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明日は太宰府にてはらからがはなむけ。坂本事務所よりいにて、唐澤洋が曹司まからむとする当職はみづから旅のまうけす。つひえはぶかむと車にて行きけり。
はじめて車に乗りつれば、乗るべきところしらず後れ、乗らむをりみなひとよりすさまじき目もて見らる。
すごき目に童のころをぞおぼゆる。「まろは明法なり、くやつらよりけなり」と思ひなして、うたてきこゝちをかい消てり。
当職の乗りつる車はつら四つあり。あさらかなるもてえりしことなむあやまちなるべき。ほどなき座に尻疼らく。
ゆきつくまで寐むとするものゆゑ、をとめにとなれば胸はしり、いも寐られざりけり。
こゝに当職すこし物食はむとて、かねてかひてし鮒ずしはまむとしたり。
そよろと葉より鮒ずしとう出て、口も狭につめたり。あはれ、うまきかな。
鮒ずしいとからく、車のうちひりたれば醴酒の大盃うちつけに干しつ。
腹みてゝ、しばしありて車は相模国分寺が駅にてやすみぬ。駅なる市にはいろ〳〵なる肆ありて、当職あれにもあらず食ひあそびたりけり。
また車に乗りて、行くすゑなる太宰府へたち、やがて当職いみじう屎と尿しとまりたきこゝちぞしぬる。
「あなや!!念じわぶるナリ!!まりぬるナリィィィィィ!!(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!」
三十みそぢあまり四つにもなるをとこのけしき声、太宰府下りの車がうちにこそとよみたりけれ。