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ピピピッ、と耳を刺すような音で目を覚ます。
8時すぎの、時計。
あぁ。また、遅刻だ。
学校を遅刻するようになって、遅刻するたびに嫌になって、学校にいかなくなった。
隣で寝ているいむを揺すって起こす。
「いむ、いむ。 起きて、朝だよ。」
しばらく揺すっていると、うぅ、と声を上げて目が開く。
「りうちゃ…おはよ。」
ぽやぽやとしたいむを連れて、洗面台に向かう。
昨日と変わらない、白けた顔。
それを隠すように冷たい水で顔を洗った。
「あにき。おはよ〜」
リビングに顔を出してみる。
「…あにきいないね。 学校行っちゃったのかな。」
いむが、俺の手をぎゅっと掴んでそういった。
「かもね。 あにきの部屋、行ってみよっか。」
コンコンコン、と3回ノックする。
「…。 学校行っちゃったかな。」
本当は普通のことなのに、いむが不安そうな顔をする。
「…、一回入ってみよっか。 いなかったら、靴と、制服見てみようか。 あにき入るよー」
ドアノブに手を掛けて、ドアを開く。
シングルベッドに横たわるあにきが目に入る。
「あにッ…。」
ピピピッ、と激しい時計の音が部屋中に響き渡る。
「ん゙。」
だるそうに片手を上げて、探し回るように手を彷徨わせ、時計の上をバン、と勢いよく叩いた。
「あにき、おはよ。」
いむが、ポンポン、とあにきを叩く。
「ぁ゙、ほとけ…、りうら…?」
半眼のあにきが、寝ぼけ声でぽやーんとする。
しばらく、考えるように止まっている
「…今、何時。」
頭が起きてきたようだ。
「8時ちょっと。」
家から学校まで、40分は掛かる。 登校時間は、8時15分まで。
今から行っても、遅刻確定だ。
「…あー。 …りうらとほとけ、今日学校どうする?」
「休みでいいよ。 どうせ、遅刻だし、今行っても今何やってるのかもわかんないし。 いむもそれでいいよね」
コクン、と頷くいむを見て、またあにきに向き直る。
「ん。 連絡入れとくな。」
ベッドから降りながら、スマホをいじるあにき。
その調子だと、今日も3人か。
「朝ごはんにするか。」
にこりと笑って、ドアから出ていく。
今日も同じようなことを繰り返す。
・・・
悠佑 3年生の受験生。
1年生の時に不登校になった。
ギターを弾くのが好き。
りうら 2年生。
悠佑の不登校の影響で、遅刻するようになり学校に行かなくなった
ほとけ 2年生。
毎回遅刻気味だったが、完全に朝起きられなくなり、不登校となる。
親がいなくて、生活補助金で生活している。
悠佑の幼馴染で、生徒会長のいふくんが毎回プリントを届けに来てくれる。
りうらの1年の時に友達になった次期生徒会長のないこが、プリントを届けに来てくれたり、お話してくれたり、遊んでくれたりする
ほとけの友達の次期副生徒会長の初兎が、プリントを届けに来てくれる。