テラーノベル
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暴力要素、監禁要素あり
アメ日 (微妙にロシ日)
日 「ロシアさん…私さ……ストーカーされてるんです。」
そう、居酒屋でロシアさんに言った。
露 「……そうか。」
あなたはまるで僕かのように
一緒に考えてくれた。
露 「……なら、〇で△〇〇。△?〇△」
日 「……そうですよね!
わざわざありがとうございます。」
……貴方はあの時、
なんて言ってくれましたっけ。
…宝物を失ってしまいました。
私の台詞はよく覚えているのに。
何故でしょうか。
……ああ、まだちょっとした仕草や、
匂いは覚えていますよ。
あの少し酒っぽいというか…
でも、どこか安心感のあるような。
嗚呼。大好きです。
でも、もう終わりましたね。
最後に、「ごめんなさい」の一言を
言いたかったです。
名残しかありません。
もう一度逢いたいです。
あの最後の「また会おう」という台詞が、
こんな場面で起こる。
とは検討もつきませんでした。
……嗚呼。このような場面で、貴方は
どう言ってくれたでしょうか。
……血塗れになってまた会うとは。
…私が殺した。
いえ。正しく言うと、殺させた。
…なぜ、私にこんな
残酷なことをさせるのでしょう。
私が、彼を頼ってしまったから。ストーカーの影に怯え、あろうことか彼に助けを求めてしまったせいで。
これなら、ここに来ない方が良かった。
知りたくなかった。
私は、車のないガレージの
中にふたりぼっちだ。
正しくは、ひとりぼっちでしょうか。
あの非通知電話に出なければ良かったんです
否、ここにいなくても、
貴方は亡くなっていたでしょう。
私が現実から逃げているだけです。
嗚呼、私はなんで、否、私が死にたかった。
何故ですか。貴方が死んで、私が生きる。
…そう思い、血塗れの貴方の手を触る。
………これからどうしましょうか。
ロシアさん。私も追いましょうか?
いや、迷惑ですか。そうですよね。
ガチャンッ!!ドガガガガガ!!
日 「…ッひッ!!」
目の前のガレージの扉がゆっくりと開く。
下から徐々に光が満ちる。
終わりだ。これを見られたら終わりだ。
私が殺したように見られる。
いえ、私が殺したのでしょうか?
そんなことを思ううちに、ガレージの扉が
半分くらいまで開く。
扉の奥には、人影がある。
革靴。黒いジーンズ。足は長い。
……誰だっていい。どうでもいい。
私は終わりです。
……ロシアさん。本当にサヨナラでしょうか
ずっとこのままなら良かったです。
ガガガガガ…ドガンッ!
ガレージが開ききったようだ。
目線をロシアさんから、ガレージの外に移す
日 「…アメ…リカ、さん?」
…もう一人、頼れる人もいましたね。
アメリカさん。
でも、僕と関わると、
ロシアさんみたいになっちゃいますよ。
もう、人を殺したくない。関わりたくない。
米 「…ジャパン!!
こんな所で何してるんだ。
俺ん家の敷地だぞ…?」
そう、アメリカは苦し紛れに笑う。
暖かい目で。
……こんなでも、笑ってくれるんですね。
日 「…ごめんなさい。」
でも、アメリカさんは、スっと真顔になる。
米 「…なんてな…ははッ。」
アメリカさんは不吉に笑う。
米 「…俺からのサプライズはどうだ?
心から受け取ってくれたか?」
…サプライズ?何ですか。
なんもサプライズの状況下ではないですよ。
こんな血みどろな場面でサプライズだなんてもしかして、 ロシアさん
なんて言わないですよね。ねえ…?
アメリカさんは革底の音をコツコツと出しながら、愉快そうに、私に近づいてくる。
米 「…ふふっ、俺をそんな見つめて、
顔になんかついてるか?」
日 「…ロシアさん。殺しましたか。」
こう聞くだけで辛い。
米 「…あんまり嬉しくなさそうだな。
そりゃそうか」
………図星、でした…か。違って欲しかった
米 「…なあ? ジャパンがこんな野郎を頼ったから悪いんだ。初めから、
俺の事だけを見て、俺にだけ相談して、
俺の為に尽くしてくれれば良かったんだ。」
「分かるか?お前が殺した。」
………あ……ぁ……私のせいだ。
やっぱり全部私のせい。
アメリカさんは、私の目を鋭く見下す。
米 「……でもな、俺は許してやる。
こんなの許してくれるの、俺だけだ。
大丈夫。俺が代わりになって守ってやる。
何時だって相談に乗るさ。大丈夫。」
アメリカさんは、私の手を優しく包む。
…まだ、ロシアさんの
返り血が酷く 残っている。
狂ってる…狂ってる……でも。
でも……私は、この人がいなかったら……
でも……でも……でも…………
……負けません。私だけで生きていきます。
ロシアさんがいなくても、私だけで……
日 「…………結構です。
私だけで解決します……だから、出ていってください。というか、出ていきます…」
……言ってしまった。
ロシアさん、…ねえ……やっぱり怖い…
アメリカさんはピタリを動きを止め、
スっと真顔になる。
そして、私の手を骨が軋む程の力で
ギリィっっ!と握る。
日 「……っッ !!ぁああ痛いっ!、
あ、アメリカさん…ッ!! 」
急な痛みに顔が歪む。泣き叫びそうだ。
アメリカさんは私の苦しむ姿を見ても、
まだ辞めない。彼のその冷たい瞳は、
先程の私を安心させる目とは思えない。
米 「……出ていく…なるほどな。
お前は自分の立場を弁えろ。
またストーカーとか何とか言って、
誰かに泣き付くんだろ。
誰がこの死体生んだかよく考えろ。」
冷酷にあなたは言う。
日 「…ッち、ちがッ!わ、私はただっ! 」
米 「何が違うんだ。
これ以上死体を増やしたいか?
俺に懐けば解決するさ。いとも簡単に。」
アメリカさんは握る力を強める。
日 「いッッ!! やめてっ!。 」
逃げたい。帰りたい。あの日々に戻りたい
…いつの間にか、
ガレージの扉が閉まっていた
米 「…まだ抵抗するのか?扉も閉まった。俺はまだ半分しか力入れてないぞ?
なあ、無駄だ。 早くひれ伏せ」
ロシアさん!!ロシアさん助けてっ!!
……あ…ぁ…貴方は……もう……
日 「……っっ!!!ひぐっッッあああ!! 」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい
助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて
きっと、私は傍から見るととても醜い顔を
しているでしょう。
米 「なあ。簡単だ。
『ごめんなさい』て言うだけだ。」
日 「っぅごめんなさい!!!ごめんなさいごめんなさいっごめんなさい!!! 」
自分の意思とは真反対の言葉が出てしまった
けれども、あなたは力を弱めない。
寧ろ強める。
米 「……で、俺にひれ伏すのか?」
日 「…っっはいっっ!!!はい!っはい……はい…はいっ!!、」
米 「聞こえない。」
あなたは冷酷だ。
早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く早く!!!!!!折れる折れる折れる折れる折れる早く!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!
ミシミシ……ッ……
嫌な音が骨から脳に直接響く。
日 「あああああああああッひっいやあああ!!!やめて!!お願いしますお願いします!!何でもしますなんでもしますから!!!折れる!折れちゃいますからああアアアアあッ!!!」
あなたは微笑む。でも、瞳はまだ冷たい。
力は弱まらない。終わりだ。
……バキッ!!!ベキィ………!!
日 「あああああああああアアアアアアアアッああ!!…ひぃッ!!!ぐっあぁぁぁ……」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
泣き叫びのたうち回る私を、アメリカさんは
助けるどころか、ゴミを見るかのような目で
見下ろしてくる。
アメリカさんは、手をハンカチで拭い、
私を背にガレージを**ガガガガ…**と開ける。
米 「痛いよな。でも、この死体はお前の相談を乗っただけでお前以上の苦しみを味わったんだぞ。またいつか来る。
その時には俺を満足させてくれ。
また変なこと言ったらわかってるよな?」
そうアメリカさんは冷たく言い放つ。
日 「まっ…っまって…まってください…
いかないで…いかないでっ…ぁ…ぁ…」
アメリカさんは振り返らなかった。
でも。少し微笑んでいるようにも見える。
**ガチャァァァアン!!**と、重いシャッターが
れた。
…カチリ。
おかえりなさい。なんだか、鬱っぽいお話
しか書けませんね。でもかなり自分好みで
自分にとっては上出来です。
さて、これで多分完結です。
楽しんで頂けたら幸いです。
それではまた。
コメント
1件
不穏系アメ日って良いですよね。私大好きなんです。