TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する






🇫🇷やっぱり可愛いね



僕はそう言い、笑みを溢す。



🇯🇵…嬉しくなんかないです


🇫🇷もー、日本君冷たいなぁ、まだ怒ってるの?



そう聞くと、日本君はキッと僕を睨んだ。

僕を睨むその目は,かつてのあの頃のようでゾクゾクする。


そんな日本君に、僕はより一層興奮を覚えた。




🇯🇵…で?とりあえず何故こんな事するんです?フランスさん



そんな僕を他所に、日本君は自身の胸元まで腕を上げる。

日本君の腕には、鎖が繋がれていた。




🇫🇷君を僕のものにする為だよ、誰にも盗られないために



コツコツと日本君に近付き、日本君に優しくキスをする。

柔らかく甘い日本君の唇。

もっとその唇に酔いしれたかったが、日本君が嫌がったから辞めた。



🇯🇵…気持ち悪いので辞めてください


🇫🇷ふふっ…









何故こんな事をする?


日本君の質問が僕の頭を巡る。



そうだなぁ、なんて言ったら良いのかな。


僕は日本君を見ると、何故か胸が熱くなって高鳴るんだ。

逆に見なくなると不安になるし、誰かといると、フツフツと何かが湧き上がってくる。


初めはなんだろうこの気持ちは…って思っていたけれど、ようやく分かったんだ。


恋なんだって。


僕は日本君の事が好きなんだって事。



そう気付いた後は行動が早かった。

仕事が終わって1人で帰る日本君を尾行し、背後から睡眠薬を打って眠らせ、そのまま僕の家に連れて帰った。


本当、何でこんな事をしたか。


もっと言えば、いつもアメリカやイギリスといる。

それは嫌だった。

僕だけを見ていてほしいから。



だったら僕の家で監禁したら良いんじゃないか?

そうしたら日本君は周りの人は見ずに僕だけを見てくれる。


そう思って、こんな事をしている。









🇫🇷悪く思わないでね



僕がそう言うと、日本君は顔を強張らせる。

うん、間違っていない。日本君の反応は誰であってもする反応だ。

僕が異常なんだ。…分かってるよ。




でも、抗えないんだ。これだけは





僕はトサッと、ゆっくりと日本君を押し倒す。





僕は日本君の全てが欲しいから。





🇫🇷絶対、君を堕としてみせるよ








僕がそう告げると、日本君が目を泳がしたのを、僕は見逃さなかった。









『終』

この作品はいかがでしたか?

709

コメント

1

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚