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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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続きです

どうぞ

⚠太中⚠

⚠BL⚠

⚠中也嫌われ⚠



太宰はずっと俺の腕を掴んだまま何処かに向かっていた、何処に向かっているのか俺には分からなかったでも、1つだけわかったのは太宰俺の”何かを知っている”と言う事だけだった、数分歩いてから太宰が急に足を止めた

中也 「太宰…」

太宰 「中也、君わかってて森さんの部屋に入ったのかい?」

中也 「ッ…え、っと…」

太宰 「中也…私はわかってたのかそうでないのかどっちだって聞いているのだよ…」

中也 「ッ…」

太宰 「わかってたの?」

中也 「コクッ」

俺は俯きながら頷いた、

太宰 「何で?」

中也 「太宰…」

太宰 「何…?」(低音)

中也 「ッ…手前…何か知ってるだろ…」

太宰 「…嗚呼、知っているよ」

矢張り太宰は何かを知っていた、でも俺は何処でどんな噂が流れているのか知らない…その為俺は太宰が何を知っているのか分からないのだ、だから俺は今太宰にどう思われていて、どんな気持ちで俺を彼処(ポートマフィア)から連れ出したのか太宰に聞くことにした

中也 「太宰…手前は何を知っていて、今どんな気持ちで俺を見てるんだ…?」

太宰 「ッ…」


ーーー太宰視点ーーー

私は中也を死なせない為に彼処(ポートマフィア)から連れ出した其れも中也の意思なんてお構い無しに

私は探偵社で国木田君から話を聞いて中也が今までどんな扱いを受けて来たか想像が出来た、中也は一刻も早くこの世から去りたかったのだろうでも私は嫌だ

中也 「太宰…手前は何を知っていて、今どんな気持ちで俺を見てるんだ…?」

太宰 「ッ…」

中也がポートマフィアでどんな扱いを受けているのかがわかっても、中也がそんな事を聞いてくるとは思っても居なかった…しかも今にも泣き出してしまいそうな、でも何処か全てを諦めている様な顔でそんな中也の顔を見て私は自分でも顔が歪んだ事に気づいた

太宰 「分からないよ……」

中也 「そうか…」

中也は私の答えに満足なんてしていない、いや多分誰でもこんな答えに満足なんかする筈が無いんだ、なのに中也は私に問いかける事はしなかった

中也は私の言葉はそこで終わったと思っていただろう…でも私は之だけは言っておきたいと思い付け足した

太宰 「でも…」

太宰 「私は中也が私の目の前から消えるのは絶対に嫌なのだよ」

中也はとても驚いた様な顔をしていた、まぁそんな反応をするのも無理は無い今迄の私だったら絶対に口にしない様な言葉だったから

中也 「な……んで…?」

中也はとても困った様な顔をしながら問いかけてきた

私はなんて応えようか迷った、でも今の中也にはちゃんと私の想いを伝えようと思っただから私は

太宰 「だって中也がいなかったら私はどうやって生きて行けばいいの…?」

中也 「は…?」


ーーー中也視点ーーー

太宰 「だって中也がいなかったら私はどうやって生きて行けばいいの…?」

中也 「は…?」

そんな言葉が返ってくるとは思っても居なかった…

中也 「(手前は俺が居なくても生きて行けるだろうがッ…)」

俺は此奴(太宰)が何を言っているのか本当に分からなかった、だって太宰は俺と違ったから

俺は太宰が居なくなってから食べ物の味が無くなったその他にも安心して寝付けなくなってしまったり、仕事に支障が出るくらい不健康な躰になっていた

でも太宰は、俺と居た時とは比べ物にならない位健康そうな顔をしていた、少し悲しかったけど太宰が健康な”人間”になっていて俺は嬉しかったから表には出さなかった

色々と考え事をしていたら太宰が俺と過ごしてきた中で時々見せてきた顔で

太宰 「好きだよ…中也……」

っと優しい声で言ってきた、俺は驚きすぎて声も出なかった、そんな俺を無視して太宰は俺を優しく抱きしめてくれた

俺は自分でもわかる位躰が飛び跳ねた、今迄ポートマフィアに行ったら殴られ蹴られ、痛めつけられていたからだろうか

そんな俺に気がついたのか太宰は壊れ物を扱う様にそっと俺の頭に手を置き撫で始めた



今回はここ迄です

次回もお楽しみに






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