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推しが目の前に!!
私はリヴァイ兵士長の言う通り着いて行った。
「リヴァイ兵士長。私は一体何処に連れていかれるんでしょうか。 」
「てめぇが今から行くのは此処だ。」
そう、連れてこられた場所はまさに私の推しがいる……
” 団長室 “ だった 。
「え、あ、え?リヴァイ兵士長。」
「なんだ?」
「もう、団長と話すんですか?ちょっと心の準備が出来てないんですが……。」
「は?心の準備とかあるのか?お前に」
「ありますよ!いやぁ、まじで無理ねんけど……、ホンマに無理、スミスと話すとかまじで無理なんやけどぉぉぉぉ!!!しんどい!」
「……は?」
「あ、すみません。取り乱しました。」
「そんな事言ってるとエルヴィンが中かr」
団長室のドアから開いた音が聞こえた。
「何を話しているんだ?」
「よぉ、エルヴィン」
「嗚呼、リヴァイと……誰だ?その子は?」
「嗚呼、此奴は104期生のてめぇと会いたがってた餓鬼だ。」
「嗚呼、この子が。」
「………………。」
私は硬直していた。
何故ならあの私の憧れの!!
嫌、もう推しだ、そうだ!推しだ!
推しが目の前にいるからだ!
「あ、あの、えっと、……。」
「コトだったけか?」
「…………はい。」
名前を呼ばれた瞬間私は心の中で震え上がった。
「そうだな、リヴァイ少し席を外してくれ。」
「了解だ。」
リヴァイ兵士長はその場から去り、私はと言うと、
「コト、団長室の中に行こうか。」
「…………はい。」
其の儘、私は言われた通り入った。
団長の右腕とは
私は団長室に入り、スミスの目の前に立った。
「コト、何故私の右腕になりたいと思ったんだ?」
「……言った通り、私はエルヴィンさんが推しで一目惚れだったんです。」
「……君は私の調子を狂わせるな。」
「……そうですか?」
「……私の右腕になってどんな事がしたいんだ?」
「貴方様を守りたいです。」
「私をか?」
私は頷き、スミスを見詰めた。
「分かった。認める。」
「え、?」
案外すんなりと話が進み、
スミスに認められた。
「だが、右腕となるんだったら104期生の元へはあまり戻れないぞ?」
「えぇ、大丈夫です。」
「そうか。104期生の指揮官キースにはそう言っておく。」
「はい。」
「これからはこの塔の寝室を使ってくれ。 」
「はい。分かりました。 」
「なら、これからよろしく頼むぞ。」
「はい。こちらこそです。失礼します。」
私は団長室からでて、廊下に出た。
私はスミスに言われた通り、寝室を探しに行った。
ここの塔は104期生の廊下と違って、広くて、色んなものが置いてあった。
だけど、賑やかの方は104期生の皆だった。
「……そうだ、104期生のみんなにお別れを言わなくちゃ。」
私は思い出して、104期生の寮に向かう。
寝室はどんな感じなんだろうと思いながらも104期生の寮に着いた。
「……。」
私はこっそり扉を開けた。
「エレン、ミカサ、アルミン……?」
私はキョロキョロと周りを見渡す。
「……今の時間は、?」
私が時計を見ると、今頃皆が訓練してる時間だった。
私は納得して寮から出ようとした時だった。
「やっべぇ、忘れ物しちまった、」
誰かの声が聞こえた。
後ろを振り返ると見覚えのある顔がいた。
「嗚呼?御前誰だ?」
「あ、嫌……。」
「え、待ってくれよ。上官とか言わないよな?」
「嫌、上官では無い……。一応君と同じ104期生なんだけど……。理由が色々あって、上官の右腕になることになったの。」
「はぁ?!御前すげぇじゃん!」
「そう……?」
「おう!……てか、なんで右腕様が104期生の寮に?」
「私の幼馴染に別れの言葉を言おうかなって思って。」
「幼馴染?誰だ?呼んでくるけど。」
「……ミカサとエレンとアルミン。」
「嗚呼、あの3人が言ってた女の子って君なのか。」
「ミカサに関しては、家族なの。」
「へー、なら呼んでくるわ!」
「嫌、忙しいと思うし……。」
「気にすんなって!待っとけ!」
「え、ちょ……。」
ジャンはせっせとミカサ達を呼びに行った。
そーいや、ジャンはミカサが好きだったよな。
今度お礼でなにかしてあげなきゃな。
「呼んできたぜ!」
「ありがと。ジャン。」
「·····?俺御前に名乗ったっけ?」
「·····」
やばい、そうだった。
この世界線では私のこと知らないんだ。
ジャンは!馬のくせに!(?)
とりあえず
「あー、最初の時に教官に頭突きされてたからさ~笑」
「·····」
え、待って違うの?この世界線は違うの?
「マジかよ笑あれ見られてたの?笑」
「うん笑」
良かった。合ってた見たい。
「コトー!」
聞きなれた声が聞こえた。
後ろからだった。私は振り返った。
「·····!」
そこには、黒髪ロングの女の子がいた。
「ミカサ!」
「コト、大丈夫?」
「え、何が?」
「あのチビに何かされてない·····? 」
「あのチビ·····あー!リヴァイ兵士長殿ね!何もされてないよ!」
「良かった、」
やっぱり、私とミカサは血の繋がった一応家族だから少し安心する。
·····私の親元気にしてるかな。
一緒の墓にグッズを入れてくれたのも最後の情けなのかな。
「おい!コト!どこ行ってたんだよ!」
「·····、」
「?コト!」
「あわ、ん?あー、エレンか!」
「御前あのリヴァイ兵長に認められたんだってな!応援してるからな!」
「有難う~」
嗚呼、そうだった。
友達に死んだのは笑われても良い。
でも、親友を置いてきた私はどうすればいいの·····。
「·····、コト大丈夫?」
「·····!アルミン!全然大丈夫!」
「そう?体調が悪いなら無理しないでよ?」
「うん、!」
あーあ、惜しいことしたな。
私もこの3人みたいに親や親友に大事にされてたのかな。
” 帰りたいな “
そう思った瞬間だった。
行成、視界が明るくなった。
目をあけるとそこは·····。