テラーノベル
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「…..さっきの連絡なんだけど」
樹が、6人に話し始めた。
「前のマネージャーから、奈海のことで連絡が来た」
「奈海の?」
「うん。….奈海は昔、付き合ってた男から暴力を受けてたらしい。」
その言葉に、6人の表情が変わった。
「….本当に?
北斗が奈海を見る。
「奈海….DV受けてたってほんとなの?」
奈海はしばらく黙っていた。
そして、小さく頷いた。
「うん。ほんと」
「何があったの?」
奈海は俯いたまま、ゆっくり話し始めた。
「最初は、すごく優しかったの」
「でも、付き合っていくうちに、私が誰といるのか、どこにいるのか、何をしているのか、全部聞かれるようになった」
「友達と遊びに行っただけで怒られたり、連絡を返すのが少し遅れただけでも怒鳴られたり」
奈海の声が震える。
「言うことを聞かないと、暴力を振るわれることもあった」
6人は黙って聞いていた。
「何度も別れようと思った。でも、、、、」
奈海の目から涙がこぼれる。
「『別れたら家族も友達も全員傷つける』って言われて….」
「怖くて、何もできなかった」
「….それでも、好きだったの」
奈海は涙を拭った。
「優しかった頃のあの人が忘れられなくて….。また昔みたいに戻ってくれるかもしれないって、ずっと思ってた」
「だから….離れられなかった」
樹が拳を握る。
「….奈海」
「自分が我慢すれば、みんなは大丈夫だからって….そう思ってた。」
奈海は泣きながら続けた。
「でも、本当は…ずっと怖かった」
しばらく誰も言葉を出せなかった。
北斗が静か言う。
「…..奈海、それは奈海のせいじゃないよ」
樹も頷く。
「4年間、一人で抱えてたんだな」
奈海は何度も涙を拭いながら、小さく頷いた。
ーー6人が知らなかった、奈海の4年間。
その日、初めてその一部が明らかになった。
雪村 麻耶🦇🩷 。🦅🖤
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#SixTONES
コメント
3件
うわああ…第7話、読み終わってしばらく動けなかった😭💔 奈海ちゃんが4年間も一人で抱えてたんだね…「優しかった頃を忘れられなくて」って言葉がすごくリアルで、胸がぎゅってなった。 樹くんと北斗くんの「奈海のせいじゃない」が沁みるよ…。やっと話せたのが本当に良かった。続きが気になるけど、まずは奈海ちゃんがちゃんと癒されますようにって心から願うよ…🌸