俺らは 宿舎へ 車で向かう最中に
これでもかっ てくらい 話をした .
すにょんと居るときも
こんなに話してるのか と
なぜか 自分とすにょんを 比べてしまう .
だけど 、 すごく 楽しかったから 、
正直 、 どうでも良い .
「 でぃの 、 お前 、 作戦立ててたんだって ? 」
「 …. はい 、 嫉妬 させたくて …. 」
「 最低なやつだな 笑 」
「 ご 、 ごめんなさい … 」
「 いいよ 、 許す . だけど 、 」
「 、、 なんですか ? 」
「 、、、、 ぽっぽ 、 してくれたらね 」
「 えっ 、 ぽっぽ …. ですか ?! 」
「 うん 、 じゃないと 許さないよ 」
DN side_
「 えっ 、 ぽっぽ …. ですか ?! 」
「 うん 、 じゃないと 許さないよ 」
…. ひょんが こんなに 積極的だなんて ….
いつも 大人しいひょんからは
考えられない ……..
「 だっ、 だめですよ ! ほしひょんに 怒られる … 」
「 まだそれ やるつもりなの ? 笑 」
「 いやだって …… 」
「 俺の前で ほしの話 しないで 」
「 俺と居るときは 俺だけ見て 、 いい ? 」
あまりにも 積極的すぎる ひょん .
今日は どうしちゃったんだろう 、
そういうこと 言われちゃうと なぜか
心臓の 鼓動が 高まるんだ …..
もしかして 僕 …. ひょんのこと …….
いや 、 有り得ない !
僕に好きな人なんて 居ないし …. !
「 …..でぃの ? いい ? 」
「 あっ 、 はい 、 ! 」
「 でぃのは いい子だね ~ 笑 」
「 こ 、 子供扱い しないでください …. ! 」
「 俺から見れば お前はまだ 子供だよ ? 笑 」
もぅ …. そうやって いつも いじってくるんだから ….
「 、で ぽっぽ は ? いつしてくれんの ? 」
「 え 、 しなきゃ いけないんですか … ? 」
「 うん 、 じゃないと 許さないから 」
「 ….. わかりましたよ …. 」
「 宿舎に 戻ったら …. で いいですか …. ? 」
「 うん 、 いいよ . 笑 」
と 、 照れ笑いしながら 言うひょんに
また どきっ とした .
「 ひょん …. じゃあ 、 全て済ませたら 僕の部屋に来てください ….ね 」
「 うん 、 そうする 」
今日のひょん 、
やけに優しい と いうか ……
積極的だし いつもと 全然 違う …..
まあ 、 ぽっぽ して終わりだろうし
あまり 期待しない方がいいっか
僕には ほしひょんが …… って 、
僕 、 いつまで ほしひょんって 言ってんの ! 笑
そんなことを 考えていると
ノック音が なった .
きっと 、 ひょん だろう .
「 どうぞ ~ 」
「 おじゃまするね 」
….. だけど その声は うぉぬひょんでは なかった .
「 ごめんね 突然来ちゃって 」
「 えっ 、 ほしひょん ?! 」
「 そう 、 ほしひょん だよ ~ 笑 」
「 え ~ ! どうしたんですか ~ ? 」
「 ちょっと 話があって 来たんだ 」
「 話 、 ですか 」
「 あっ 、 でも 、 後で うぉぬひょん来るんです . 」
「 だから 、 できるだけはやk.. 」
「 うん 、 知っててきたんだよ 」
「 えっ ? 」
一瞬 、 訳が分からなかった .
なんで うぉぬひょんが来るって 知ってたのか .
「 僕は でぃののことなら なんでも お見通しだからね ~ 笑 」
初めて ほしひょんに 怖さを 感じた .
「 な 、 なんで知ってるんです …. ? 」
恐る恐る聞いてみた .
すると 、
「 え ? 会話 、 全部聞こえてるから 」
…… え ?
それって まさか
盗聴器付けられてる …. ってこと ….. ?
「 ずーっと でぃのと居たいから 付けたんだ 」
「 盗聴器 . 笑 」
「 ど 、 どこに 付けたんですか …. 」
「 それはもちろん 、 内緒じゃん ? 笑 」
このひょん 、 狂ってる ….
本当に 何を考えてるのか 分からない .
今まで ほしひょんは
優しくて 相談にも乗ってくれて
困った時には とっさに駆けつけてくれる 、
優しい 優しい ひょん だったのに ….
「 、、、、 なんで 盗聴器なんてもの 、 付けたんですか ? 」
「 それはね 、、、 」
「 うぉぬから お前を 守るためだよ 」
うぉぬひょん …. ?
うぉぬひょん 悪い人なの … ?
「 俺は 正直 、 うぉぬをあまり好きじゃない . 」
「 これからだって 、 何されるか わからないよ ? 」
「 ぽっぽ とか言ってるけど 本当は もっとしたいのかもよ 」
「 どうなの ? そんなやつと居て 楽しいの ? 」
ほしひょんは 怖い顔をして 聞いてくる .
僕は 怖くて 怖くて 仕方がなかった .
いつの間にか 心の中では
うぉぬひょんに 助けを求めていた .
‘ うぉぬひょんっ ….. 来て …. 助けて …. ‘
ガチャッ
扉の開く音がした .
「 …. は ? なにしてんの ? 」
うぉぬひょんの 声だ .
….. うぉぬひょんだ … !
僕は 咄嗟に 扉の前で立つ
うぉぬひょんの 後ろに 隠れた .
「 ….. すにょん 、 お前 、 何した 」
「 いや 、 うぉぬは 悪いやつだよって 教えてあげてただけ 」
「 ね ? でぃの ? 」
問いかけてくる 声 、 表情 、
全て 怖かった .
「 ひょん 、、 怖いよ …. 」
「 っ 、、 !! 」
「 ほら 、 怖いって 言ってんじゃん 」
「 お前 、 何かしただろ 、 」
「 してないって 黙ってて うぉぬは 」
「 ….. お前 、 一旦 出ていけ 」
「 話は 後でしよう . 」
「 ….. 分かったよ 」
バタンッッッ
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「 …. でぃの 、 大丈夫か ….. ? 」
「 だ 、 大丈夫 じゃない …. 」
こんなに 震えている
でぃのを 初めて見た .
本当は 今すぐ あいつの骨を
折ってやりてえくらいだけど …. 我慢 ….
「 なに 言われたの ? あいつに 」
「 盗聴器 ….. 付けてるって …. 」
「 ….. は ? 」
盗聴器 ?
なんであいつが ?
盗聴器 を ?
「 どこに 付けられてんの ? 」
「 それが 、 教えてくれなくって ….. 」
あいつ 、 まじで 狂ってる .
好きな人だからって そこまで するもんか .
「 うわ まじか ….. 」
「 そう … どうしよう 、 ひょん … 」
泣きそうな顔で 訴えてくる .
ごめん 、 でぃのが 本当に 怖がってるのは 分かってる .
だけど 、 俺は …..
お前の 泣き顔に 弱いんだよ …..
そんな顔されたら …..
「 でぃのや 、 怖かったよね 」
「 泣いていいんだよ 、 」
すると でぃのは 安心したのか 、
子供のように 泣き始めた .
好きな人が 悲しんでる って言うのに ….
俺は 嬉しくて たまらなかった .
でぃのの 泣き顔が見れた .
「 でぃのや 、 もっと泣け 」
しまいには そう言ってしまっていた .
それを聞いた でぃのは
「 え … ? 」
と 戸惑った顔をする .
ああ 、 俺 、 なんで言っちゃったんだろ …..
「 、、、、 ひょん 、 もしかして ….. 」
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