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楓さんがいなくなってから、結愛さんたちも私も一言も発さず微動だにしない。
「最初からすべて……嘘だったんですか…?」
「…当然でしょ。楓様の言葉のとおりよ。」
「…違う……。」
「…何が違うの…?楓様に命令されたから近づいた。友達のフリをした。それだけのこと。」
「私は…そんなの違うって信じています。」
「…夢見たこと言ったって無駄よ。すべて…作り物だったんだから。」
「私はまだ…結愛さんとあずささんの本心を聞いてません。命令されていて私と接していたことも…全て作り物だったということが本当だとしても……それでも私は2人の本心を聞くまでは絶対に信じない。だって……大切な友達だから。一緒に過ごした時間が全て嘘だっただなんて…そんなの信じたくないです。」
「そうやって、いい人でいると傷つけなくていいものまで傷つける。大切だと思うものを守れる世界で生きてな。早いうちに手を引いたほうがいい。それに私は…あんたを友達なんて思ったことは1度も無い。全部命令だから、リップサービスとして付き合っていただけ。これが私の本心。分かったら消えな。」
「そっか……本当に…そう…思われていたんだ……。今まで迷惑かけてごめんなさい。ありがとうございました。」
私のせいでまた誰かを傷つけてしまう。
私は…この世界にも居場所がなくなってしまうの…?この世界を…皆との生活を失ったら…私はどこにいけばいいの……?