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やっぱり 、しーちゃん素晴らしい …(泣)😭 こういうお話めっっちゃいい …!
どうも!紫蘇ㄘャンです!
今回は、本当に捏造でしかない上に、私の唆る様な場面を見せたいが為に構成がおかしいので読みにくいかも知れません ッ !
話の内容としては、knmcとそのお兄ちゃんでお互いのスケールが空いた日に一緒に遊びに行くって話です!
・実在する人物を用いた創作話です!
・捏造しかありません!
⇓
お兄ちゃん捏造だけで作ったキャラ
口調とか本当に私が考えたもの etc..
・本人様達とは関係ないので、本人様達に繋がるようなご迷惑行為はお辞め下さい!
・本人様達の解像度は低いので(キャラ崩壊)無理な方は速攻閉じてください!
見慣れた藤色の髪色を見つけた。
「touya」
そう名前を呼べば、俺と似た顔が此方を見据える。
「お兄ちゃん」
そう言われる。
俺の弟は自慢の弟。俺と弟は似ている所もあるが似てない所が多いと言っても過言では無い。
俺の弟は俺よりも頭が良くて、出てくる一つ一つの言葉がどれも凄くて、運動神経も抜群で、学校では優等生らしい。しかし、偶に出る子供らしさが高校生になっても抜けなくて、それが愛おしいのだけど。
そして、家族内での秘密も抱えている。
俺の弟はVTuberという配信活動をしている。そして今は知る人ぞ知るライバーだ。色んな人が惹かれるそんな面白いトークで、持ち前の語彙力を活かして、学生でありながら学業と活動を両立させている。
凄いだろ?
そんな俺は、現在は実家を出て一人暮らしをしている。その為、俺と弟が会うのは決まって互いの予定がない日。
一人暮らしで働いている俺とVTuberとして活動している弟。当たり前だが会えない日が多い、一般の兄弟からしたら不可思議だとも思われるかもしれないな。
でも俺はこれでいいと思っている。日々の仕事の疲れをこうやって会う弟に、全て霧散させてくれるのだから。まぁ最初こそ苦しくて、会う回数が週4だったけど (親にブラコンがなんて言われてそこから回数を減らした)
そんな俺は今日、久しぶりに会う弟と一緒に遊びに行く。遊びに行くと行っても色々見に行ったりご飯食べてまったりしたり。それでも楽しいからいい。
「toーyaぁ…!お兄ちゃんとハグしよ」
なんて言ってバッと両手を広げれば
「嫌だ」
と、拒否られた。心に矢が刺さった気がした。
俺は大袈裟にガーンと凹垂れる。
「えぇ?なんで?折角3ヶ月ぶりの再開なのに?」
「だとしても!こんな公共の場で男2人が抱きつくなんて嫌だ。僕の媚びセンサーが起動している」
「あっはっは、ここでも起動すんのかそれ、まぁいいや。ハグは別れ際ってことに」
「なんで!笑」
「てことでどっか行くかぁ」
「聞けよ ッ!」
別れ際のハグを約束して心を弾ませた俺は軽快に脚を進ませる。
それからは一緒に服を見に行ったり、文房具店で文房具を買ったり、そこにあったキーホルダーもお揃いのを購入した。
その後お昼にはレストランで腹を満たし、食べ終わりにゲームセンターへ行って一緒に遊んだ。
対戦をしたが殆ど俺の勝ち。兄の力舐めんなよ?なんて言えば足先を踏まれ、悶えてる俺に弟は鼻で笑いやがった。コノヤロウ。
UFOキャッチャーも次いでにして、俺は1個も取れなかった。やる前に、大人の力を見せて…などと意気込んだものの、完敗。弟には爆笑された。
弟も苦戦はしていたものの、拳サイズの何かよく分からんキャラクターの景品をゲットした。裏にキャラクターの名前が書いてあるらしく、見れば『マグロみかん』と書かれていた。
なんだよこれ。
弟の方を見たが肩を上げて何も知らないけど?みたいな顔をされた。なんか知ってるだろ。俺はお前のお兄ちゃんだぞ。何年一緒に居たと思ってるんだ。
とまぁ本当に充実した一日を過ごした。
しかし、そんな一日は限度があって、そろそろおさらばする時間まで迫ってきたのだ。
本当は俺が弟を家まで送り帰すと言ったんだけど、弟はそれを断り、逆に俺を駅まで見送っていくと言った。正直とても嬉しい。
弟と会った時の青空は今ではもうオレンジ色に染まっていた。夕日空の下、駅へと繋がる道を弟と2人して並んで歩く。
今日は楽しかった。次はここ行きたい。普段の生活でこうしてる。勉強は、仕事は順調。
いつもみたく、色んな話を交わし合う。
「そう言えば、VTuberでの活動上手くやれてるのか?」
「え ~ ? なに急に…?うん、お兄ちゃんが思ってる以上に上手くやれてるよ」
「そっかあ。いや、ほらVTuberってネットでの活動なんだろ?その、あれ…誹謗中傷とか、touyaの事悪く言う奴いたらさ」
本当はこんな事を聞きたい訳じゃなかった。ましてこのタイミングで。それでも、この一日の中でそんな事が頭をチラつかせた。
心配する俺とは反対に弟は微笑む。
「心配し過ぎなんだってば。まぁ勿論…ネットで活動してる以上、僕の事を悪く言う奴はいて当たり前だからね。それはもう仕方ない事だし。けど、僕のメンタル舐めないでよね!こう見えても強いんだから!それに気にしてないし、言いたいやつは言わせておけばいい
後、しっかり勉強と両立させてるから、困ってる事なんてないよ。ないからね?大変だけど、でもしっかりやれてる。だからね、大丈夫だから。僕の事はあまり心配しないで、お兄ちゃんは今を大事にしてね」
なんて、大人びた事を言う。でもそんな事いう弟の姿はなんだか儚げだと思った。今直ぐにでも消えそうな、俺が手を伸ばしても空中を掠るだけになるような。
「to、ya…」
弟の名前を呼ぶにも声が掠れて上手く呼べない。それでも弟はなんだと顔を覗かせる。
「?なにどうしたの」
「…んいや、ただ、なんかあったら言えよな。連絡しろよ?1人で抱え込むな」
「んっふふ、なになに、こわぁ。本当にどうしたの?」
「…あーほ」
キャラキャラしてる弟の頭につかさずデコピンをくらわす。
「いったぁ … !!」
「こっちは本気で思ってんだぞ ~ ?」
「んはははごめんってば!」
暫くして、駅の改札前まで着いた。
「ありがとなここまで」
「うんん、大丈夫。僕がここまで見送りたいって言ったから」
「はは!そうだったな。じゃ、行くわ」
そう言ってカードを鞄から取り出す。改札に通そうとしようとした時。
「お兄ちゃん」
弟に呼ばれた。
「ん?どうした」
弟はどことなくソワソワしていて、口をハクハクさせて何か言いたげな感じのようだった。
「あ、のね……いや、その、ううんなんでもないややっぱり。けど、はいこれ」
なにか考え込んだ挙句、なにも無いらしく、なんだそりゃと心の中で呟く。しかし弟は、はい、とポケットから何かを手に取った。
取り出したのはUFOキャッチャーって取った景品の『マグロみかん』だった。
「これあげる。思い出の品として貰っといて」
「…ありがとう、?」
「なんで疑問形なの?笑」
「なんでだろ?笑 まぁありがたく貰っとくわ ~ !
…touya、また会おうな。それまで元気で体調には気を付けろよ?」
「勿論、僕優等生だから」
なにが優等生だよ。と笑いながら俺はそう返す。
改札口を通る。最後に後ろを振り向けば、手を振る弟が。しかし、その顔は何かを封じて、言えず惜しむ、何処か苦しそうな、笑えてるようで笑えてない笑顔だった。
やっぱり何か声を掛けた方が良かったのか。兄として弟に出来ることは、と今更ながらに思う。しかし、もうすぐ来るであろう電車を乗り過ごす訳にはいけず、惜しむ間もなく脚を進めた。
そういや、ハグ出来てなくないか俺。