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part4
元貴さん目線です、屑井です。
暴言、暴力、過呼吸気味?注意
~ ~ ~ ~
『リードなんて気まぐれにパッと落としちゃうかもよ?笑』と言われた時から、弱点を掴まれて、何も言えなくなった。
若井に反抗したり、断ったりするといつも弱点を脅しにされて、性行為をしている時の写真を晒すと言われ、ひどい時にはカッターでイニシャルを掘られかけたり、殴られたり。
でも僕には若井しかいなくて、若井に捨てられたら終わりだとしか思えなくて。
あの夏の夜。2人で初めて一緒に寝た日貴方の体温が僕の体に乗り移って、嬉しかった。
僕を愛してくれるのは若井だけ。僕が愛せるのも若井だけ。生まれ変わっても若井のものになりたい。
ライラックが大バズりした去年。
歌番組への出演願いが多くきた。
若井の激ムズイントロの後に息継ぎをするところがあるのだが、そこを利用したいいことを思いついた。
その『いいこと』を思いついて1回目のテレビ番組。
いつも襲ってくる若井が泣きながらクリアしたイントロをくぐり抜け、息継ぎのところがついにきた。
でもほんとにやっていいのか?若井に裏切られたりしない?いや、やるしかない、、、!
「た」
震える声で1文字発する。
若井はおふざけと認知しているのか気づいていない様だった。
よかった。次は明日の番組だ。
2回目のテレビ。昨日と同じ様に、イントロをくぐり抜けてまた震える声で発する。
「すッ」
若井はちょくちょく気づいて不思議そうにしていた
3回目。もうすでにYouTubeとかではそれを繋げて曲よりもこの息継ぎのところをなんというのか期待している人が多いみたい。
「け」
そろそろ若井に気づかれそうなので4回目はふざけてるフリをしよう。
「てィッ」
4回目のテレビの帰宅後。若井から声をかけられた。
ねぇ、元貴~?
どんっという壁に体重をかけた音が部屋に響く。
やばい。ばれたかも。
ライラックのさ~最初の息継ぎのところ、たすけてになってたね?笑
どーゆーこと、かなぁ、?笑
笑顔で話しかけてくれてるが、この笑顔は怒ってる時の顔。
全て勘付かれた。
急上昇中の話題。そのランキングに”たすけて”“ライラック”がランクインしていた。それで気づいたのかもしれない。
僕が答えなかったから、若井は僕をベットに雑に投げて、手を縛られた。
今日は多分、せっ✖︎すではない。
若井は僕の横に座り、僕の首に手をかけた。
と思った。けど違うかった。
その時若井の手に力が入り、首を絞められた。
ぉ”っ”!?!?
そんなに俺のこと嫌いなの?笑
ちがぁっ”!!かひゅッ
じゃあどういうこと?説明しろよ。
はひゅ、ッかひゅッわかッしんじゃあッ”!!
ならしねよ。
ごめッ、らさぁッ”あ~っ””
これだけではなかった。
頬を叩かれたり、髪を引っ張られたり、蹴られたり、殴られたり。暴言もたくさんいわれた。
でもいつも終わったら撫でてくれたり、抱きしめてくれる。
謝ってはくれないけど。笑
僕は若井と涼ちゃんとバンドを続けたい。
若井を本心で嫌いなんて思ったことはない。
ギターがうまくて、気持ち良くさせてくれて、かっこいい若井が大好き。
だからこそ嫌えない。
嫌いたくても嫌えない。
僕の心の中で、”好き”と”嫌い”が混ざってわからなくなる。
僕の心を満たしてくれるのは若井だけだから。
屑な貴方を嫌えない。
いつかこの日々を涼ちゃんが、解決してくれると信じて。
整理がつかなくなった僕の心を救って欲しい。
いつもいろんなことを考えてしまう。
2人のこと。
若井のこと。
曲のこと。
ファンのこと。
病気のこと。
関係ないこと。
そんなのもう考えたくない。辛い。
泣いても、救ってはくれない。
若井。僕には貴方しかいない。
_堕ちてゆく深くへ。治らないLoneliness
~ ~ ~ ~
続きまだあるかも。