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ふぇね さんから、ホラーゲームの世界に入ってしまった🐷🍌です(想像と違っていたらごめんなさい)


ーーーーーーーーーーーーーー








気付いたら知らない場所に居た。昨日、確かにモンハンの配信をして家のベッドで寝たはずだ。なのに何故か森の洋館的なところで目が覚めた。

いや本当になんで?

アニメや漫画のように頬を抓るがちゃんと痛かった。


何かないかと周りを見渡しても、隣におんりーチャンが居るくらいで、他は特に…


…ん?隣におんりーチャン?

「え、めん?」

「おんりーチャン?」

いやちょっと、なんで居るんですかあなた。


「めん、ここどこ?」

「知らん。」


どうやら二人とも知らないうちにここに居たらしい。


「スマホ無いんだけど。」

「え、ガチ?」

マジで無いじゃん。まぁ森なんで電波届かないですけどね。

「どうする?このままだと帰れないけど?」

「どうするって、俺に言われても困るんだが。」

今は夜だから歩き回るのも危ないし…


それに何より、

「めん、この館に入るのはナシだよ?」

「俺も入りたくねぇよ。」


そう、目の前の館がクッソ不気味。俺ですら入りたくない。

電気がついてないとかそういうレベルではない。

窓ガラスは割れ、壁や屋根はツタが絡み苔むしており、風が吹けば半開きの門がキィ…と音を立てる。

外で寝るか、館に入るかしかないだろうけど、この二択なら外で寝た方がマシだ。



ふと近くの木を見ると、紙のようなものが貼られていた。

「なんだこれ。」

「なに、何か見つけたの?」

紙には文字が書いてある。所々かすれているが読めない程ではない。

「何この紙。」

「さぁ?読んでみるか。」




ーーーーーーーーーーーーーー


館から鍵を見つけて扉を開けよう!

(君たちは今、ホラーゲームの世界にいるぞ!)


ーーーーーーーーーーーーーー


「「…..」」

なんか、思ったよりポップな感じだな。というかホラーゲームの世界ってなんだ?

「ね、ねぇめん、館って…」

「確実にあれのことだな。」

要領の良いおんりーチャンは紙に書かれていたことの意味を理解出来たらしい。俺も自分で驚くくらい冷静だった。


というか扉が無ければ鍵があっても仕方ない。まずそれを見つけないと…


「扉あった。」

「え」

おんりーチャンが指をさした方を見ると、先程まで何も無かったはずの場所に扉が出現していた。だたドアがぽつんと在るように見えるが、多分どこで○ドアのようになっているのだろう。

ということは鍵があれば帰れる訳だ。だがその鍵は館の中。

「鍵、とってきて。」

ホラー嫌いのおんりーチャンは館に入りたくないのだろう。だからといって俺も一人で行く勇気は無い。

「一人とか無理なんですけど?」

「俺行きたくない。やだ。」

このままでは埒が明かない。引きずってでも連れて行ってやる、そう思った時、風でさっきの紙がめくれた。裏側にも何か書いてある。それに気付いたのかおんりーチャンも寄ってくる。

えーっとなになに…

『このゲームは二人で協力しないとクリア出来ないよ!それじゃ、ご武運を〜』



「….おんりーチャン、行くぞ。」

「やだってマジで…」













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