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また、涼暮月の夜に ▹▸ rtgt
※キスのみ
🎊Happybirthday 🥷🎉
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『それでさぁ〜』
「うん」
現在6月5日の23時37分。
『急でごめんなんやけど声聞きたくって。その一心で掛けたもんやから外で申し訳ないけど大丈夫?』
と恋人に誘われ、電話をしている。テレビは付けず、ただ俺の声と彼の声が部屋に響く。
『聞いてる?ガッチさん』
「聞いてる聞いてる」
『その言い方がダメやって』
「えぇ…〜、」
2人で話すのは随分久しぶりで気分が上がりすぎていたのかもしれない。
『まぁガッチさんお酒も飲んでたみたいやし…』
「バレてら」
『話し方でわかるわ。はよねんねしーや』
「分かってるよぉ。夜更かしはしませーん」
『んじゃぁ、お疲れさん』
「またね〜」
と、電話が終わったはいいものの。
日付が変わる直前で切ることある!?もしかしてレトさん忘れてる、?明日が俺の誕生日ってこと、!!
「って、」
そんな勝手に期待することじゃないよな…
覚えていなくたってそれはそれで仕方ないこと。祝ってくれなかったと彼を怒るのも違う。そのためモヤモヤとしたままリビングのソファになだれ込む。
「今年もお祝いイラストとか上がんのかね〜」
そう呑気に言葉をこぼす。モヤモヤを忘れる為に。
「あー、あと1分…あと30秒、」
チクタクと時を刻む音が部屋に響く。0時丁度に祝われたいだなんて思う程幼稚ではないが…暇なもんは暇なんだ。仕方あるまい。
「あ、なっ_」
ピンポーン
0時を回り、日付が変わった瞬間家のインターホンが鳴った。こんな真夜中になんの用だと確認しに行く。とはいえ0時ぴったりにインターホンを押しに来るだなんて…俺にストーカーでもいるのだろうか。まぁそんなものいるわけがないと思うが。
そんなことを呑気に考えながらドアスコープを覗く。
「えっ」
「ガッチさん?」
「ぁ、っちょっとまっ、待ってね」
ドアスコープの向こうにはここに居るはずがない、先程まで通話をしていた彼が玄関前に立っていた。
「誕生日おめでと。ガッチさん」
「な、なんで…」
「え、いや。今日誕生日やろ」
「そ、そうだけどさ、」
「1番最初に伝えたかったし…あと普通に顔みたかったんよ。直接伝えたかったのもある」
ドアを開けるとすぐに言われた言葉は先程まで欲していたような言葉で恥ずかしくなって固まってしまう。珍しく触れた彼の優しさと甘えに不意にも心がきゅっとなる。
いっつもかっこいいくせに可愛いのは反則じゃんかぁ…
「そ、れ、と…えっとどこやったかな」
「…?」
バッグの中を探って独り言を零している彼をじっと見つめる。
「あった。はいこれ」
「……なにこれ」
「何って誕プレや」
「え、っえぇっ…」
「驚きすぎやろ。可愛ええな」
「っ!」
『可愛い』という男にとってはあまり嬉しくない言葉を言われ逆に恥ずかしくなってしまった。その反応を見てなのか軽く彼は笑っていた。
「あとこれ。甘ったるかったら食べんかなって思ってコンビニのレモンチーズケーキ」
「お、おぉ…でも1つしか…」
「急に来たもんやから泊まる訳にも行かんやろ?明日俺も予定あるから言って渡しに来ただけやし」
「え、」
また会えなくなる期間に入るのだと寂しくなってしまう。
「そんな顔せんでもちゃんと会いに来るよ」
優しい声でそう言われて、分かりやすく顔に出てしまっていたのだと分かり、また恥ずかしくなる。恥ずかしさで貰ったものたちで顔を隠す。
「あ、もー…可愛い顔見せてぇな」
「や、やだよ…可愛くなんてないし…恥ずかしい、」
「恥ずかしがっとるんも可愛ええ」
「可愛い可愛いうるせぇよ!」
ついに耐えきれなくなり、深夜真っ只中だと言うのに大声を出してしまったと思えば直ぐにその口が塞がれた。
「_…!?」
「やっと静かになったな」
「っ〜!!!な、っ…ばかぁっ!」
気付いたのは塞いできたものが手ではないことだと分かった時だった。塞いできたものは彼の口で。マスクを付けているのがデフォだが身バレ対策のためか逆に今はマスクを付けていないことからすぐに行動できたのだとわかる。
「馬鹿でなんやの。ちょっと揶揄っただけやん」
「揶揄うの良くないに決まってるじゃんか!」
「ほら、もう夜で冷えるんやからさっさと部屋入り。また今度な」
「……うん、」
たった今君のせいで身体熱くなったんだけどな。
と言ってやりたがったがその言葉を飲み込んで彼が帰っていくのを見送った。
「…はぁ、」
部屋に入って15分。さっきの2人だけの時間の余韻が消えてくれない。そこまで俺は寂しがり屋だったのかと恥ずかしさがまた増してくる。
「あ、プレゼント…」
綺麗に包まれたものを恐る恐る開けて中を見てみる。その中には_
「香水、?」
あまり付けない香水がプレゼントになっていて余計分からなくなったがその中に一緒に入っていた手紙を読む。
『俺とお揃いの香水。ちゃんと新品やから安心してな。良かったら使って。
来年も祝いに来るからお利口さんにしとってな。
レトルト』
「……」
嬉しすぎて言葉が出ない。手紙も勿論だが、お揃いの香水にわざわざ遠いところから俺の家まで来て直接祝ってくれたこと。それに、キスもお見舞されたこと。
思い出すだけで頭がパンクしそうだ。
「レモンチーズケーキ…」
思い出して冷やすために冷蔵庫に入れたことを思い出す。折角なら2人で話しながら食べたかったがそれもそうはいかずただ幸せな時間を思い出しながらケーキを口に運ぶ。口の中に広がる爽やかで軽く甘い味。まるで彼のような味でなんでそんなことを考えてしまうのかと恥ずかしくなる。今日は恥ずかしくなってばかりだ。
「…ばかやろう」
時刻はとっくに1を指していて寝なければいけないことがわかる。
「……寝れるわけねーし」
顔の熱が引かないことも、酔いが覚めてしまったことも、永遠に残る唇の感覚も。
それはきっと、君のせい。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
これは本当に短期間で作ったド下手くそな小説。儚さというか余韻重視で書きました。
初めての🦀🥷なのでお手柔らかにお願いします…
🦀右一切あげてないですね。書く気力が出てこないというか…なんというか…👉👈
案はあるのにね!!!!!😊
涼暮月とは6月の異名です。
初期案 ⬇
🥷の誕生日。
日付変わる直前まで普通に通話してる🦀。
「じゃ、お疲れ〜」 って切ろうとした瞬間、
ピンポーン。
出たら🦀立ってる。
「誕生日おめでと。直接言った方がいいと思って」
ケーキとかじゃなく、コンビニの袋片手に来てるリアル感。
でも帰る気なくて、そのまま泊まり。
🥷がぼそっと 「……ずる」「嬉しいの、分かってやってるだろ」
「…寝れるわけねぇし」
それはきっと君のせい。
ズレすぎだ。あと久しぶりに載せた初期案ですね🤔