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こんにちは〜
どぞ!
結局あの後一睡もせずに朝がきた
今日の任務は何だったか確認し準備をする
「…何かフラフラするなぁ」
『大丈夫…?』
「まぁ、いつも通りいけるでしょ!」
『…変わって』
「え?」
『星日には無理させない…』
「…絶対無茶するやつじゃん」
『周りに迷惑もかけない』
「…絶対変わらないよ月歌」
『なんで…』
『変わって…お願い…』
「……ずるいよその言い方は」
頭の中で話をし
星日は指を噛み切り血を舐める
「…ありがとう星日」
『…倒れたら許さないからね!』
「はは…周りに迷惑かけたくないからね…」
『……』
そういうことじゃないと星日は内心思ったが
言うのを諦めたのだった
「よし…行こう」
任務を始めようと任務場所に向かう
今日は午前中は偵察部隊の仕事で捕らえている桃から情報の聞きだし
少し休憩を挟んで午後からは戦闘部隊の手伝い
というなかなかのハードスケジュールである
「私ならできる…」
「…やりきる」
小さな声でそう言い捕らえている桃の前に立つ
「や、やめろぉ!!」
「俺は何も知らない!!」
「頼む!!逃がしてくれぇ…!!」
「ッ……」
「…ふぅ」
(やらなきゃ…)
普段だったらあまり気にならない桃の助けを求める声も
精神的にきていた月歌は自分の過去と重ねてしまう
「すぅ…はぁ…」
「…やらなきゃ」
深呼吸をし、桃に自分の血を注射器で打ちこむ
「あぁ…やめろぉぉ!!」
「……ッッ」
「ッ…ふぅ…」
「…じゃあ質問するから答えてね」
何個か質問をしたが全て知らないの一点張り
「……ッ仕方ないか」
『血蝕解放 自傷行為 』
自分の腕を思いきり切りつける
すると桃の腕から血がたらりと垂れる
「うぁ゙っ…なんだこれぇ!?」
「…知っている情報を全部言って」
「ひっ…」
何回か体を傷付けるとボロボロと情報を吐き出す桃
もう知っている情報が無いのかもう許してくれと言い出した
「…じゃ、情報ありがとう」
「おい!逃がしてくれよ!!」
「それは私がする事じゃないから…」
「はぁ?!ふざけんなこのクズが!!」
「情報はやっただろうがぁ!!」
「……」
喚く桃を無視し、部屋を後にする
「ふぅ…」
「あ、夜咲さん!お疲れ様です!!」
「おつかれ〜」
廊下で他の隊員に話し掛けられる
「…なんかフラフラしてません?」
「大丈夫ですか?」
「あはは…大丈夫だよ〜」
「そうですか?」
「では失礼します…!」
「うん、じゃあね〜」
そう言い軽く手を振ってお互い歩き出す
(危ないッバレるとこだった…心配かけちゃったなぁ…)
そんな事を思いながら休憩なので1回部屋に戻る
部屋に戻ると休憩はせずに報告書を書く
「………」
『1回休んだら?』
「…いや大丈夫」
「羅刹に行ってた時分の情報も目を通さなきゃだし」
『いや、マジで1回休めって!』
『昼飯は?昨日から飯食ってないだろ』
「…本当に大丈夫だから」
「ご飯も食べれそうに無いし…」
報告書を書きながら頭の中でそんな会話をして
書き終わると次の任務の準備をし、報告書を持って
部屋を出て
馨を探し始める
「…あ、副隊長」
馨をみつけると声をかけ
周りを見渡し真澄が居ないことを確認する
「夜咲さん、お疲れ様です!」
「ん、おつかれさまです」
「…これ、報告書目を通しといてください」
「あ、はい!ありがとうございます!」
「…顔色良くないですけど、大丈夫ですか?」
「…大丈夫です」
「…なら、良いですけど…」
「今から任務ですか?」
「はい、戦闘部隊の手伝いで」
「戻るのは明日の朝になるかと…」
「大変ですね、無理しないでくださいよ」
「…はい」
そう言い馨は頭を下げ歩い行く
「…ふぅ、私も行くか」
辺りを警戒し外へ出て任務場所へ向かう
向かった場所には戦闘部隊の部員が居た
「ごめんね、遅くなって」
「いえ、今日はよろしくお願いします!」
「うん、よろしくね」
今日は
最近入って来た新人を任務に出すから、と色々頼まれたのだ
自分が行きたいが人手不足で…との事
「じゃ、急いで向かおうか」
「「はい!」」
桃がいる場所に向かう
「優先すべきは鬼の救出」
「では、任務開始」
「「了解」」
新人にしては動きがよく救出も順調に進んだ
桃も結構片付きあと二人になっていた
もう終わりそうだな、と思っていたら
残りの桃の1人が鬼の救出をしている隊員を狙って攻撃をしようと襲い掛かる
「お”らあぁぁぁぁ!!」
「ッ!?危ない!!」
「え……?」
そう言い狙われた隊員等を咄嗟に押し庇い
腕を負傷してしまった
「い”ッ……」
「夜咲さん!!」
「ッ…大丈夫、問題ない」
そう言い立ち上がり残りの桃を仕留める
「はぁ…はぁ…」
「夜咲さん!大丈夫ですか?!」
「ん、大丈夫だよ…」
「すみません!!俺を庇ったばかりに…」
「大丈夫だって…」
「じゃあ、救出した鬼を援護部隊に運ぼうか…」
「はい!」
そう言い他に鬼は居ないか確認し、救出した鬼達を援護部隊に運ぶ
「本当に治さなくていいんですか…?」
「大丈夫だよ」
「大変そうだしね」
「君達は怪我してたらしっかり治してもらうんだよ」
「「はい!」」
「今日はありがとうございました!!」
「ん、じゃあね」
そう言い隊員等を後にし歩き出し
フラフラしながら地下まで戻ってきた
「……はぁっ…はぁ…」
『おい、大丈夫か?!』
「…ちょっと…やばいか……も…」
そう言うと、目の前が真っ暗になり倒れ込んだ