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プロローグ
彼女は、藤沢 氷
車好きでは無い
だがしかし車好きの友達から車の免許一緒に取ろうと言われたからどうせ後々取るものだと思い一緒に取りに行った
そして同じМT(マニュアルトランスミッション)とやらをまた一緒に取ろうと言われた
ATの方が安いのに…
と、私は思っていました
「楽しい!」
とても楽しい
ビビった
正直車なんてどれも一緒だろうし必要だから嫌々運転するものだと思っていた
しかし、教習所に来たらどうだろう
そんな私の思いこみが全て吹っ飛んだ
МTは一々、手でギアを変える必要があったその為ダルいと思っていたが…
そんな事無いATも乗ってて楽しいだろうがしかし、そんな物ギアをDに入れてアクセルを調整するだけそれに対しМTはニュートラルから一速に入れアクセルを踏みレッドゾーンに当たる為、クラッチを踏み、2速に入れ、クラッチを離し、アクセルを入れるそこから、アクセルの調整…
[ガゴッ!]
「はい内輪落ちですね〜減点です」
「はいすみません…」
そう私は下手の横好きと言える感じに下手だ…
そんなこんなで何とか一発で免許を取れた
そして一発で免許を何とか取った
そして
私は負けず嫌いだ
教官に点数を引かれる事に何がいけなかったかを考え実行に活かす
そんな生活を続けていた為、無意識に上の事を実行していたらしい
そして…
卒業する頃には、運転がメチャ上手になっていた
そう言えばネットで調べた車の運転が上手くなる方法とやらで荷重移動とか書いてたし、親切にやり方と言うかコツが書いてあった
そのせいか教官が目を見開いて
「誰かと入れ替わった…?」
とか言って、次の運転実習で爆睡していた
そして起こして見ると、ビクッとなって開口一番に
「ふぇ…?」
と、来た…
「私がもう終わりましたよ?」
と言うと
「え…?」
だそうだ
そして何かその実習は満点になっていたらしい
(卒業する日に教官に教えて貰った)
そして友達は、今
「氷〜また落ちたよ〜うわぁぁぁん!」
「もう理沙〜何回落ちるの?」
「3回」
「急にケロッとしないで」
落ちていた、もう3回目だよ?
もう何ヶ月学校に行っているか分からない…
ちなみにそんな彼女の名前は赤星 理沙
私が車好きになった原因だ
原因って言ったって別に悪い事じゃないんだけどね…
「ねぇ氷?」
「何?」
「車買わないの?」
「グッ…」
仕方ないじゃないか!
まだ車好きになって間もないから車の事を詳しく知らないんだ…
「こぉ〜おぉ〜りぃ〜?」
「はいすみません」
「で、車どうするの?今みたいにいつまでも免許持ちながら、自転車乗ってたって意味無いよ?」
「理沙!私睨みながら、歯をギリギリしないで!怖いから!」
「え〜」
「え〜じゃないの怖いから!」
「はいはい…そんで車、何にするの?」
車か〜どんなのがあるんだろうか…
「また今度、中古屋にでも行く?」
「おっ良いね〜」
「良し!じゃあ私が免許取ったら行こう!」
「後、何年後だろうか…」
「失礼な!」
「ごめんだから殴るの辞めて!地味に痛いの!」
「また明日〜」
「無視!?」
次回、車を買う…?
ここに出てきた用語解説
マニュアルトランスミッション
マニュアルトランスミッションとは手でギアを変えるタイプのトランスミッション
例えるならば、自転車の1 2 3 4 5 6、みたいな感じに操作が追加された物と捉えたら分かりやすいと思います
AT(オートマチックトランスミッション)
ATとは、ギアを前に進む、Dに入れたらそこから勝手にギアが上がったり下ったりするタイプのトランスミッション
内輪落ち
曲がる際に内輪差が生まれ、後輪が道路じゃない所に落ちる事(ワンチャン人を、轢く可能性がある為危険)
荷重移動
車には曲がる際に、感性で曲がりたい方向とは逆にG(重力、1Gで自分の体重が体にかかる)為その荷重を上手く移動させる事(自分でも良く分かって無い…すみません)