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マホロア目線。
マルクというすごーい魔法使いと会った。
虐められたボクを助けてくれた。
「オレが気に食わなかったから」
と言ってたけど、
ボクにとっては恩人だった。
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お母サマとお父サマが
魔族として殺された日から
ボクの人生はどん底に落ちた。
どん底に落ちたはずだった。
マルクと出会うまでは。
マルクは親は要らないという我儘に
付き合ってくれた。
マルクが求めていた
許可証を見せた時の笑顔が、
本を探す時の真剣な顔が、
ボクにとっては何だか新鮮だった。
そこから人生を引っ張り出してくれたのも
マルクだった。
どん底な人生がまた輝き出したのだ。
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マルクはボクを何度も助けてくれた。
金目当ても
殺されそうな時も
連れていかれそうな時だって。
マルクはささっと助けてくれた。
怖かったけどマルクが居てくれたおかげで
安心できた。
だがマルクはそのことを覚えていなかった。
「そんなことあったか?」
と毎回言う。
それがボクにとっては何事よりも
辛かった。
だが、違った。
マルクは覚えていないのではなく、
覚えていなくてもいいから
覚えてないだけだった。
ボクを守る事なんて
彼にとってはいつも通りで、
特別なことではない。
ボクを守る事は彼の枷ですらなかった。
それを知った時、
迷惑かけずに済んだと考えた。
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マルクの元が心地よくてよくそこにいた。
暖かくて、寂しさも吹っ飛んで、
なんだかんだ優しくしてくれる場所。
少し困りつつも笑ってくれて
魔術や魔法の話を楽しそうに話してくれた。
マルクが羽で撫でてくれるのが
大好きだった。
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ボクの魔力量が少なくても
マルクは魔術について教えてくれた。
いつかブラックホールを作るのが夢だった。
マルクが開発した、世界初の
魔術型ブラックホールを。
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一緒に寝て、
一緒に食べて、
一緒に研究して。
そうしているうちに
ボクはマルクへ恋をしていた。
自らマルクへの大好きに名前をつけた。
マルクの全てが好きとは言えない。
まだ知らない彼が居るかもしれないから。
でも、それでもボクは
マルクが大好きで、恋をしている。
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マルクとある理由で離れることにした。
独り立ちは少し辛かったけれど、
彼のために頑張れた。
ハルカンドラ。
ボクの先祖の星。
ボクはハルカンドラへ行った。
研究して、マルクと並ぶ魔術師になるため。
マルクの為に頑張らないと。
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コメント
3件
うへへ~今度はマホロア目線か?可愛すぎる!