなんか、過去の自分がちょっと救われた ありがとうございます 須貝さん目線欲しいです!