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新番組 仮面ライダーストリーム
このあとすぐ
?? ?「ふぁ〜ぁ……眠ぅ…」
彼の名前は『仕速 耀』。
人手不足に陥っていた『HOLOsystems』に一発採用された、普通の男だ。
耀「ヘクチッ…誰か僕の噂でもしたぁ…?」
彼の勤めるHOLOsystemsが一体どんな会社で、どんな企業なのか、説明しておこう。
今から約72年前に設立された会社であり、独自に開発した高性能3Dプリンターで賞を取った事もある。
高性能3Dプリンターの他にも、ホログラム投影プロジェクターやメタバース等を開発し数々の人を昔から楽しませてきた。
今は『HOLOLIVE』というVTuber事務所も設立しており、技術や人気が衰える事が無い最強の会社と名高い最先端技術企業である。
そんな大企業のドアを遠慮なく開ける耀。
ガチャッ…
耀「おはようございまーす…」
?? ?「…遅かったね耀くん。」
彼女は『火威 青』。イケメンで王子様系の女性であり、普段なら耀を優しくエスコートしてくれる頼りになる上司だ。
しかしなぜか、青の顔は真剣で、オフィスも真剣な空気が漂っていた。
耀「…今日何かあるんでしたっけ…?」
青「…いや…まあ、ないね。本来は。」
耀「…緊急、ですか?」
青「話が早くて助かるよ。」
即答だった。
青「…耀くん。これからね。会社全体に関わる、大事な会議があるんだ。」
青「来て、くれるよね?」
任意なのだろうか。
青「もちろん拒否権は無いよ。」
強制だった。
耀「は、はい。」
〜そして〜
???「…皆さん、集まってくださり、ありがとうございます。」
彼はこのHOLOsystemsの社長、『高原 明』。
コンコンコン。
明「…どうぞ。」
青「失礼します。耀を連れてきました。」
辺りを見回すと…真剣すぎる空気が漂っていた。
耀「し、失礼しま〜す…」
耀からすると、あまりにも重すぎる空気だった。なぜか。耀はこのような空気には慣れておらず、会議自体が初めてだからだ。
耀「…。」
明「…。」
青「………耀くん。」
青は耀の椅子をそっと引き、耀に座って、と手で促した。
耀「は…はいっ…!」
ガタッ…
耀は急いで椅子に座った。
青「耀くん、もうちょっと静かに。」
耀「はいっ…!すみませんっ…!」
青「…。」
〜CM〜
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青「…。」
明「…耀くんも来たことですから、本題に入りましょうか。」
カタカタ…ピッ…
モニターに画像が表示された。
ザワザワ……ザワザワ……
青「…これは…?」
明「皆さん、お静かに。説明は博衣こよりさんにしてもらいます。」
博衣 こより「これは、こよが開発した対anti用装着変身デバイス、ストリームドライバーとライブライズキーです。」
彼女は『博衣 こより』。HOLOsystemsの社員兼科学者であり、自らのラボを持つ、『超・天才科学者』だ。
こより「前々から変身時の副作用が大きく、変身状態を維持出来ていませんでした。ですが、ようやく副作用を完全に無くす事に成功したのです。」
??? ??「副作用…薬みたいだにぇ…」
?? ????「まあ確かに…」
この二人は『さくら みこ』と『星街 すいせい』。HOLOLIVEで活動する女性VTuberである。
余談だが、二人は『みこめっと』の愛称で親しまれており、ファンからは「てぇてぇ」と称されるほど仲が良い。
こより「確かに、以前までは劇薬そのものでした。ですが、今はもう副作用の心配はいりません。もーまんたいです!」
こよりは耀に向かってウィンクをした。
耀「…?」
こより「この度、変身してantiと戦う、選ばれし一人目が決まりました!」
? ???「…あてぃしじゃないよね…?」
?? ??「大丈夫よ、あくあちゃん。」
この二人は『湊 あくあ』と『鷹嶺 ルイ』。先程のみこめっと同様HOLOLIVEで活動する女性VTuberである。
あくあ「えっ…”ちゃん…?一応…あてぃし先輩なんだけど……」
ルイ「…あ、ごめんなさいあくあ先輩。つい後輩に見えちゃって。」
あくあ「え…そ、それはどういう…?」
こより「ズバリ!選ばれし一人目は!」
ザワザワ……ザワザワ……
こより「仕速、耀くんです!」
耀「…え、僕?」
あくあ「よかった…あてぃしじゃない…」
ルイ「…良くはないんじゃないかしら。」
ザワザワ……ザワザワ……
みこ「耀に戦えるにぇ?」
すいせい「無理でしょ。」
あくあ「…あ…確かに…耀くん…戦えるのかな…?」
ルイ「難しそうだけれど。」
こより「大丈夫です!うちのよーくんは強いです!」
耀「えー…?」
すいせい「本人はあの反応だけど?」
こより「強いんです!!」
みこ「さすがに無理あるにぇ…」
こより「あ、HOLOLIVEの皆さんにも変身してもらいますから!全員!」
すいせい「は?」
みこ「え?」
あくあ「えっ……」
ルイ「…。」
かくして、伝説の物語が始まった。
『アーカイブ1 僕が社員で仮面ライダー』
こより「今日は変身しないかもです!」
あくあ「え、なんで…?」
こより「大人の事情的にです!」
すいせい「メタっ…」
こより「よし!第一話、完!!」
ルイ「いやいやいや、ちょっと待って。」
こより「なんですか!?」
ルイ「antiに大人の事情は通用しないんじゃない?」
みこ「作者サボるなにぇ…」
すいせい「筆者じゃないの?」
みこ「え?」
すいせい「え?」
こより「じゃあよーくんに聞きましょうよ!第一話で変身するか!」
耀「え、僕?」
こより「よーくん、第一話で変身しないのはダメですか!?」
耀「分かんない…」
あくあ「耀くん…!?」
ルイ「…耀くんはメタい展開についてこれてないだけだと思うけど。」
こより「じゃあ青くんに聞きましょう!」
青「……ん?え?何?」
あくあ「聞いてなかったんだ…」
ルイ「もう変身しなくても良いんじゃないかしら。」
こより「よし!第一話、完!!」
しかし、そうは行かないのが運命。
????「おいHOLOの奴ら、出てこいよ!」
こより「あれは…antiの下っ端!」
みこ「作者はサボらなかったにぇ。」
すいせい「え、筆者じゃないの?」
ルイ「作者よ、すいせい先輩。」
すいせい「えマジ?」
ルイ「マジよ。」
anti「…おい!出てこいよ!」
こより「これは変身するまでもないですねよーくん!」
耀「あ、はい。」
こより「話し合いしてきてください!」
青「平和が一番だよね〜」
こより「その通り!」
〜そして〜
耀「――というわけでして、話し合いに来ました。」
anti「…そうですか…お手数お掛けしてしまってすみません…」
耀「いえいえ。」
anti「それじゃあ、僕はまた今度来ますんで…」
耀「あ、分かりました。気をつけてくださいね。」
anti「ほんと、すみません…」
チュンチュン…チュンチュン…
耀、帰還。
みこ「すごい平和だった気がするにぇ。」
耀「良い人だったよー。」
あくあ「antiにも良い人っているんだ…」
すいせい「まぁ人間だし。」
こより「やっぱ第一話では変身無しです!」
ルイ「それが一番良いんだけれどね…」
これは、伝説の物語である。
みこ「説得力ないにぇ…」
青「ナレーターと話すのありなの?」
耀「メタいって…なんだろ…」
あくあ「耀くんは本当に分かってないもんね…」
明「あの、皆さん。会議中です。」
こより達「あ。」
第一話 完
〜次回予告〜
次回、仮面ライダーストリーム!
耀「変身!」
こより「あれが、仮面ライダーストリームです!!」
あくあ「背高くない…?」
こより「装着変身ですから!」
すいせい「そういうもん?」
みこ「謎原理にぇ。」
『アーカイブ2 やっと変身ストリーム!』
コメント
1件
いやー、めっちゃメタい回だったわ(笑)!VTuberのみんなが会議中なのに「作者サボるな」とか言い出したり、antiと話し合いで解決しちゃう展開がツボった。耀くんが終始「?」ってなってるのも可愛い。次回予告でやっと変身するみたいだから、第2話(本文中だと第一話だけど)は完全に導入&ギャグ回って感じやね。ヘルダヨーさんの遊び心が炸裂してて好き🔥