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「 晴天の花海 」 (織太)
太「 …… 。」
目を醒ます 。私は 、地面 …… だろうが花一面に埋め尽くされている 。白 ………… 、否 桃色 、、? の花の色に 、私が見える限り咲いていた 。
太「 ………………… 、そう 、、か … 。そうか 。そうだ … !!私は 、死んだのだのだよ !!やっと 、、やっと死ねたんだ!!!!」
太宰は 、自分の自殺願望の夢が叶えられただから 、満面の笑みで独り 歓喜をあげていた 。もう 、其れは其れは 、、。喜びを有る程度 、表に出した後 、太宰は すくっ と 、立ち上がり 。自分の服に付いている花弁を手で振り払った 。
太「 〜♪ 【黄泉の世界】は 、こんな風に成って居たのだね 。黄泉の世界もまた 、好い 。否ぁ 、実に ………………………………… 、綺 麗 、だ … 。」
偶見た方向を見て 、目を大きく開いて 、固まっている太宰の言葉は 、声が小さくなり 、段々途切れが悪くなっていた 。
太「 ……………………… 、は ……… な 、で … っ 。」
絶望感 、そんな声色 表情では無い 。哀しみと嬉しさ 、怒り 。色々の感情が詰まってしまって 、迚 、表し用が無い 。そんな 気持ちだった 。だって 、胸が迚 、とても ………… ぐしゃぐしゃなのだから 。
太宰の見ている方向に居るのは 、小さな子供五人と花の冠等を作って愉しく笑い合っている 。赤髪と蒼色の瞳が目立つ 。太宰を光の世界に連れ出した亡き友達 。織田作之助だった
太「 織田 …… 、作 ……………… っ 。」
名前を呼んで 、こっちに気付いて貰おうとした 。だけど 、声が余り出なかった 。出なかったのでは無く 、出すのを拒絶していた 。何故?其の答えは直ぐに解った だって 、未だ …………… 、わた 、し 、は … 。
太「 光の世界に来ても 、何もやって無いもの ………………… っ 。」
そう思ってしまった瞬間 、織田作に見つからない様 。其の場絡急いで走って 、走って 、息が切れるのもお構い無しに 、走った 。
ふと 、気付いたら 、さっきの1面花に包まれた場所では無く 紅い花が浮いている海だった 。海の水は 、透き通っては 、いない 。寧ろ 、黒ずんでる …………… 、そんな感じだ 。
太「 はっ … ッ 。は 、ひゅッ 、はーっ 、ッは 。」
急に脚を止めた絡 躰が酸素を欲しがっている 。二酸化炭素を出したがっている 。だから 、鼓動の動きが一段と速く。迚 、苦しくなる 。
太「 はーっ 、はっッ 。ひゅー ッ 、は、ぁ “ … 」
太「 此処に入れば 、黄泉の世界からも 、【太宰治と云う人格を消せる】…………… 、かな 。」
そう 、ぼそっ 、口に出しながら 、一歩 。また 、一歩 。と 、躰を海に向かわせた 。
ちゃぷ … っ 。ちゃぷ 、外套が水に染みて 、重くなっていく 、太宰の腕に巻かれた包帯にも 、じわじわと水が染み込んでいく 。太宰の外套には 、紅い花の花弁が纏わり付いてくる 。太宰を基の場所に 、来た道に戻らせない様に 、纏わり付いていく 。
太「 ……………は…… 。 」
太宰の小さな虚言な一言は 、今 、太宰の目の前の状況を眼にすれば 、判る 。そう 、太宰の腕を 、織田作がしっかりと摑んでいた 。太宰を 、【太宰 治と云う人格を 、消させない】為に 。
太「 … 、な ……… 、で … 、ぉ 、ださ …… っ く 、、……… !!!!」
太宰は 、驚いてはいるものの 。其の裏には 、今にも泣いてしまいそうな 、幼い 、少年じみた顔をしていた 。
織「 云っただろう 。”“俺は 、御前の友達だから”” と 。」
落ち着く 、優しい声色で織田作は 、言葉を発した 。私の 好きな声 。落ち着く声 。温かい体温 。其の凡てが 、私を 、太宰を休ませた 。太宰は躰の力が抜け 、織田作に身を任せる様な体制になった 。
織「 彼処は 、危ない絡 行くのは辞めとけ 。太宰 。」
太「 ………… 君が云うのなら … 、辞めよう …………、、。」
織「 嗚呼 、そうしてくれ 。未だ 御前は 、彼処に行く必要が無い絡な 。」
織「 処で 、元気にしてたか?」
太「 ……… ! ふっ ……… 、ぁはっ 。うふふ … っ !! ( 笑」
笑いが止まらなかった 。織田作は 、何時迄 経っても 、変わらない 。姿 、内側 、凡て何一つも変わっていなかったのだから 。其れは 、太宰にとっては 、嬉しくて 、可笑しくて 、堪らなかった 。当の本人は 、何故笑っているのか?と疑問の表情をしていたが 、太宰が愉しそうだったので直ぐに 基の 、優しそうな顔に戻った 。
太「 織田作 、そろそろ私は 、行かなくては行けない用だ 。」
織「 もう 、潮時か 。」
太「 ……………… 織田作 。」
織「 ? 何だ 、」
太宰は 、織田作からの返事が返って来ると 、素早く立ち上がり 、織田作の眼の前に移動する 。其れと同時に織田作の顔の方向は太宰の方を向いた 。太宰の顔が見えなかった為 、少し顔を上げる 。
織「 ……… ふっ 。」
織「 善い顔になったな … 。太宰 。」
太「 そう?まあ 、織田作が云うのなら 、そうなのだろう!!」
太「 其れより 、織田作 。」
織「 判ってる 。あっち絡なら 、逢えるぞ 」
太「 有難う … 、本当に 。」
そう 、優しく微笑みながら 織田作に御礼を云うと 、太宰は織田作が指した方向に 、脚を動かして行った 。
織田作 。君との約束は 、、否 、また此処に来たら云うとしよう 。
「 …………… いっ !!」
「 …… ざいさんっ !!」
「太宰さんっ !」
大きな声で 、私の眼は大きく開いた 。眼の前には 、敦君 。国木田君に鏡花ちゃん ……… 。否 、探偵社の社員が私の近くに付き添っていた 。眼醒めた私に気付いた社員達が 、一斉に騒ぎ出した 。
敦「 だざっ … !!太宰 、さん ……… っ!!!!!死んだ 、死んじゃったかと 、おも 、思い ましたぁぁ !! ( 泣」
鏡「 善かった … 。」
わっと 、泣き出す敦君 。何時もは顔に出ないが 、今許は 、少し顔に出てしまっている鏡花ちゃん 。
国「 貴様 、と云う … 奴 、は …… っ 。」
怒りと嬉しさが入り交じった声色で 、話す国木田君 。
乱「 太宰 、御前 。当分は 、自殺行為等は辞めとけ 。」
太「 …………………………… え ………… 。」
乱「 当たり前だろう?御前は 、莫迦なのか?」
太「 は 、はい ………… 。了解しました 。」
乱「 隠れて自殺行為をしても 、僕の異能で直ぐに解るからな?」
太「 は 、はい 。」
と 、怒りの眼差しで叱られた 。自殺も当分 、出来ない様に毎日誰かと行動を共にしなければいけないらしい 。
太「 綺麗 、だったな ぁ………………… 」
小声でぽつりと 。聴こえた者は 、聴こえただろう 。だが 、皆は聴こえない振りをしている 。
太( 其れが1番気楽だ 。)
長めの噺作るの楽しい 。幼児化も新しいの作りたい 。