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ペアの似顔絵を描く授業があった
ゆあんは女にモテモテだった
でもゆあんは俺を選んだ
俺は女どもを見ながら
゛どうだ?ざまぁ゛
という顔をしてやった
[お前描けんの?]
[似顔絵位楽勝っしょ]
[えー…かっこよく描いてよ?]
[出来るだけ頑張ります…]
[……てか、そんなに言うならうりはどうなの?]
[う゛、]
[俺の事、かっこよく描いてよ?](笑)
[元がいいから大丈夫]
[ッ……さっさとかけ!]
ゆあんの顔と白い紙を交互に見る
細かいところまで
全部
偶に目が合うとあいつはフワッと
笑みを浮かべてくれたりした
そうこうしてるうちに
時間はあっという間にすぎていった
[できた〜!]
ゆあんが嬉しそうに大きな声で言う
[まじか。見せて]
[ほら]
顔は少し…いやかなり不格好だった
でも俺の顔の特徴をきちんと収められていた
そんなに見てくれていた
と、思うととても嬉しくなった
絶対誰にも渡さないから
だから誰にもとられずに待っていて
________
💙
僕の学校は1年と3年がペアになり競い合う
という独特な行事がある
2年は2年同士でペアを作る
ペアはくじ引き
✫Aの1…
[✫Aの1の人いませんか?]
[☆Aの2の人いませんか?]
[♡Cの1の人いませんか?]
いろんな音が聞こえて
僕の声は直ぐ消される
面倒だな
と思いその場に立ち止まっていた
すると腕を軽く叩かれた
驚きそちらを向くとゆあんくんがいた
[ゆあん、くん?]
[はい!センパイは何すか?]
[僕は✫Aの1]
[あ!一緒っす]
嬉しい
その時の僕は驚きよりも嬉しさが勝っていた
やった!よかった!嬉しい!
そんな感情が、
一気にブワッと僕に襲いかかってきた
[よろしくお願いします]
[こちらこそよろしくお願いします]
[取り敢えず出る競技は〜]
あぁ、楽しい
この時間がずっと続けば良いのに
絶対いつか僕が貰いますから…
END