俺が何を言っても兄達は反応しなかった
オレが戸惑っていると、とあるあの人を呼んだ
「とうや、おいで」
はやとがそう言うととうやが入ってきた
「え、、?とうや、、?」
俺はさらに困惑した、俺は殴られるのかと思った
この回想の前に俺が話したのは夢だったのかもしれない
けど今は。その回想の方がマシだったのかもしれない。
「ねぇ、みなとお兄ちゃん」
とうやが話しかけて来た
「な、何」
「なんでみなとお兄ちゃんを今拘束してるのか、わかる?」
「知らんよ、なんや、」
「みなとお兄ちゃんが欲しかったの」
「、、、、、、、、、は?」
「ずーっとはるにいちゃんとはやとにいちゃんは僕とみなとお兄ちゃんを離してきた、でしょ?」
「まぁ、会った事はほとんどない、、けど」
「でもね、写真で見た時から本当に大好きだったんだよ
「受験のご褒美がみなとお兄ちゃんって聞いたから頑張ったんだよ」
「なんで、俺なんかを、、?」
「、、、、、、、、」
とうやはそれ以上話さなかった
「とうや、もう戻りなさい、あとは私たちがします」
「わかった。みなとお兄ちゃんに何かしたら許さないから」
「わかってますよ」
とうやが兄2人を睨みながら部屋から出て行った。
「、、、さて、みなと」
「、、、、何、今更」
「、、、、、、、、、、グスッ」
「は?!何泣いてるんはる!」
「ごめっんみなとグスッ
「ほんとはっグスッみなとがっグスッ大好きでぇっ」
「はる、落ち着いて下さい」
「えぇ…?何やこれ…」
「……みなと、久しぶりにとうやを見た気持ちはどうですか?」
「別に……」
「………実はみなとととうやを会わせないようにしたのはお母さんなの」
「………は?、え?母さんってほぼ家にいないはずじゃ」
「みなとが家に居ない時、お母様は何回か来ていたんです」
「その度に「とうやとみなとは会わせてないよな?」って聞かれてた」
「んで今日は来たんか…、?」
「……はい。もちろん。」
「……じゃあ、俺を固定しろって言ったのも?」
「お母さんだよ」
「………俺、殴られるとか…?」
「お母様はそう言ってました。が。」
その時。扉が開いた
「僕がみなとお兄ちゃん守る!!!!!!!」
「………は?」
「そうですね。みなとは私達の宝です」
「絶っっっ対に殴らせたりなんかしない!」
「もちろん、悪い虫も付かせない。ね?はやと兄ちゃんとはる兄ちゃん」
「ちょっ、まっ、ま、守るんやったらなんで固定を……」
「……?みなと、何を言っているんですか?悪い虫が付かないようにする為ですよ?」
「悪い、虫…?」
「わかんないの?みなと。…黛君と三枝君の事だよ」
「…………は?まゆとあきなはっ___!」
「あーあ。こんなにあの2人に囚われるなら、最初から固定しておけばよかった」
「あ、みなと。もうスマホとか三枝さん達と連絡が取れる物は全て没収しました」
「ぃやっ……!まっ…!」
ガチャン!!(みなとの手を固定していた手錠が前に動いた事により音を立てる)
「……ふふふ。みなとお兄ちゃん。これからは僕達がお兄ちゃんを守るからね…♡」
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