ハッピーハロウィン ♪
桃「まろ、はぴはろ〜」
先程まで黙って作業していたのに急に手を止めたかとおもいきや立ち上がってこちらに向かってきたと思えばこう言われる。
コイツ、こう見えて多忙を極めている社長なんだぜ。一応。
毎日のように2桁の案件の話は出ている、それに動画のチェックや収録動画のネタ出しや基本的なものの管理、リスナーのみんなを心配かけないようにxの更新もちまちまと。
そして何よりコイツは効率重視な重度な効率勢だ。
…それなのにコイツはただただ俺に「はぴはろ」というためだけに溜まりに溜まりまくったタスクをやる手を止めて言ってきた。
馬鹿なのか?こんな事を言ったってなにも得になったりやしない
桃「…まろって本当に考えること全部がおじさんだよね」
桃「もっと子供心持ったほうがいいよ? 子供組にいじられるよ?(笑)」
目を細めて随分と棘のある言葉を発さられる。
でもその内容は本当にそのとおり、俺の考えていることはまぁ…子供にそれを言ったら小さい子は泣いてしまうレベルで面白みもない、言っちゃえば古臭い考えな方なのは自覚している。…が、おじさんとまでは言う必要ないよな、泣いてまうわ。
青「あーあーうるせぇ」
青「菓子やるからとっとと仕事をせぇよ」
俺が“たまたま”持っていたチョコレート菓子を出すと彼は一瞬黙ってまたにこにこ笑顔に戻る。
その笑顔はいたずらっ子が浮かべる笑みで次に発さられる言葉はなんとなく見当がついた。
桃「まろってなんも興味ないですーっていう雰囲気出しまくってるけど案外そんなことないよね」
桃「意外と1番楽しんじゃってたり…?」
なんて言いながら綺麗にハロウィン使用に装飾された社内を見渡して最後に俺を見る。
仮装してるわけでもない、なにか見ただけでハロウィン楽しんじゃってるぜ、うぇいみたいな見た目をしているわけじゃない。
それなのに彼は静かにふふっ…って笑うから軽く睨むと俺の頬を掴んでむにーっとされる。
青「いひゃい」
桃「可愛いよ、まろ」
青「かわいいのはおまえやろ、ないこ」
桃「えー?照れるー」
思ってもなさそうに語尾を伸ばされてそう言われる。
すぐに離された頬はじんじんと痛む。
俺はその痛む頬ではなく彼の頬を優しくすりすりと触る。
桃「なに」
青「ん? お前俺で遊びすぎやから家に帰ったらお仕置きやなって」
桃「うわー、最悪。 今日はりうらん家泊まらせてもらおうかな」
青「そうしたら帰ってきた時に罰な。 なににしてやろうかな〜」
なんて言うと「最悪」って明らか不機嫌そうな顔をする。
その顔がとても可愛らしくて思わず抱きしめたくなったがここは一応人がたくさんいる場所ではあるからな。
飛びつきたい気持ちを抑え込んでまた目の前のタスクへと目をやる。
青「あ、せや。 お仕置きは家帰ったらいつもみたいなお仕置きちゃうからな、」
青「ハロウィンくらいえっちでもええやん」
そう言って彼がどんな顔したか直接確認せずにpcへ目を向ける。
当然、話しかけられたときに電源を落としてしまったpcは起動していない。
つまり真っ暗なpcには自分たちの姿が映るわけだ。
…まぁ、その後のことは今見ている君たちの想像に任せるよ。
青「ハッピーハロウィン、ないこたん(小声」
end
コメント
2件
ハロウィンはみんな投稿するよねっ🎶🎶 すとちゃの青桃さんも見れて幸せすぎる...ෆ ハッピーハロウィンって長く言うんじゃなくてはぴはろで済まそうとするのも桃さんらしくてらぶーっ🥹🫶🏻️💓 最高のハロウィンになったよーーっっ🎃👻💀